目次
- かぶを煮物に調理するときは茎を少し残して葉を切り落とす
- フォークや竹串で茎元に入り込んでいる土をかき出す
- ひげ根のある下から茎に向けて縦に皮をむく
- ※1※2出典:文部科学省 https://fooddb.mext.go.jp/
- ※3出典:一般財団法人 日本educe食育総合研究所「生のまま・皮つきでもおいしい♪「かぶ」を食べよう!」 https://www.educe-shokuiku.jp/news/food/kabu-201910/
1. かぶは皮をむく方がいい?

かぶを調理に使うとき、皮をむくか、むかないのか、どちらが正しいのかわからないという人もいるだろう。最初にかぶの皮をむく理由を解説する。
かぶの皮をむく理由
かぶの皮をむく理由のひとつが、食感をよくするためだ。かぶは皮の下にかたい繊維があり、それを残して調理すると舌ざわりが悪くなる。煮物のようにやわらかな食感を楽しみたいときや、出汁の味をしみ込ませたいときは、皮をむくべきだろう。皮を厚めにむき、繊維を取り除けば食感がよくなる。
かぶの皮はむかなくてもOK
先述したように食感をよくするため、皮はむくことが多いが、普通サイズのかぶの皮は薄いのでむかなくてもOK。栄養面では皮ありと皮なしでは違いがあるのだろうか。
100gあたりの皮つきかぶに含まれる栄養(※1)
たんぱく質:0.7g
糖質:3.1g
カリウム:280mg
カルシウム:24mg
葉酸:48μg
ビタミンC:19mg
100gあたりの皮なしかぶに含まれる栄養(※2)
たんぱく質:0.6g
糖質:3.4g
カリウム:250mg
カルシウム:24mg
葉酸:49μg
ビタミンC:18mg
かぶは皮なしより皮ありの方が若干栄養価が高いことがわかるだろう。
ぬか漬けや漬物のかぶの皮はどうする?
かぶをぬか漬けや漬物にして食べるという人もいるだろう。先述したようにやわらかな食感を楽しみたいときは、皮はむいた方がよい。逆にコリコリとしたかための食感を楽しみたいときは、むかなくてよい。
聖護院の皮はむいた方がいい
聖護院のような大きなかぶは繊維が多いため、厚めにむいて千枚漬けで食べるのにおすすめだ。
2. かぶの皮むき方法

ここでは基本的なかぶの皮のむき方を紹介する。
基本のかぶの皮のむき方
皮の近くは繊維がややかたいため厚めにむくことがポイントだ。土が落としにくいときは水に放すと汚れが落としやすくなる。
もものすけの皮のむき方
もものすけというかぶは表皮が赤く、果肉が桃のように薄いピンク色だ。また、生のままで食べられるのが特徴のひとつ。さらに、表皮が手でむけるのも特徴だ。
3. かぶの皮の活用方法

かぶの皮を使う料理をいくつか紹介しよう。むいたかぶの皮は細切りにして炒め、きんぴらのような煮物として食べるのにおすすめだ。冷めても美味しく、副菜としてはもちろん、お弁当のおかずにピッタリの一品。かぶの皮を活用するレシピのひとつが、ナムルだ。かぶの葉も一緒に調理すると歯ごたえを楽しめ、箸休めにピッタリの一品。
4. かぶを皮ごと利用する料理

最後にかぶを皮ごと使う料理をいくつか紹介しよう。かぶを皮ごと使う料理のひとつがスープだ。葉も一緒に調理すると具だくさんで食感を楽しめるのが嬉しいポイント。そのほかのおすすめ料理は、ホットサラダだ。かぶは皮ごと焼くと甘みが増すのが魅力のひとつ。ドレッシングに、かぶをすりおろして加えると、みずみずしい甘みを堪能できるだろう。かぶは皮をむくと栄養成分が流出するうえ、煮くずれしやすいため、なるべく皮付きで調理するのがおすすめだ(※3)。
結論
かぶの皮はむいた方がいいのか、むかない方がいいのか、理解してもらえただろうか。先述したように、やわらかな食感を楽しみたいなら皮をむき、かための食感が好みの人やより栄養を摂取したい人は皮をむかずに調理すべきだろう。
(参考文献)