- 保存する前に洗わない:水分に弱いため傷む原因になる
- 保存環境:適温が13~16℃で風通しがよく日光のあたらない冷暗所で保管するのがよい。
1. さつまいもが腐るとこうなる
さつまいもを長期保存した場合腐ってしまうことがある。しかし、腐っているかどうか判断ができず困った経験はないだろうか。ここではさつまいもが腐っているかどうかの見分け方を解説していこう。
見た目や触感
さつまいもが腐った場合は、カビが生えたり黒く変色したりする場合がある。カビは一部であれば取り除いて食べられるが、全体に黒カビや青カビが発生した場合は食べずに廃棄しよう。また、表面がしわしわになり触ると柔らかい状態の場合も腐っている可能性がある。
においの変化
さつまいもが腐った場合は、見た目や触感だけでなくにおいも変化してくる。酸味のあるにおいやカビ臭いにおいなどがしたら腐っている可能性がある。見た目や触感と合わせて確認して食べないように気を付けよう。
2. さつまいもが腐る原因
さつまいもが腐ると見た目やにおいなどに変化がでることが分かった。そこで今度は、さつまいもが腐る原因を見ていこう。
保存の仕方
さつまいもを腐らせないためには、保存方法が重要である。さつまいもを保存するときのポイントは以下の通りだ。
20℃の場所で保存すると発芽してしまうので、夏場など熱い時期は1本ずつ新聞紙にくるみ、ビニール袋に入れ冷蔵庫の野菜室で保存するのがおすすめ。
3. さつまいもは腐ると食べられない?
さつまいもを腐らせない保存方法が分かったところで、今度は食べれる状態かそうでないかの判断方法を解説していこう。
判断の方法
黒く変色しているさつまいもは腐っている可能性があるが、そうでない場合もある。4~5℃の冷蔵庫で保管した場合は低温障害により、切り口が黒く変色する場合がある。この場合、味は落ちるが食べても問題ない。また、さつまいもに含まれているヤラピンと呼ばれる成分は、酸化すると黒く変色する場合がある。それが表面にしみ出て固まる場合があるのだ。さつまいもを切ったときに出てくる白い液体が「ヤラピン」だ。新鮮な証拠であるため食べても問題はない。そのほか、加熱したときに変色する場合もある。さつまいもに含まれるポリフェノールの一種であるクロロゲン酸はアルカリ性のものに反応するため、てんぷら粉や重曹に反応して緑色に変色する場合があるのだ。このような場合は食べても問題はないが、上記で紹介した、見た目・触感・においなども合わせて確認することで、より安全に食べることができるだろう。(※1)
結論
さつまいもが腐った場合は、カビが生えたり黒く変色したりする場合がある。また、柔らかくなったりカビ臭いにおいがしたりする。しかし、黒く変色する原因にはさつまいもに含まれるヤラピンや低温障害などが影響する場合もある。腐っているかの判断は触感やにおいと合わせて確認するとより安全に食べられるだろう。この記事を参考にさつまいもを食べる際の参考にしてみてはいかがだろうか。