1. 銀むつはどんな魚?メロとの違いとは
銀むつは、どのような魚なのだろうか?また、銀むつとメロは違う魚なのかチェックしてみよう。
銀むつはメロと同じ魚
銀むつとメロはよく似ている魚だ。実は、銀むつとメロは同じ魚のことで、メロとは銀むつの別名になる。最近では、銀むつとは違い、マジェランアイナメという名称で販売もされているのだ。もともとチリでは、銀むつのことをメロと呼んでいることから、日本でもメロと呼ばれるようになった。また、2003年にはJAS法が改正され、市場でも銀むつではなくメロとして流通するようになったのだ。
銀むつの特徴
銀むつは、網目状の銀色の鱗が特徴的な大型の深海魚だ。スズキ目ノトテニア科マジェランアイナメ属の白身魚だ。銀むつは脂ののった白身魚で高級魚として知られている。
銀むつの旬の時期や産地
銀むつは大きさによって旬が異なる。幼魚の銀むつは6月に旬を迎える。銀むつは成魚になり大きくなるほど高級魚として重宝され、脂がのって美味しいといわれている。銀むつの主な産地はアルゼンチンやチリなどの南米で、日本には生息していない。深海魚である銀むつは水深50m~3㎞に生息している。
2. 銀むつの値段の目安
銀むつは高級魚として取引されているが、決して漁獲量が少ないのが理由ではない。南米が産地の銀むつを日本が買い付ける際に、ほかの国との買い付け競争に負けているため、輸入量が少なくなり、値段が高くなってしまうのだ。だいたい通販では銀むつの切り身100gが500~1000円で取引されている。また、スーパーなどではメロカマと呼ばれる銀むつのカマの部分が販売されていることがあるが、これは比較的安価で購入することができる。
3. 銀むつの美味しい食べ方
銀むつは焼いたり煮付けたりといろいろな食べ方が楽しめる。銀むつの美味しい食べ方をいくつか紹介しよう。
銀むつの煮付け
じっくり時間をかけて作る銀むつの煮付けは、上品な味わいが楽しめる。生姜とともに煮込むことで、生臭さも消え食欲をそそる味わいに仕上がる。
銀むつの西京焼き
銀むつの西京焼きは、銀むつを白味噌や醤油などの調味料で漬け込んで焼いたものだ。濃い目の味付けなので、魚が苦手な人でも食べやすい。銀むつの西京焼きを作る際は、前日から調味料に漬け込んでおくと、味がしっかりしみ込んで美味しく仕上がる。
銀むつの照り焼き
濃厚な味付けで、大人から子どもまで食べやすいのが銀むつの照り焼きだ。照り焼きは、事前に調味料に漬け込んで置く必要がないので、短時間で作ることができる。甘辛い味付けは、ごはんが進む最高のおかずになるだろう。
4. 銀むつのおすすめ通販商品
通販では、高級な銀むつをお手頃価格で販売している場合もある。おすすめの銀むつの通販商品を紹介しよう。
・銀むつの西京漬け
銀むつの切り身をすでに西京漬けにして冷凍で販売している。すでにしっかり味付けがされているので、そのまま焼くだけで西京焼きを楽しむことができる。
・銀むつの切り落とし
銀むつの切り落としは通販で比較的安く手に入る。味付けがされていないので、いろいろな食べ方で銀むつを楽しむことができる。
・メロカマ肉
銀むつのカマの部分は安く銀むつの味わいを楽しみたい人におすすめの部位だ。カマの部分は海外では食べられない部位なので、安く日本に入ってくる。
結論
銀ムツは、輸入量が少なく高級魚として知られているが、脂ののった白身が美味だ。メロとも呼ばれ、メロカマと呼ばれる銀むつのカマの部分は比較的安く手に入りやすい。銀ムツは西京焼きにしたり煮付けにしたりといろいろな食べ方が楽しめる。スーパーや通販で銀むつを見つけたら、ぜひその上品な味わいを味わってみてもらいたい。