目次
1. カワハギの旬は秋冬

一年を通して美味しく食べれるカワハギだが、身の旬と肝の旬があるのをご存じだろうか。ここでは、カワハギの中でも肝の旬について解説していこう。
肝が大きく美味
カワハギの肝の旬の時期は11~2月ごろで、海のフォアグラと呼ばれるほど美味しいといわれている。カワハギは産卵を終えると栄養を蓄える時期に入る。栄養を蓄えることで肝が大きくなり脂がのって美味しくなるのだ。脂がのったカワハギの肝は濃厚で美味しく、トロトロでクセもなく食べやすい。裏ごしした肝を醤油に溶かして肝醤油を作り、身につけて食べるのがとくにおすすめ。プリプリとしたカワハギの身と、濃厚な味わいの肝醤油の組み合わせが最高な一品だ。刺身好きな人はぜひ試してみてほしい。内臓だからといって捨ててしまわずに、自宅でさばいた際は新鮮なものであれば、必ず肝を取っておいてしっかり味わおう。
2. カワハギの旬は夏

カワハギの肝の旬の時期が分かったところで、今度はカワハギの身の旬の時期について解説していこう。
白身が絶品
カワハギはふぐの仲間としても知られており、ふぐの代用として使われることがある。カワハギは5~8月頃に産卵期を迎え、産卵が終わると体力を戻すために栄養をたくさん摂るので脂がのって美味しくなるといわれている。そのため、身は夏から初秋にかけてが旬の時期になるのだ。しかし、カワハギの身は多少のばらつきはあるが通年美味しく食べられるので、新鮮なものなら1年中刺身で食べられる。シンプルな白身でありながら歯ごたえもあり、プリプリの身が楽しめるだろう。刺身として食べるのはもちろん、さまざまな料理にアレンジするのもおすすめだ。
3. カワハギの旬と食べ方

カワハギの身の旬の時期が分かったところで今度は、旬の時期の美味しい食べ方を紹介しよう。
刺し身
カワハギは刺身で食べるのが1番美味しいといわれている。新鮮であれば通年美味しく食べられるが、とくに旬の時期は脂がのっているため、より美味しく食べられるだろう。また、肝の旬の時期なら、肝を醤油に溶かして肝醤油を作って食べるとなんともいえぬ味わいを楽しむことができる。お酒に合うのでぜひためしてほしい。
唐揚げや煮付け
カワハギの身はあっさりとしておりクセがないため、唐揚げや煮付けなどの料理に向いている。どちらもカワハギのふっくらした身の味わいを楽しめるのでおすすめだ。唐揚げにする場合には、火を通しすぎないように注意しよう。煮付けでは煮崩れないように弱火で煮ていくのがポイントだ。カワハギはいろいろな食べ方ができるので、ぜひ好みの食べ方を見つけてみよう。
結論
カワハギには肝と身で2回の旬がある。肝の旬は産卵を終えて栄養をたっぷり蓄え肝が大きくなる11~2月頃だ。身の旬は産卵を終えてすぐに栄養をたくさん蓄える、夏から初秋にかけてだ。通年美味しく食べれるカワハギだが、旬の時期の肝は海のフォアグラといわれるほど美味しいのでぜひ味わってみてほしい。この記事を読んで、カワハギを食べる際の参考にしてみてはいかがだろうか。