1. さつまいもの冷凍保存方法と保存期間
さつまいもはさまざまな状態で冷凍保存することが可能だ。それぞれの状態のさつまいもの正しい冷凍方法と保存期間を紹介しよう。
生のさつまいもを冷凍する方法
生のさつまいもを冷凍する際は、アク抜きを行ってから冷凍する。まずさつまいもを使いやすい大きさにスライスして、水にさらしてアク抜きをしよう。あとは、水気を切って一つずつラップに包んで保存袋に入れて冷凍庫に入れる。保存期間は2~3週間程度だ。
茹でたさつまいもを冷凍する方法
茹でたり蒸したりしたさつまいもは、水気を切ってからラップに包み保存袋に入れれば、2~3週間程度保存が可能だ。
焼き芋にして冷凍する方法
焼き芋も茹でたさつまいも同様に冷凍保存が可能だ。保存期間は2~3週間程度になる。焼き芋の冷凍は、アイスを乗せてデザートに活用するのもおすすめだ。
マッシュにして冷凍する方法
さつまいもをマッシュし、ペースト状で冷凍すると、スープや離乳食に活用しやすい。茹でてマッシュしたさつまいもは、粗熱を取ってから保存袋にして平らにし、空気を抜いてから冷凍庫に入れよう。保存期間は2~3週間になる。
さつまいもの甘煮を冷凍する方法
さつまいもは煮物にしてから冷凍することで、作り置きやお弁当のおかずとして重宝する。冷凍方法は、汁気を切ってから保存容器や保存袋に入れて冷凍する。保存期間は3週間ほど。
2. 離乳食のさつまいもも冷凍が便利
さつまいもは冷凍しておくと、離乳食として便利だ。ペースト状はもちろん、スティックやおやきにしておくと、おやつとしても活用できるだろう。また、ペースト状で冷凍しておいたさつまいもは、おかゆに混ぜたり、粉ミルクと混ぜてミルクスープにしたりするのがおすすめだ。
3. 冷凍さつまいもの解凍方法
冷凍したさつまいもは、状態によって解凍方法が異なる。それぞれの冷凍さつまいもの正しい解凍方法をみてみよう。
生のさつまいもの場合
冷凍した生のさつまいもは、解凍せずにそのまま加熱調理して食べるのがいいだろう。煮物や味噌汁、さつまいもごはんなどに活用できる。
加熱済みのさつまいもの場合
茹でたさつまいもの冷凍は、冷蔵庫に移して自然解凍するのがおすすめだ。電子レンジで加熱すると、水分が抜けて食感がパサパサしてしまう。また、冷凍した焼き芋は、電子レンジで解凍することができる。解凍する際は、中心部まで温まっているか確認するといいだろう。
市販の冷凍さつまいもの場合
業務スーパーで購入できる市販の冷凍さつまいもは、用途に合わせて解凍するのがいいだろう。煮物や汁物などに使う場合は、そのまま使ったり、自然解凍やレンジで加熱してから料理使ったりすることができる。
4. 冷凍したさつまいもはまずい?
さつまいもは冷凍するとまずくなると言われることがある。それは、解凍方法が原因だ。さつまいもを解凍する際に水分が抜けると、中身がスポンジのようにスカスカになってしまうので、食感が悪くなる。これを防ぐために生のさつまいもを冷凍した際は、解凍せずに冷凍のまま煮物や汁物に入れたり、ポタージュスープやスイートポテトなどに加工して食べるのがおすすめだ。
5. 冷凍のさつまいもの美味しい食べ方
冷凍のさつまいもはさまざまな料理に活用することができる。さつまいもの甘露煮にしたり、さつまいもごはんにするのもいいだろう。さらにさつまいもコロッケやフライなどにしても美味しい。また、スイートポテトのようなお菓子作りに活用することもできる。
結論
さつまいもは生のままでも加熱済みでも冷凍することができる。冷凍したさつまいもを美味しく食べるには、解凍方法が大切になってくるので、それぞれの保存方法に合わせた解凍方法を行うようにしたい。すぐに食べきれないさつまいもは冷凍保存をして、いろいろな料理に活用してみるのがおすすめだ。