目次
- 食物繊維:4.3g/水溶性と不溶性があり、どちらも体内で消化されない。水溶性は肥満や高血圧の予防、不溶性は排便をスムーズにする効果に期待ができる。(※4)
- ビタミンC:55mg/ビタミンCは水溶性の栄養素で、コラーゲンを生成するのに必須。免疫力を高め、風邪予防やストレスに対する抵抗力を高める働きに期待ができる。(※2)
- カリウム:360mg/カリウムはナトリウムとともに身体の浸透圧を調整している。また、ナトリウムを排出する働きがあり、血圧を下げる効果に期待ができる。(※5)
- β-カロテン:830μg/β-カロテンは体内に吸収される際にビタミンAとして吸収される。目の粘膜や皮膚の健康を保つ働きがある。(※6)
- 葉酸:120μg/水溶性のビタミンでビタミンB群に分類される。タンパク質や核酸の合成を促し、細胞の再生と生産を助ける働きがあるため、身体の発育に重要な栄養素。(※7)
- ※1参照:文部科学省食品データベース「野菜類/ブロッコリー/花序/生」 https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=6_06263_7
- ※2参照:わかさ生活「ビタミンC」 https://himitsu.wakasa.jp/contents/vitamin-c/
- ※3参照:イートリート「冷凍ブロッコリーの栄養素・カロリー」 https://eat-treat.jp/user-foods/28943
- ※4〜※7参照:健康長寿ネット https://www.tyojyu.or.jp/
1. 冷凍ブロッコリーの栄養素

冷凍したブロッコリーは使い勝手がよく、料理に使うには便利だ。しかし、生に比べて栄養がないのではと考える人は多いのではないだろうか。ここでは、生のブロッコリーと比較して冷凍ブロッコリーの栄養について解説していこう。
生と冷凍との差
市販されている冷凍のブロッコリーはブランチングといわれる加熱処理をしており、殺菌や酵素の働きを抑え、鮮度や栄養価が収穫時に近い状態に保たれている。また、栄養価や味が一番よい旬のブロッコリーを使い、超低温保存することで添加物を使わなくても劣化を防ぐことができるのだ。
市販と自家製との違い
市販されている冷凍ブロッコリーは、加工業者のブランチングの技術と急速冷凍によって栄養価や鮮度が保たれている。家庭で冷凍ブロッコリーを作る場合は、下茹での段階でビタミンCをはじめとする水溶性の栄養が流失してしまう恐れがある。また、家庭用の冷凍庫では凍るまでに時間がかかるため、鮮度や栄養を損なってしまう可能性が高くなってしまうのだ。(※1)(※2)
2. 冷凍ブロッコリーの栄養と効果

ブロッコリーは欧米で「栄養宝石の冠」といわれるほど栄養が豊富である。ここでは冷凍ブロッコリーに含まれる栄養と効果を解説していこう。
栄養宝石の冠
欧米で「栄養宝石の冠」の異名を持つブロッコリーは、特にビタミン・ミネラル・食物繊維が多く含まれている。冷凍ブロッコリー(100gあたり)に含まれる主な栄養素・含有量・効果を下記に箇条書きで記載する。(※3)
3. 冷凍ブロッコリーの栄養を逃さない解凍方法

冷凍ブロッコリーに含まれる栄養や効果がわかったところで、今度は栄養を逃がさないための食べ方を紹介しよう。
そのまま使う
一度火は通してあるので常温で解凍しても食べれるが、栄養が流失してしまう恐れがあるのでそのまま調理してしまうのがおすすめ。凍ったまま炒めたり焼いたりすれば、栄養の流失を最小限に抑えることができる。
電子レンジを使う
ブロッコリーに豊富に含まれる栄養には水溶性が多いため、お湯で茹でると栄養が流失してしまう。冷凍ブロッコリーは一度加熱されているので、レンジで解凍するだけで食べられる。お湯を使わないので栄養の流失を防ぐことができるのだ。
結論
冷凍ブロッコリーはブランチングと呼ばれる加熱方法と急速冷凍によって栄養や鮮度が保たれている。ブロッコリーは欧米で「栄養宝石の冠」といわれるほど栄養が高く、ビタミン・ミネラル・食物繊維などが豊富に含まれている。この記事を参考に冷凍ブロッコリーを食べる際の、参考にしてみてはいかがだろうか。
(参考文献)