目次
- 魚を丸ごと使う場合は魚のうろこを取り除く
- 次にえらを取り除く。えらぶたを大きく開いて、包丁を入れて膜を切り離すとえらが取りやすい
- さらに頭側にあるえらの付け根を切って、切り離す
- 腹に切り込みを入れて魚の内側をキレイに洗い流す
- 魚の頭やアラは必要に応じて切り落としておく
- 魚の皮目に浅い切れ込みを入れる
- ボウルに魚を入れて熱湯をかける
- 熱湯をかけたら、水にさらして魚の血合いやぬめりをキレイに洗い落とす
- 魚の煮付けの付け合わせに使う野菜を用意する
- 材料は生姜や長ねぎ、ごぼうなどがおすすめ
- 鍋やフライパンに調味料と生姜を入れてから、魚を入れる
- 落としふたをし、5分ほどぐつぐつ煮る
- 5分たったら、ふたを外してさらに3分ほど煮詰めて完成
1. 魚の煮付けの作り方

魚の煮付けを作るには、基本となる手順がある。基本的な魚の煮付けの作り方をチェックしてみよう。
手順1:魚の下ごしらえ
手順2:魚の臭み取り
手順3:付け合わせの準備
手順4:調味料で煮る
2. プロの味にしたい!失敗知らずの魚の煮付けの黄金比

美味しい魚の煮付けを作るには、調味料の黄金比を覚えておくのがおすすめだ。黄金比を覚えておけば、失敗せずにプロの味の魚の煮付けが作れるだろう。
基本の調味料の黄金比
魚の煮付けの基本となる調味料は、砂糖、みりん、醤油、酒だ。この調味料を1:2:2:6で入れるのが黄金比になる。さらに水を酒と同じ分量加えるといいだろう。この黄金比で魚の煮付けを作ると少し甘めの仕上がりになる。
簡単めんつゆで黄金比
市販のめんつゆを使えば、より少ない調味料で魚の煮付けを作ることができる。酒大さじ1に対してめんつゆと水が100㏄だ。めんつゆは3倍濃縮での計算になるので、濃縮度合いに合わせて分量を調整してもらいたい。
すき焼きのタレで黄金比
すき焼きのタレはすでにさまざまな調味料が入っているので、水を加えるだけで魚の煮付けに使うことができる。割合はすき焼きのタレ1に対して水が2だ。あとは生姜を加えて煮詰めるだけで完成するだろう。
3. 魚の煮付けを上手に作る3つのコツ

魚の煮付けを上手に作るには、黄金比以外にも3つのコツがある。それぞれのコツを抑えてプロの味を自宅で再現してみよう。
魚に合ったサイズの鍋を選ぶ
魚の煮付けを作るときは、魚のサイズに合った鍋を選ぶことが大切だ。魚を入れたときに隙間なくピッタリ収まるサイズの鍋を選ぶと、煮汁の中で魚が動いて煮崩れを起こすのを防ぐことができる。
煮立った調味料に魚を入れる
魚の煮付けを上手に作るには、魚を入れるタイミングも大切だ。調味料がしっかり煮立ってから魚を加えると、表面にサッと火が入るので魚の臭みが煮汁に出ることを防げる。
落しぶたをして魚を煮る
魚の煮付けは落としぶたをすると煮汁が対流し、全体に味がしみ込みやすい。落としぶたがない場合は、アルミホイルやキッチンペーパーをふた代わりに活用してもいいだろう。
4. 煮付けに人気の魚の種類

魚の煮付けは、白身魚、子持ち魚、青魚とさまざまな種類の魚で作ることができる。赤魚や鯛の煮付けは、味が淡泊な白身魚なので、濃い目に味付けするといいだろう。どんごやソイは甘めのこってり味がおすすめだ。
5. 魚の卵の煮付けの作り方

新鮮な魚の卵も煮付けにすることができる。魚の卵の煮付けを作る際は、包丁や針を使って、卵の血管を洗ってから作るようにしたい。あとは、卵を食べやすい大きさに輪切りにしたら、一度下茹でをしてから、煮汁で煮込んでいく。
結論
魚の煮付けは、煮崩れを起こしたり、味がしっかりしみ込まなかったり難しいイメージがある。しかし作り方のコツや調味料の黄金比を覚えておくと、自宅でプロのような美味しい魚の煮付けを作ることができる。魚の煮付けは使う魚の種類によって甘めにしたり、濃い目にしたり好みに合わせて調味料を調整して作ると、より美味しく仕上がるだろう。