目次
1. おにぎりダイエットのやり方は簡単

おにぎりダイエットとは、主食を白ごはんからおにぎりに変えるだけのダイエット法だ。シンプルなだけに、正しいやり方を守らなければ効果を実感できない可能性がある。おにぎりダイエット成功のために、以下の点に注意してみよう。
正しいやり方
正しいおにぎりダイエットのやり方を、2つのポイントに絞って説明する。
・朝昼晩の主食をおにぎりにする
1日に食べるおにぎりの量は2合分までにしよう。炊くとだいたい600~700gの量になる。100g程度のおにぎりを作り、朝昼は2~3個、夕食は1個を目安に食べるとよい。
・おにぎりの具は脂肪が少ないものを選ぶ
脂肪が多く含まれた具材のおにぎりを食べると、カロリーオーバーしてしまうことも。脂の多い豚バラや唐揚げ、ツナマヨなどは、ダイエット中は控えるようにしてほしい。
2. おにぎりダイエットの大切なルール

ダイエットの基本は、規則正しい生活を送り、バランスのよい食事を心がけて適度な運動を続けることである。この基本を念頭に置き、おにぎりダイエットを行ううえで守るべきルールを紹介しよう。
守るべきルール
・おにぎりを食べすぎない
おにぎりダイエットをしていたにも関わらず、太ったということのないように、前項で述べた適正量以上のおにぎりを食べないようにしよう。足りない場合は、おにぎり以外のおかずを増やすよう心がけてほしい。
・おにぎり以外のおかずも食べる
おにぎりダイエットといえど、おにぎり単品で済ませてしまうと、必要な栄養素が不足して便秘やカルシウム吸収率の低下などを引き起こす恐れがある。(※1)(※2)(※3)みそ汁や野菜などのおかずを同時に食べて、食物繊維やビタミンも補ってほしい。
3. おにぎりダイエットで得られる効果

おにぎりダイエットで得られる効果を紹介しよう。
満足感がある
おにぎりダイエットは主食をしっかり食べることができるので、精神的な満足感を得られるのが特徴だ。極端な食事制限による辛い空腹感を感じにくいため、無理なく続けられる。お米は腹持ちがよいので、間食を減らすこともできるだろう。
整腸作用
ごはんが冷めると、お米に含まれるでんぷんが「レジスタントスターチ」に変化する。胃や小腸で分解されるでんぷんと違い、レジスタントスターチは分解されることなく大腸まで届くのが特徴だ。レジスタントスターチは乳酸菌を増やしたり、有害な物質の発生を抑えたりする働きがある。腸内環境を整えるのに役立つといえるだろう。(※4)
継続しやすい
おにぎりはコンビニやスーパーなど、どこでも売られているため、外食がメインの人や忙しくておにぎりを作る時間がない人も継続しやすい。ごはんを多めに炊いてたくさん冷凍しておけば、温めるだけですぐに食べられる。小腹がすいたときにサクッと食べられるので、ついお菓子でお腹を満たしてしまいがちな人も続けやすいダイエットだ。
また、おにぎりの具材は自由に変えることができるため、飽きにくいのもポイントである。好みの具材を選ぶことで、食事を楽しみながらおにぎりダイエットを続けられるのだ。
結論
今回はおにぎりダイエットの正しいやり方と、得られる効果について紹介した。おにぎりダイエットには辛い食事制限がないため、ダイエット初心者でも取り組みやすい減量方法といえる。ただしおにぎりダイエットだけでは高い効果は期待できないため、確実に痩せたい人は適度に運動を取り入れてみてほしい。
(参考文献)
※1 文部科学省 穀類/こめ/[うるち米製品]/おにぎり - 01.一般成分表-無機質-ビタミン類
※2 ※3公益財団法人長寿科学振興財団
※4 全国農業協同組合連合会 「なるほど!米の新発見|【全農公式】NO RICE NO LIFE PROJECT」