目次
1. 栗の保存でおすすめは冷凍

栗を保存するのなら、冷凍するのがおすすめだ。冷凍することで、栗を長く保存できるだけではなく美味しく食べることができるので、その理由を紹介しよう。
冷凍保存のメリットと方法
栗は0度に近い環境になると甘味が増す特徴がある。寒い環境に1ヶ月ほど栗を置いておくと3倍ほど甘味が増すといわれている。この作用を活用すると、冷凍保存することで甘味を増した栗を味わうことができる。常温や冷蔵で栗を保存する場合は、乾燥しやすいので、新聞紙で包んで保存する必要があり、保存期間も常温で1週間、冷蔵で3ヶ月ほどだ。それに対して冷凍の場合は、半年ほど保存が可能になる。栗を冷凍保存する場合は、皮付きのままと皮をむいた状態のどちらでも可能なので、自分が保存しやすい方法で冷凍するのがいいだろう。
2. 栗の保存前に下茹でする方法

栗は下茹でしてから冷凍すると甘味が増してより美味しく味わうことができる。栗を皮付きのまま下茹でしてから、冷凍保存する方法を紹介しよう。
長期保存が可能
栗を下茹でしてから冷凍する際は、まず栗を1時間ほど水に浸けておく。水に浸けておくことで、栗の中にいる虫を追い出すことができるのだ。鍋に栗が浸るぐらいの水と栗を入れ、火にかけてふつふつしてきたら、弱火にして途中で浮いてきたアクを取りながら、50分ほど茹でていく。栗はじっくり茹でることで、甘味が増して美味しくなる。茹であがった栗はザルにあげて粗熱を取り、水分を拭き取って、保存袋に重ならないように並べて冷凍庫に入れる。この保存方法を行うことで栗を3ヶ月ほど長期保存することができる。茹でた状態で冷凍しておけば、栗ご飯などを作る時などに役立つだろう。
3. 栗を冷凍から解凍する方法

下茹でして皮付きのまま冷凍した栗は、解凍してから皮をむく必要がある。栗を冷凍から解凍する方法をみてみよう。
解凍の仕方とむき方
栗を冷凍庫から出したら、常温に30分ほど置いておくと解凍する。解凍の目安は栗の皮が柔らかくなっているかだ。冷凍の栗が解凍できたら、栗の水分を拭き取って、栗の下の部分に包丁で切り込みを入れる。あとは、栗の皮をゆっくり引っ張ると皮をキレイにむくことができる。渋皮の付いた栗をそのまま料理に使いたい場合は、切り込みを浅くいれると外側の鬼皮だけをむくことが可能だ。鬼皮だけをむいた栗は、渋皮を活かした渋皮煮などに活用することができるだろう。
結論
栗はそのまま置いておくと味が落ちて長期保存するのが難しい。しかし冷凍保存することで、美味しさを保ちながら長期間保存が可能になる。栗はそのままでも下茹でしてからでも冷凍保存することができるが、下茹でしてから冷凍しておくと次に食べるときに便利だ。正しく冷凍することで、栗の甘味を増すこともできるので、食べきれない場合は賢く冷凍保存するのがいいだろう。