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たくさんのギンナンの実

銀杏は「アレ」をしてから保存すると風味が失われない!?最後の一粒まで美味しく味わえる銀杏の正しい保存方法とは

投稿者:ライター 徳田藍子(とくだあいこ)

監修者:管理栄養士 児玉智絢(こだまちひろ)

鉛筆アイコン 2022年10月23日

独特な風味で人気の銀杏は、一度に使う量が限られており余ってしまうことがよくある。そんな時は、どのように保存したらいいのだろうか?銀杏の保存期間や食べる際の注意点を紹介するので、銀杏を上手に保存して、独特の風味を長く美味しく楽しんでもらいたい。

  

1. 銀杏の保存は殻付きが基本

殻付き銀杏
銀杏は秋になると旬を迎え、スーパーに並んでいたり、公園などに銀杏の実を拾いに行く人も多い。そんな銀杏は、殻付きで保存するのが基本だ。殻を取った状態だと劣化が早くなってしまうからだ。銀杏を保存する際の期間を保存方法ごとにチェックしてみよう。

保存期間について

銀杏は、殻を取らずに保存することで、実の状態よりも長い期間保存が可能になる。殻付きの銀杏は常温保存だと1週間ほど保存が可能だ。冷蔵保存の場合は、常温と同じく1週間ほど保存が可能になる。さらに保存期間を長くしたい場合は、冷凍保存がいいだろう。冷凍する際は、殻付きではなく皮を剥いてから保存する。その際の保存期間は数か月から半年だ。銀杏がたくさんある場合は、使い方に合わせて保存方法を変えるといいだろう。

2. 銀杏の保存方法

ギンナンの実
銀杏は、正しい保存方法で保存することで保存期間を長くすることが可能だ。正しく保存することで、銀杏の美味しい風味を失わずに味わえるようになる。銀杏の冷蔵保存と冷凍保存の正しい方法を見てみよう。

冷蔵保存の方法

銀杏を殻付きで冷蔵保存する場合は、銀杏を湿らせた新聞紙やキッチンペーパーで包み、乾燥しないようにする。あとは、冷蔵庫の野菜室で保存しよう。さらに冷蔵保存の期間を長くしたい場合は、真空パック器を使用すると保存期間が1年に延びる。食べる際は、銀杏をしっかりと洗い、実だけ取り出して日当たりのいい場所で乾かしてから調理するようにしよう。

冷凍保存の方法

銀杏を冷凍保存する際は、殻を剥いて下処理をする必要がある。殻を剥いた銀杏を一度炒めてから冷凍する方法や、茹でてから冷凍する方法があるのだ。銀杏は加熱してから薄皮も剥いて冷凍する。冷凍庫に入れる際は、冷凍パックに入れたりラップに包んだりして入れるのがいいだろう。この時、余計な空気が入らないように注意しよう。

3. 銀杏を保存する場合の注意点

美味しい炒った銀杏の実
冷凍することで、長期間保存が可能になる銀杏だが、腐ってしまうことがある。腐った銀杏を口にしてしまうと体調不良などを起こすことがあるので、注意が必要だ。銀杏を保存する際の注意点を見てみよう。

腐った銀杏の見分け方

保存した銀杏を食べる際は、冷凍したからと安心せず腐っていないか見分ける必要がある。殻付きで保存している銀杏は、殻が柔らかくなっていたり、黒く変色していたりすると腐っている可能性があるのだ。さらに酸っぱいにおいや中を割ると銀杏の実がしぼんでいる場合は、注意しよう。このような状態になっている場合は、腐っている可能性が高いので食べないようにする必要がある。

食べる量にも注意

銀杏は小さく、ついつい食べ過ぎてしまうことがあるが、食べ過ぎると中毒を起こすことがある。銀杏は食べ過ぎてしまうと、めまいや頭痛、腹痛などの症状を起こすことがあるのだ。これらは、銀杏に含まれている神経系の毒素が関係している。このような症状は銀杏中毒と呼ばれ、ひどい場合は意識を失い死亡するケースもあるのだ。銀杏を食べる際は、1度に少量にするようにし、子どもや高齢者、健康状態が悪い場合は食べ過ぎないように注意しよう。(※1)

結論

銀杏は、殻付きのままなら常温や冷蔵での保存が可能だ。より長期間の保存をしたい場合は、下茹でなどをし冷凍保存するのがいいだろう。銀杏は保存方法によっては長期保存が可能だが、劣化することがあるので食べる前には必ず腐っていないかチェックする必要がある。さらに、銀杏はたくさん食べてしまうと中毒を起こす危険があるので、食べ過ぎないように注意してもらいたい。
(参考文献)
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  • 更新日:

    2022年10月23日

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