目次
1. じゃがいもの冷凍保存がだめといわれる理由とは

じゃがいもは冷凍保存するとまずくなるといわれている。なぜ冷凍に適していないのだろうか?その理由を探ってみよう。
冷凍するとふにゃふにゃでまずい
生のじゃがいもは冷凍してしまうと、ふにゃふにゃになってしまい美味しくなくなるといわれている。これは、冷凍することで、じゃがいもの水分が抜けてしまうからだ。
方法次第ではじゃがいもも冷凍できる
生のじゃがいもは方法次第で冷凍保存ができるようになる。まず、じゃがいもを洗って芽を取り除き、ラップに包んでから保存袋に入れてから冷凍庫の奥に入れる。しっかりじゃがいもを密閉することで、冷凍による水分の蒸発を防ぐことができる。また、温度変化の少ない冷凍室の奥に入れるのがポイントだ。
変色した冷凍じゃがいもは危険?
じゃがいもは劣化すると黒や紫色に変色する場合がある。これは酸化が原因だ。このように黒色などに変色したじゃがいもはその部分を切り取れば食べることができる。しかし緑色に変色したじゃがいもは、有害物質が含まれていることがあるので、食べないようにしたい。
2. じゃがいもの冷凍保存方法

じゃがいもはさまざまな形で冷凍保存が可能だ。調理法に合わせた冷凍方法を行うことで、調理時間の短縮にも繋がるだろう。
マッシュポテトにして冷凍
じゃがいもをマッシュポテトに調理して冷凍しておけば、コロッケやポテトサラダなどさまざまな料理に活用できる。
冷凍方法
マッシュポテトにしたじゃがいもは、密閉ようきや保存袋に入れてから冷凍庫に入れる。保存期間は2週間ほどだ。
解凍方法
冷凍したマッシュポテトを解凍する際は、冷蔵庫に移して自然解凍するのがおすすめだ。
カットして冷凍
生のじゃがいもをカットして冷凍する場合は、細切りにして冷凍するのがおすすめだ。細切りにしたじゃがいもは炒めものなどにすると、シャキシャキとした食感を活かすことができる。
冷凍方法
じゃがいもを洗って芽を取り除く。じゃがいもをカットし、水にさらしてあく抜きをしたら、水気を拭き取ってから保存袋に入れて冷凍庫に入れる。
解凍方法
冷凍したじゃがいもは水分が抜けた状態で火が通りやすいので、そのまま煮物やスープ、炒め物などに活用するといいだろう。
丸ごと冷凍
じゃがいもは丸ごと冷凍することもできる。丸ごと冷凍する方法や解凍する方法を紹介しよう。
冷凍方法
じゃがいもを綺麗に洗って、水気を切ったら、芽の部分を切り取っておく。あとは、1個ずつラップに包み、保存袋に入れてから冷凍庫に入れる。
解凍方法
解凍する場合は、ラップのままじゃがいもを耐熱容器にのせて、レンジで加熱する。途中で上下をひっくり返しながら加熱すると、均等に火が入る。
3. カレーのじゃがいもを美味しく冷凍するコツ

カレーを冷凍したとき、じゃがいもの食感が悪くなることが気になる人も多い。カレーのじゃがいもを美味しく冷凍するには、じゃがいもを別でソテーしてからカレーに加えるのがおすすめだ。ソテーしたじゃがいもをカレーに加えて冷凍すれば、じゃがいもの食感を損なうことなく美味しく保存することができる。さらに、カレーからじゃがいもを取りのぞいたり、じゃがいもをすり潰してから冷凍するのがおすすめだ。
4. 離乳食のじゃがいもを冷凍するコツ

じゃがいもは離乳食に活用されることも多い。離乳食のじゃがいもを冷凍する場合は、月齢に合わせた状態で保存するようにしたい。離乳食初期は、加熱したじゃがいもをペースト状にしてから冷凍保存するのがいいだろう。さらに離乳食中期はじゃがいもの食感が少し残るぐらいにしてから冷凍したい。また、離乳食後期になると角切りのじゃがいもも食べられるようになるので、おやきなどにしてから冷凍保存しておくのもいいだろう。
結論
じゃがいもは冷凍すると美味しくなくなるといわれているが、冷凍方法によって食感の劣化を防ぐことができる。また、調理法に合わせた状態で冷凍保存しておくことで、じゃがいもの調理時間の時短にも繋げることができる。じゃがいもの正しい冷凍方法を覚えて、美味しくじゃがいもを冷凍してみよう。