2022年10月 6日目次
1. 生の栗の保存方法：皮付きの場合
生の皮付きの栗はどのように保存するのがいいのだろうか？それぞれの正しい保存法をみてみよう。
常温で保存する方法
常温で保存する場合は、虫対策としてまず栗を水につけたあと陰干しをして水気を取ってから保存したい。さらに新聞紙に包み、直射日光や高温をさけて涼しい場所で保存するようにしよう。その場合の保存期間は3日～1週間が限度だ。
冷蔵で保存する方法
皮付きの栗を冷蔵庫で保存する場合は、保存袋や紙袋に入れて密閉した状態で保存するようにしたい。栗は寒い場所に置くと、でんぷん質を分解して糖分を作るので、冷蔵庫で保存することで、栗の甘みを増すこともできる。保存期間は1か月ほどだ。
冷凍で保存する方法
長期間保存したい場合は、冷凍庫で保存するのがいいだろう。皮付きの栗を保存袋に入れてから冷凍庫に入れる。冷凍庫に入れた皮付きの栗は2～3か月ほど保存可能だ。
2. 生の栗の保存方法：皮を剥いた場合
生の栗の皮を剥いた後で保存するなら、冷蔵か冷凍かで保存するのがいいだろう。それぞれの保存方法を紹介する。
冷蔵で保存する方法
生の剥き栗は、虫などが繁殖しないように、水を入れたボウルに入れてから冷蔵庫に入れて保存するのがいいだろう。その場合の保存期間は3日以内だ。
冷凍で保存する方法
生の剥き栗は、そのまま冷凍してしまうと水分が抜けて乾燥してしまう。それを防ぐために、砂糖をまぶしてから保存袋に入れ、空気を抜いてから冷凍庫に入れるのがいいだろう。この状態なら、冷凍庫で2か月ほど保存が可能だ。
3. 茹でた栗の保存方法：皮付きの場合
茹でた皮付きの栗は冷蔵と冷凍の両方で保存できる。それぞれの保存方法や保存期間を紹介しよう。
冷蔵で保存する方法
茹でた栗は、冷めたら水気を拭き取り、保存袋に入れてから冷蔵庫に入れる。保存期間は3日ほどだ。
冷凍で保存する方法
皮付きで茹でた栗を冷凍する際は、いつもよりも固めに茹でておくのがいいだろう。茹でた栗は水分を拭き取り、保存袋に入れて冷凍庫に入れる。保存期間は1か月ほどだ。
4. 茹でた栗の保存方法：皮を剥いた場合
皮を剥いた茹で栗を保存する際の正しい保存方法と保存期間をチェックしてみよう。
冷蔵で保存する方法
皮を剥き、茹でた栗の粗熱を取ってから、保存袋や密閉容器に入れて、冷蔵庫に入れる。保存期間は3日ほどだ。保存期間を過ぎてしまうと水分が減り、食感も悪くなってしまう。
冷凍で保存する方法
皮を剥いた茹で栗を保存する際は、表面の水分をしっかり拭き取り、重ならないようにラップに包んでから保存袋に入れる。その後、冷凍庫に入れれば1か月ほど保存が可能だ。
5. 栗の保存方法：そのほかの方法
栗はそのほかにもいろいろな保存方法がある。栗が甘くなる保存方法や渋皮煮の保存方法を紹介しよう。
栗が甘くなる保存方法
栗は低温で保存することで、甘みが増す。栗の甘みをアップさせるためには、冷蔵庫のチルド室で保存するのがおすすめだ。虫除けを行い水分を拭き取った皮付きの栗を、新聞紙に包んでから保存袋に入れて、チルド室に入れておけば、甘みが増すうえに、保存期間も1か月ほどとなる。
栗の渋皮煮の保存方法
渋皮付きの栗を使い、渋皮煮にして保存するのもおすすめだ。渋皮煮は渋皮付きの栗を煮詰める方法で、密閉容器に入れておけば、冷蔵庫で1週間ほど保存が可能になる。さらにシロップごと冷凍すれば、半年～1年ほど保存できる。
結論
今回ご紹介した通り、栗はさまざまな保存方法が可能だ。皮付きや皮を剥いた状態、生栗、茹でた栗など用途に合わせた保存ができる。栗は保存方法によって保存期間が異なるので、保存期間や使用用途に合わせた保存を行うのがおすすめだ。
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