1. パン粉の作り方とポイント
生パン粉を揚げ物に使うと、粗めでサクサクとしたお店のような揚げ物に仕上がる。また、じっくり火が通るので、具材を加熱し過ぎない特徴があり、とんかつやエビフライなど食材が生のままでパン粉を付ける揚げ物料理に向いている。ここでは、そんな生パン粉の作り方2種類とそのポイントを紹介する。意外と簡単に作れるので、ぜひ試してほしい。
食パンから作る方法
生パン粉がすぐにできる作り方は、生の食パンをひと口サイズにして、ミキサーにかける方法だ。ミキサーにかける時間が短いほど粗めの生パン粉に、長いほど細かい生パン粉になるので、自分好みの大きさに調節することができる。
冷凍した食パンから作る方法
冷凍食パンを使えばミキサーなしで作ることができる。
生パン粉を冷凍食パンで作る場合は、おろし金を使おう。おろし金でしっかりと凍らせた食パンを細かく削るだけで簡単に生パン粉が完成する。
作り方のポイントは、しっかりと食パンを凍らせておくこと。しっかり凍っていないと柔らかく、削りにくくなってしまう。事前に食パンを4等分にカットし凍らせておくと手で持ちやすく、体温で溶けにくいのでおすすめだ。
2. 乾燥パン粉の作り方とポイント
乾燥パン粉は、細かく舌触りのいい食感が特徴である。また火が通りやすいので、小さな具材を使う串揚げや事前に火の通ったコロッケなどの料理に向いている。ここでは、そんな乾燥パン粉の作り方2種類とそのポイントを紹介する。乾燥パン粉を手作りするときは水分をしっかりと抜くことがポイントだ。
電子レンジで加熱する
生パン粉を乾燥パン粉にする簡単な作り方は、電子レンジで加熱して乾燥させる方法だ。耐熱皿に生パン粉を入れ、電子レンジで約1~2分加熱する。乾燥が足りていない場合は追加で30秒ずつ加熱して様子を見ること。また、充分に乾燥しているかどうか確認する際は、火傷に気をつけ必ずパン粉が冷めてから触るようにしよう。
乾燥パン粉を食パンから作る方法も紹介しよう。まず、電子レンジで食パンを約1~2分加熱するか、食パンを乾燥した場所に放置しておき水分を抜く。その後、乾燥した食パンをおろし金かミキサーで細かくすれば完成だ。
3. パン粉の保存方法と期間の目安
生パン粉の作り方、乾燥パン粉の作り方、それぞれのパン粉の作り方がわかった。そこで気になるのが、その保存方法と保存できる期間だ。ここでは生パン粉、乾燥パン粉それぞれの最適な保存方法と保存期間の目安をお伝えする。
生パン粉の保存の仕方
生パン粉は、密閉容器に入れ冷凍庫で保存するのがおすすめ。
また、生パン粉は水分を多く含んでいるので長期で保存ができない。密閉容器で冷凍保存していても、2~3週間以内には必ず使い切るように注意したい。
乾燥パン粉の保存の仕方
乾燥パン粉は、密閉容器で冷凍庫でも冷蔵庫でも保存できる。
乾燥パン粉は生パン粉と比べると長期で保存が可能だ。冷蔵保存は2週間、冷凍保存なら1ヶ月を目安にして使い切るようにしよう。
結論
手作りするイメージがあまりないパン粉だが、食パンがあれば簡単にできてしまう。揚げ物をしたいがパン粉がない!という方もぜひ紹介した作り方を参考に、試してみてほしい。きっと美味しい自家製パン粉が作れるだろう。生パン粉は粗めでサクサクしたお店のような揚げ物に、乾燥パン粉は細かく舌触りのいい食感になる。それぞれのよさがあるので、作りたい料理や好みの食感によって、使い分けるのもおすすめだ。