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イカの食べ過ぎによる身体への影響!1日の適量や効果を解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2022年11月19日

今回紹介するのはイカの食べ過ぎによる身体への影響だ。刺身や寿司、イカめし、炒め物など、いろいろな料理で味わえるイカだが、食べ過ぎると身体にどういった影響があるのだろうか。適量食べて期待できる効果についても解説しよう。

  

1. イカの食べ過ぎによる影響

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イカというとヘルシーな食べ物というイメージを持っている人もいるだろう。ヤリイカやスルメイカのようなイカには、プリン体が多く含まれている(※1、2)。ではプリン体を含むイカを食べ過ぎると、身体にどのような影響を与えるのだろうか。

プリン体の摂りすぎ

プリン体は代謝によって尿酸になり、異常によっては高尿酸血症となり、かつて美食家の贅沢病といわれていた痛風を引き起こす(※2、3)。痛風の特徴は食生活をはじめ、生活習慣の変化がもたらす生活習慣病のひとつだ。原因は多量の尿酸が体内に溜まり、おもに足の指の関節に結晶化して起こる。症状はある日急に激しい痛みにおそわれ、痛みは1~2週間ほどで治まる。症状が治まった後でも高尿酸血症状態が続くと、腎臓病のような合併症に進行する可能性があるため、正しい治療を行うことが大切だ(※3)。

食べ方に要注意

イカ料理の中でも、特にイカの塩辛には100g中に6.9gの食塩相当量が含まれている(※4)。日本人の食塩摂取目標量は男性で1日に7.5g未満、女性で6.5g未満だが、実際の摂取量は男性平均が11.0g、女性が9.3gと過剰摂取気味だ(※5)。販売されている商品によって塩分量が異なるかもしれないが、イカの塩辛は食べ過ぎに注意すること。

2. イカの食べ過ぎにならない量

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次にイカの食べ過ぎにならない一日の摂取目安を紹介しよう。

一日の摂取量

農林水産省の食事バランスガイドでは、イカは主菜に分類される。一日あたりの主菜の目安量は、3~5SV(サービング)である。ただし主菜には肉や卵、大豆料理も含まれており、それらとともにバランスよくイカを食べることが大切だ(※6、7)。

3. イカを食べ過ぎずに適量食べる効果

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最後にイカを食べ過ぎずに適量食べて得られる健康効果を紹介しよう。

成分と効果

イカに含まれるおもな栄養素と効果を紹介する。
イカに含まれる栄養(※8、9)
・たんぱく質
・ビタミンE
・カリウム
・ナトリウム
・タウリン
・DHA・EPA
それぞれの効果を紹介しよう。

たんぱく質(※10)
イカに含まれるたんぱく質は、血液・血管・ホルモン・酵素・皮膚・毛髪・爪などを作る働きがある。逆に不足すると貧血になったり、代謝が悪くなったり、身体の調節がきかなくなる。

ビタミンE(※11)
ビタミンEを摂取して期待できる健康効果は、脂肪の酸化防止・ホルモンバランスと自律神経の安定・血行促進だ。ちなみにビタミンCと一緒に摂取すると相乗効果が得られる。とくにスポーツ選手や喫煙者、日光を多く浴びる人におすすめの栄養素だ。

カリウム(※12)
細胞内に最も多いミネラルがカリウムだ。おもに小腸から吸収されて腎臓から捨てられ、汗からも捨てられる。特徴は不足すると吐き気や筋力低下、無関心、不安感といった症状が出ることだ。

ナトリウム(※13)
ナトリウムは体内の水分バランスと細胞外液の浸透圧を維持している。ほかに栄養素の吸収・輸送や筋肉の収縮、神経の情報伝達にも関与してる。通常の食生活で欠乏することはないが、多量の発汗や激しい下痢では欠乏して疲労感・血液濃縮・食欲不振を起こす。

タウリン(※14)
血液中のコレステロールと中性脂肪を減らし、血圧を正しく保って高血圧を下げる働きがある。ほかに肝臓の解毒能力を強化するので、アルコール障害に効果的だ。

DHA・EPA(※15)
DHA(ドコサヘキサエン酸)は脳や神経系の機能を保ち、網膜の機能を保つ働きがある。ただし、加齢とともに減少するため、生理機能の低下につながる。EPA(エイコサペンタエン酸)は、やわらかな脂肪酸で細胞膜をしなやかにする働きがある。欠点はすぐに酸化されやすいところだ。

結論

イカを食べ過ぎると、どういった影響があるかを紹介した。先述したようにヤリイカやスルメイカにはプリン体が含まれており、摂取し過ぎると痛風になる可能性がある。イカは食べ過ぎずに適量を食べ、得られる健康効果を実感しよう。
(参考文献)
※1出典:公益財団法人 痛風・尿酸財団「食品中プリン体含量(mg/100g)」
※2出典:厚生労働省「プリン体(ぷりんたい)」
※3出典:公益社団法人千葉県栄養士会「痛風の予防と食事」
※4※8出典:文部科学省
https://fooddb.mext.go.jp/
※5出典:横浜市「日本人は塩分をとりすぎています!」
※6出典:財団法人 日本食生活協会「食事バランスガイド」
※7※14出典:農林水産省
https://www.maff.go.jp/
※9出典:株式会社わかさ生活「イカ」
※10〜※12※15出典:一般社団法人 オーソモレキュラー栄養医学研究所「タンパク質」
※13出典:公益財団法人 長寿科学振興財団「ナトリウムの働きと1日の摂取量」
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  • 更新日:

    2022年11月19日

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