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れんこん

れんこんの皮はむかなくても大丈夫!下処理の方法や料理を紹介

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2022年11月19日

れんこんの独特の食感を愛する人は多い。きんぴらや酢ばす、天ぷらや五目ずしなど、れんこんをメイン食材として使う料理はひじょうに多い。このれんこん、いったい皮の処理はどうするべきなのだろうか。皮ごと食べることで、健康に害を及ぼす可能性はあるのだろうか。本記事ではれんこんの皮について説明する。

  

1. れんこんの皮は食べられる

れんこん
れんこんの皮は食べられるのか。結果からいえば、答えはイエスである。(※1)皮を食べても、健康に害は及ぼさない。(※1)秋から冬にかけて美味しくなるといわれているれんこんであるが、スーパーでは通年で入手できる野菜である。そのれんこんの皮をむかずに食べた場合とむいて食べた場合、どんな違いが生じるのだろうか。

むかずに食べるメリットデメリット

れんこんの皮は通常、むいて食べることが多いかもしれない。れんこんの皮は、むくことで味がしみやすくなるというメリットがある。また、独特の白色の果肉が映えて、料理の見た目がよくなることも長所のひとつである。いっぽう、れんこんの皮をむかなかった場合はどうだろうか。一般的に、野菜や果物の皮の部分には食物繊維をはじめとする有益な栄養が含まれている。(※2)れんこんの皮部分にもポリフェノールなどが存在するという説もあり、れんこんを皮ごと食べることで栄養面でのメリットがあるのである。また、皮付きのれんこんは調理後もほどよい歯ごたえを保つため、こちらを好む人もいるだろう。ただし、皮付きのまま料理すると、れんこんに味がしみにくくなるというデメリットがあることは覚えておこう。

2. れんこんの皮と下処理の方法

れんこん
泥中で細く長く成長するれんこんであるが、販売されているものは泥も落とされキレイにされていることが多い。れんこんの皮をむくかむかないかは、個人の好みや調理法にもよる。それぞれの場合のれんこんの下処理について説明する。

むかない場合

れんこんを皮ごと食べる場合の下処理を見ていこう。皮も食べる場合には、泥が残っていないかしっかりと確認する必要がある。汚れを落としてキレイにしたら、皮のついたままのれんこんを調理や好みに合わせてカットする。れんこんはアクが強く変色しやすいので、酢水につけるなどのアク抜きを忘れないようにしよう。

むく場合

れんこんの皮をむく場合はどうだろうか。れんこんは皮をむくことで、残っている泥の心配はしなくてもよくなる。皮は、ピーラーを使うとカーブした部分もむきやすい。れんこんのカット法は、調理法によって向き不向きがある。天ぷらやソテーにする場合には、厚く切ったほうがホクホクとした食感が楽しめる。酢の物やサラダにする場合は、薄く切るとシャキシャキとした味わいが好ましい。カットしたれんこんは、間をおかずに水に晒してアク抜きをしよう。これを怠ると、れんこんはタンニンの影響であっという間に変色してしまうのである。(※3)同じ理由で、鉄鍋を使ってもれんこんは黒っぽくなってしまうのである。

3. れんこんの皮を楽しめる料理

れんこん
れんこんの皮は食べたことがないという人も、これを機会に皮の食感を味わってみるのも一興である。歯ごたえがよくなる皮付きのれんこんは、どんな料理にするのが向いているだろうか。いくつかの例を紹介する。

おすすめ料理

皮付きのれんこんを楽しめるレシピの代表が、れんこんチップスである。素揚げにしたれんこんチップスは、パリッとした食感で、おかずというよりもおつまみやおやつといった趣になる。チップスにしてしまえば、れんこんの皮の硬さは気にならない。皮の色が気にならないのならば、炒め物にしたり味噌汁の具にしたりしても美味しい。いずれも、皮付きのれんこんの歯ごたえを楽しめるレシピである。皮の硬さが気になる場合は、皮ごとすりおろしてしまう方法がある。豚肉のこま切れと磯部揚げにしたり、牛ひき肉とともにハンバーグにしたりしても食べやすくなる。れんこんの食感が嫌いというケースは多くないが、すりおろしてしまえば野菜嫌いがいる家庭でもれんこんの入った料理を供することができるのである。

結論

地味ながら存在感があるれんこんは、和食のメニューにおいて出番が多い。泥の中で栽培されるため、れんこんの皮はむくというイメージがある。実際には、れんこんの皮は食べられるだけではなく、栄養面でのメリットもある。味がしみにくくなるため煮物などには向かないが、チップスにしたりすりおろして肉類と混ぜたりして、美味しく食べることができる。ぜひ、新たなメニューとしてれんこんを皮まで食べてみてほしい。
(参考文献)
※1.全国農業協同組合連合会徳島県本部「れんこん」
※2.農林水産省「果物・野菜を意識して摂ろう」
※3.カゴメ株式会社[れんこんの下ごしらえ]おいしく食べるための切り方&あく抜き
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  • 更新日:

    2022年11月19日

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