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れんこんの保存法

れんこんを日持ちさせる3つの保存法!美味しく食べきる方法を紹介

投稿者:ライター 佐々木このみ

鉛筆アイコン 2022年12月10日

れんこんはどのくらい日持ちするのだろうか。最後まで美味しく食べきるには、保存の仕方が重要だ。本記事では、れんこんの保存方法と保存期間、日持ちさせるコツを紹介する。れんこんの鮮度を保ちながら保存して、できるだけ日持ちさせよう。

  

1. れんこんの常温保存と日持ち

れんこんの常温保存と日持ち
れんこんは基本的には常温での保存に向かないが、気温の低い時期に冷暗所で保存することは可能だ。何日くらい日持ちするのか、また正しい保存方法について見ていこう。

まるごと保存する

カットしたれんこんは切り口の部分から傷んでいくため、常温保存するなら切る前の状態に限られる。また、低温での保存が望ましく、14度を超えるような場所では日持ちしないため注意が必要だ。保存の手順は下記の通りである。
  • 節がついた状態で湿らせた新聞紙で包む
  • 新聞紙ごとポリ袋に入れる
  • 風通しのよい10度以下の冷暗所で保存する
泥付きれんこんの場合は、泥を洗い流さずにそのままの状態で同様に保存しよう。

保存期間

冷暗所で一節まるごとのれんこんを保存する場合、1週間ほどが保存期間の目安となる。しかし、6~9月にかけて出回る新れんこんは傷みやすく、2日程度しか日持ちしないため早めに食べきろう。

2. れんこんの冷蔵保存と日持ち

れんこんの冷蔵保存と日持ち
れんこんの保存方法は、冷蔵が基本である。冷蔵庫に入れておけば、温度変化を心配する必要もなく、どの季節でも保存することができる。ただし、まるごとの場合とカットした場合では、日持ちも保存方法も異なるため注意が必要だ。適切な保存方法をチェックしよう。

まるごととカットした場合の保存方法

まるごと一節のれんこんは、常温保存の場合と同様に湿らせた新聞紙やキッチンペーパーで包み、袋に入れて冷蔵保存する。また、カットしたれんこんの保存方法は下記の通りだ。
【塊の場合】
  • 切り口を覆うように、れんこんをラップでぴったりと包む
  • ポリ袋や保存袋に入れて密封する
  • 冷蔵庫の野菜室に入れる
【皮を剥いた場合や細かくカットした場合】
  • 保存容器にカットしたれんこんを入れる
  • れんこん全体が浸かる量の水(または酢水)を加える
  • ふたをして冷蔵庫で保存する
  • 1日に1回、水を取り替える
切り口の多いれんこんの場合、水に浸けて保存することで変色を防ぐことができる。ただし、日持ちさせるには水を交換する手間がかかる。また、水溶性の栄養素が流出するというデメリットがあるため、早めに食べきることが推奨されている(※1、2)。栄養の流出を防ぎたい場合は、塊の場合と同様にラップで包んで保存することもできる。切り口がなるべく空気に触れないよう、ぴったりと包むことが大切だ。

保存期間

節つきでまるごと冷蔵保存した場合は、1週間~10日程度日持ちする。カットした場合は、3日程度しか日持ちしないため、傷まないうちに早めに使いきろう。水に浸ける方法も1週間ほど保存できるが、ビタミンCが流出してしまう(※1、2)。長期保存したい場合は、次に紹介する冷凍保存がおすすめだ。

3. れんこんが日持ちする冷凍保存

れんこんが日持ちする冷凍保存
れんこんを日持ちさせたい場合に最もおすすめなのが、冷凍保存である。適切な方法で冷凍すれば、1か月ほど保存することができる。

食べ方で決める保存方法

れんこんを冷凍する場合は、きんぴらや煮物などの用途に合わせて下処理をしておくと便利だ。
【切ってから保存する方法】
  • れんこんの皮を剥き、使いやすい大きさに切る
  • 5分程度酢水に浸ける
  • 水気をふき取り、冷凍用保存袋に入れて冷凍する
縦半分の大きめカットなら、凍ったままさまざまな切り方で使える。また、輪切りや短冊切りにしてから冷凍すればきんぴらに、乱切りなら煮物にそのまま使えて時短できる。
【すりおろして保存する方法】
  • れんこんの皮を剥き、すりおろす
  • 大さじ1程度の量に小分けにして、ラップで包む
  • まとめて冷凍用保存袋に入れて、冷凍する
れんこんをすりおろして冷凍しておくと、すり流し汁やれんこん餅のほか、料理のつなぎにも使える。切る場合もすりおろす場合も、保存袋に入れたらしっかりと空気を抜いて密閉し、金属トレーを使ってできるだけ早く凍らせることが保存のコツだ。

結論

れんこんは、基本的には冷蔵保存が適している。常温保存は、節つきの状態で風通しのよい冷暗所での保存に限られる。冷蔵庫や冷暗所では1週間程度日持ちするが、長期保存したいなら、早めに冷凍保存に切り替えたほうがよい。下処理をしたれんこんを適切に冷凍保存すれば、1ヵ月程度日持ちするため、最後まで美味しく食べきれるはずだ。
参考文献
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  • 更新日:

    2022年12月10日

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