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ブリ・ハマチ

はまちとぶりの違いに驚き!呼び名と身質や味の違いを解説

投稿者:ライター 徳田藍子(とくだあいこ)

監修者:管理栄養士 児玉智絢(こだまちひろ)

鉛筆アイコン 2022年12月25日

スーパーの鮮魚コーナーでも、見た目がそっくりなのに呼び名が違うはまちとぶり。実際に何が違うのかがいまいちわかっていない人も多いだろう。この記事では、はまちとぶりの違いについて詳しく紹介していく。呼び名だけではなく身質や味の違いもチェックしてみよう。

  

1. はまちとぶりの違い

ブリ
ぶりは出世魚として知られている。出世魚とは成長過程によって呼び名が変わっていく魚のことだ。はまちとぶりは呼び名は違えど、同じスズメ目アジ科ブリ属の魚になる。

呼び名が変わる出世魚

ぶりは成長過程によって呼び名が変わる出世魚だ。最終的に80cm以上の大きさのものをぶりと呼び、サイズが40cmほどの時にはまちと呼ばれる。また、はまちの旬は夏から秋にかけてで、ぶりの旬は12月から1月頃といわれている。とくに秋から冬にかけて南下してくるぶりは寒ぶりと呼ばれ、脂のりがよくとくに美味しいと評判だ。

2. はまちとぶり以外の呼び名

ブリの切り身
出世魚であるぶりは、はまちだけではなく大きさによってほかの呼び名もある。また、関東と関西でも呼び名が変わってくるので、いろいろな呼び名について紹介しよう。

関東と関西の呼び名

ぶりは関東と関西で成長過程による呼び名が異なる。生まれてすぐのぶりの幼魚はモジャコと呼ばれ横縞模様があるが、15cmほどになると模様がなくなるのが特徴だ。そこから関東と関西では呼び名が変わってくる。関東では20cmくらいからワカシ、40cmからをイナダ、60cmからをワラサ、80cm以上をぶりと呼ぶ。関西では、20cmからツバス、40cmからをはまち、60cmからをメジロ、80cm以上をぶりと呼ぶのだ。つまり、幼魚のモジャコと最後のぶりは関東も関西も呼び名が一緒だが、成長途中の呼び名は地域によって異なる。同じぶりでも大きさによって呼び方がたくさんあるが、同じ魚を指しているのだ。

3. はまちとぶりの身質の違い

ぶり切り身
はまちとぶりは大きさの違う同じ魚だと紹介したが、身質や味わいにも違いがある。それぞれの身質と味わいの違いをチェックしてみよう。

身質の違いと味わい

はまちは脂がのっていながら、引き締まった味わいが楽しめる。ぶりと比べるとクセが少なくあっさりとした味わいが特徴だ。はまちの場合は、加熱するとパサつきやすいので寿司や刺身など生食で食べられることが多い。それに対してぶりは、大きさが大きい分、身が厚く脂がのった高級感のある味わいが楽しめる。濃厚で赤身と脂のバランスがよく、大トロのような味わいだといわれるが、その一方ではまちよりもクセがあるという人もいる。ぶりは寿司や刺身から煮付けやぶりしゃぶなど幅広い料理として楽しむことができる。

結論

はまちとぶりは大きさの違いだけではなく、旬や味にも違いがある。スーパーで切り身として並んでいると違いが分からない場合も多いが、味の違いについて知っておくことで、美味しい食べ方を楽しむことができるだろう。出世魚でもあるぶりは、地域によっても成長過程での呼び名が違うので、呼び名の違いによってぶりの大きさをイメージしてみるのがおすすめだ。

監修管理栄養士:児玉智絢

経歴:女子栄養大学栄養学部を卒業後、管理栄養士免許を取得。食品メーカーの商品開発などを経験後、フリーランスとして栄養・健康分野の記事監修を中心に活動中。
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  • 更新日:

    2022年12月25日

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