このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
焼き魚

かますのおすすめ調理法6選|基本の下ごしらえ方法も解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 児玉智絢(こだまちひろ)

鉛筆アイコン 2023年1月 2日

今回紹介するのは、かますの調理法だ。干物や塩焼きで食べることの多いかますだが、小型のものは素揚げで食べても美味しい。シンプルに食べるのもありだが、アクアパッツァやムニエル、香草フライのように洋食で食べるのもおすすめだ。最初にかますを下処理する方法から紹介しよう。

  

1. かますの調理法:基本の下ごしらえ

カマス
かますは肉厚な白身魚で、塩焼きや寿司、フライのように和食とも洋食とも相性がよい。皆さんの中には魚をさばくのが苦手という人もいるだろう。ここではかますを下処理する方法を紹介しよう。

かますのうろこや内臓の処理

  • まな板にかますを置き、尻尾の手前に包丁の中心をあてる。
  • 頭の方に向かいながらうろこを取り除いていく。
  • 背のうろこを取り除くため、かますを立てて置く。
  • 尻尾の手前の部分に包丁の先をあてる。
  • 包丁を頭の方へ移動させ、うろこを取り除く。
  • 次に腹を上に向けて置き、背と同じようにうろこを取り除く。
  • 6個あるヒレをキッチンバサミでカットする。
  • 胸ビレと腹ビレに沿って、頭を切り落とす。
  • 肛門にキッチンバサミで切れ目を入れて、エラの手前まで切る。
  • 中から包丁の先で内臓をかき出す。
  • 身とくっついているところをキッチンバサミで切り離す。
  • かますを流水で洗い、キッチンペーパーで水気を拭き取れば下処理は完了だ。

かますの開きと三枚おろし

かますは干物で食べても美味しく、下処理は頭を切り落とさない開きが基本だ。方法は先述した下処理の7までの工程と一緒でOK。7以降の方法を解説する。ちなみにヒレは残したままでも大丈夫だ。
  • かますの頭を左側に向けて、まな板に置く。
  • エラぶたの際に包丁を入れ、中骨まで切れ込みを入れる。
  • 背ビレから包丁を入れ、中骨の主骨あたりまで切り開く。
  • 包丁を逆さに持ち替え、腹骨と中骨の主骨がくっついているところを切り離す。
  • 尻ビレのある腹身を切り開けば開きになる。
  • エラぶたの中の赤いエラと内臓をちぎり取る。
  • 血ワタや腹膜を取り除き、水洗いしてキッチンペーパーで水気を拭き取る。
次に三枚おろしにする手順を紹介しよう。先に紹介した下処理後の12以降の工程を解説する。
  • かますの背ビレに沿い、尾の付け根に向かって身を切り開いていく。
  • 尾の付け根から尻ビレに向かい、腹身を切り開く。
  • 尾の付け根に包丁を入れ、頭の切り口に向かい半身腹骨を切り取っていく。
  • 同じやり方でもう片方も切り取れば三枚おろしの完成だ。

2. かますの調理法:定番料理3選

カマスの刺身
ここでは、かますの調理法の定番料理を紹介しよう。作り方を覚えておくと、かますが手に入ったときに役に立つだろう。

1:かますの塩焼き

かますの調理法を代表するのが、塩焼きだ。フライパンで簡単に調理する方法を紹介しよう。
  • かますの皮目に切れ目を入れ、塩をふって水分が出たらキッチンペーパーで水気を拭き取る。
  • フライパンに油をひいて熱し、かますを並べて中火で焼く。
  • 片面に焼き色が付いたら、裏返して焼く。
  • 焼き色が付いたら酒を加えてふたをする。
  • 中に火が通るまで弱火で4分ほど蒸し焼きにする。
  • ふたを取って水分を飛ばすよう加熱すれば塩焼きの完成だ。
ヒレ付きのまま塩焼きにするなら、ヒレに塩をふっておくと焼き上がりがキレイだ。

2:かますの干物

  • 開きにしたかますを塩水に入れて、冷蔵庫に入れ30分漬けておく。
  • かますを塩水から取り出し、流水でサッと洗い流し水気を拭き取る。
  • 身を広げて竹串を刺し、半日ほど干す。
  • 水分が均一になるようラップで包み、冷蔵庫に入れて半日ほど置く。
  • あとは魚グリルで焼くだけだ。

3:かますの煮付け

かますのおすすめの調理法のひとつが煮付けだ。しょうがをたっぷりきかせると美味で、ごはんがすすむ。
  • しょうがは皮をむいて細切りにする。
  • かますを斜め半分に切る。
  • ザルにかますをのせ、全体が白っぽくなるよう熱湯をかける。
  • キッチンペーパーで水気を拭き取る。
  • 鍋に水・しょうゆ・酒・みりん・砂糖・しょうがを入れ、中火でひと煮立ちさせる。
  • 鍋にかますを加え、ふたをして弱火で10分ほど煮る。
  • 中に火が通ったら、ふたを取る。
  • 煮汁をまわしかけながら、煮汁が減るまで中火で煮詰めれば完成だ。
かますは骨が多い魚なので、子どもに食べさせるときは注意すること。

3. かますの調理法:洋風アレンジ3選

ロースト ミックス シーフード
最後にかますを洋風で味わう調理法を紹介しよう。

1:かますのアクアパッツァ

かますを洋風で味わう調理法のひとつが、イタリアンのアクアパッツァだ。ちなみにアクアパッツァとはイタリア語で水煮を意味する。
  • かますの腹の中に塩こしょうをすり込んで半分に切る。
  • ミニトマトのへたを落とし、横半分に切る。
  • フライパンにオリーブオイルをひいて中火で熱し、水洗いして水気を拭き取ったかますを入れて焼く。
  • 焼き色がついたら裏返し、ニンニクを入れて炒める。
  • 香りが立ったら、水とミニトマト、オリーブを加え、強火にして炒める。
  • 煮立ったら、かますに煮汁をかけながら、約10分煮る。
  • 塩、こしょうで味を調えれば完成だ。

2:かますのムニエル

かますの調理法のひとつが、ムニエルだ。
  • かますを食べやすい大きさに切り、小麦粉をまぶす。
  • フライパンにオリーブオイルをひいて弱めの中火で熱する。
  • かますを加えて両面をゆっくりと焼く。
  • ワインを加え、ふたをして1~2分ほど蒸し焼きにする。
  • かますを器に盛り付け、フライパンは洗わず、ワイン・はちみつ・半月切りのレモンを加える。
  • 火加減を弱火にしてバター・レモン汁・レモンの皮をすりおろしたものを加える。
  • 全体が色付いたら火を止め、かますにかければ完成だ。
ごはんはもちろんアルコールとも相性ばっちりの一品だ。

3:かますの香草フライ

サクッフワッとした食感の、かますの香草フライもおすすめの調理法のひとつだ。
  • かますは適当な大きさにカットし、塩こしょうをふる。
  • 小麦粉、溶き卵、パセリ入りパン粉の順に衣を付けていく。
  • フライパンに油を入れ、170~175℃くらいに熱し、かますを入れて揚げる。
  • 泡がぶくぶくと大きいうちは、さわらないこと。
  • 泡が小さくなって淡いキツネ色になったら、バットに上げて余分な油を切れば完成だ。
パン粉を付けるとき、はがれないようにしっかりと付着させておくこと。食べるときはレモンを絞ったり、ソースをかけたり、好みの味で食べてOKだ。

結論

かますの下処理や調理法を紹介した。魚の中では、あまりかますになじみがないという人もいるだろう。先述したように、かますは塩焼きや干物をはじめ、煮付け、アクアパッツァ、ムニエル、香草フライで食べても美味しい。

監修管理栄養士:児玉智絢

経歴:女子栄養大学栄養学部を卒業後、管理栄養士免許を取得。食品メーカーの商品開発などを経験後、フリーランスとして栄養・健康分野の記事監修を中心に活動中。
インフォメーションマークアイコンオリひとを楽しむための注意事項はこちら
  • 更新日:

    2023年1月 2日

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

人気記事一覧

急上昇
週間

新着記事一覧新着記事一覧