目次
1. 食べかけのアイスの正しい保存方法とは?

食べかけのアイスを蓋をするだけの保存方法は、楽なのだが品質劣化のことを考えると十分ではない。残したアイスの品質や風味を保ちながら、最後までアイスを楽しみたいという人はぜひ「正しい保存方法」を実践してほしい。
1.正しい保存方法とは?
食べかけのアイスは、空気に触れることで酸化が進み、品質が低下していく。よって長くおいしさを保ちたいときは、密閉した状態で保存することがおすすめである。
密閉できる容器を利用する方法
密閉できる容器を用意できる人は、食べかけのアイスを入れ替えて表面を平らにしてしっかり蓋をしよう。さらにファスナー付き保存袋にアイスを入れてなるべく空気を抜いた上で、冷凍庫に入れよう。
密閉できる容器を用意できない場合
適している容器がないというときは、ラップを使えばよいだろう。まずは、ラップをアイスクリームにピタッと貼り付けて、アイスクリームを平らにならす。そのあとにファスナー付き保存袋に入れて、なるべく空気を抜いて保存しよう。
2.アイスをずっと美味しく食べるために気をつけること
食べかけのアイスをもっと美味しく保つためには、もうひとつ気をつけたいことがある。それは、「冷凍庫の開け閉めを最小限にすること」だ
家庭の冷凍庫は、開け閉めをするたびに温度変化が大きくなってしまう。そうなると、アイスクリームの氷の結晶が大きくなって、食べたときにざらざらとした食感になってしまいやすくなるのだ。
2. 一度溶けたアイスクリームは食べられる?

アイスを食べていたら、途中から溶けてきたなんてこともよくあるだろう。そういったときに、また冷凍庫に入れて固めたら大丈夫と思っている人が意外と多い。確かに溶けたものをまた冷凍庫に入れたらアイスは固まるのだが、もとの品質には戻らない。
「品質は全然気にならない、食べられればよい」と考える方もいるかもしれないが、溶けた状態で放置したアイスは、変敗・腐敗などを起こしている可能性もあるので、十分に注意してほしい。
結論
アイスを食べかけにして、そのまま冷凍庫に入れるという方法は、誰もが一度はしたことがあるのではないだろうか。そこまでアイスに愛着がなければ、正しい保存方法は知らなくてもよいかもしれない。しかし、とても美味しくて高級なアイスが手に入ったときやお気に入りのアイスを食べかけにしたときは、なるべく美味しさを保ちたいという気持ちが湧くのではないだろうか。そんなときは密閉容器やラップなどを使った保存方法をぜひやってみてほしい。
監修管理栄養士:藤井千晃
経歴:リクルート営業経験後、300本を超える栄養関連の記事の執筆・監修経験を持つ。温活・ダイエット・メンタルケア分野を得意とする。