目次
- たんぱく質:2.3g
- カルシウム:250mg
- カリウム:330mg
- βカロテン:2800μg
- ビタミンK:340μg
- ビタミンC:82mg
1. かぶの葉を冷蔵保存する方法

かぶの保存に適した温度は約0℃なので、基本的に常温保存ではなく冷蔵庫で保存するのがよいだろう。しかし、かぶはあまり日持ちしない野菜なのでなるべく早めに食べきるのがおすすめだ。ここでは、かぶの葉を冷蔵保存する方法とポイントを解説していこう。
野菜室で保存
かぶは冷蔵庫の野菜室で保存するのがよいだろう。冷蔵庫で保存する前に葉と根は切り分けるようにしよう。葉がついた状態で保存すると、根の栄養を葉が吸い上げてしまうためだ。
葉と根を切り分けたら、水で濡らしたキッチンペーパーや新聞紙などに包みポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存しよう。立てて入れると鮮度がより保たれやすいので、なるべく寝かさずに立てて入れるようにするのがポイントだ。ペットボトルを半分に切って容器として使うとよいだろう。
2. かぶの葉を冷凍保存する方法

かぶは基本的には冷蔵庫で保存するが、あまり日持ちしないため早めに食べきってしまうのがよい。しかし、すぐに食べない場合は、冷凍保存する方法もある。ここではかぶの葉を冷凍保存する方法について解説していこう。
生のまま冷凍
使い方が決まっていない場合は生のまま冷凍するのがよいだろう。冷凍保存の方法は、
茎と葉の部分に分けてから食べやすいサイズにカットし、保存袋に入れる。金属製のバットに置き、上に保冷剤をのせて冷凍庫で保存することで、約1か月保存が可能だ。また生のため、食べるときは必ず加熱するようにしよう。
茹でてから冷凍
かぶの葉を茹でてから冷凍保存する場合は、まずサッと塩で茹で粗熱をとる。水気をよく拭き取ってから、使いやすい大きさにカットしラップで包み、保存袋に入れる。生と同じく金属製のバットに置き、上に保冷剤をのせて冷凍庫で保存することで、約1か月保存が可能だ。
3. かぶの葉を活用するための選び方

スーパーなどで売られているかぶは葉が付いているものがほとんどだが、まれに葉が切り落とされて売られているものもある。かぶの葉には栄養が豊富に含まれているため、葉がついているものを選ぶのがよいだろう。ここでは、かぶの葉の選び方について解説していこう。(※1)
栄養がたくさん
かぶの葉にはカルシウムやカリウムなどの栄養素が豊富に含まれている。かぶの葉100gあたりに含まれる主な栄養素は以下の通りだ。(※1)
葉と根には共通してビタミンCが含まれているが、葉は根に比べて約4倍のビタミンCが含まれているため、葉を食べないで捨ててしまうのは非常にもったいないのだ。(※1、2)
選び方のポイント
かぶの葉を選ぶ際は、張りがあり茎の付け根の入りが淡い緑色のものを選ぶのがよいだろう。
根は、形がキレイに整っており表面に張りがあってひびがないものを選ぶようにしよう。
ちなみにかぶの旬は10~12月で、主な産地は埼玉県や千葉県などだ。
結論
かぶを保存する際は、基本的に常温ではなく冷蔵庫で保存するのがよい。しかし、かぶはあまり日持ちしない野菜なので、すぐに食べきれない場合は冷蔵保存がおすすめだ。また、かぶの葉にはカルシウムやビタミンCなどの栄養が豊富に含まれており、食べないで捨ててしまうのはもったいない。張りがあって茎の付け根の入りが淡い緑色のものを選び、美味しくいただこう。
(参考文献)
※1※2参照:文部科学省食品データベース
https://fooddb.mext.go.jp/
監修管理栄養士:渡邉里英
経歴:大学で栄養学を学び、大学院卒業後、医学関連出版社に就職。管理栄養士としての知識と医学雑誌の編集経験をもとに、オリひと食料理記事の監修に至る。