このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
チョコ

チョコの賞味期限はどれくらい?日持ちしない種類と保存法を紹介

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2023年2月 3日

南米原産のカカオがヨーロッパに伝えられ、固形のチョコになったのは19世紀半ばのことである。日本にも19世紀に渡来したチョコは、お菓子の代表格として絶大な人気を誇る。バレンタインデーをはじめ、贈答品としてもよくつかわれるチョコの賞味期限はどのくらいあるのだろうか。本記事ではチョコの賞味期限について説明する。

  

1. チョコの賞味期限は長い

チョコレート
チョコが大好きという人が多いせいか、賞味期限など気にせずに食べきってしまうことが多いのが現状ではないだろうか。もちろん、チョコにも賞味期限は存在する。その概要を見てみよう。

期限の記載について

まず賞味期限についてその意味するところを明確にする。消費者庁によれば、賞味期限とは食材の品質が保持される期間を指す。つまり、賞味期限切れとは風味や質が落ちてしまっても食べられるケースが多いのである。(※1)いっぽう消費期限は、安全性を保証する期間である。消費期限はそれを過ぎてしまうと、腐敗などの理由から安全性に問題がある可能性が高くなる。(※1)

日持ちする食べ物

チョコの大半に記載されているのは、賞味期限である。つまり、質の維持を保証する期間が明記されている。それでは、チョコの賞味期限はどのくらいあるのか。チョコレートは種類によって賞味期限も異なる。チョコを販売する企業のサイトを見ると、多くのチョコレートは比較的賞味期限が長く、6か月~1年、あるいはそれ以上長いものも存在する。農林水産省が食品ロス軽減のために作成した報告書でも、チョコの賞味期限例は360日としていることからも(※2)、1年前後が通常と思ってよいだろう。

2. チョコで賞味期限が短い種類

チョコレート
チョコには製法や形状、テイストが異なるさまざまなタイプが存在する。一般的に賞味期限が長いチョコレートであるが、賞味期限が短いものもある。
  • フルーツやナッツなどチョコ以外の食材が使われたもの
  • 生クリームなどを加えた生チョコやガナッシュチョコ
  • 自宅で作るチョコの菓子
こうしたチョコが傷みやすいのは、チョコ以外の食材に含まれる水分がその要因となる。生チョコは賞味期限が数日というタイプも珍しくない。またフルーツやナッツ類が入ったものも、そうでないタイプと比べると賞味期限は短く設定されている。手作りのチョコレートの場合は衛生上の問題もあり、やはり1週間以内に食べきることを心がけよう。

3. チョコの賞味期限と保存方法

チョコレート
賞味期限が長いとはいえ、チョコは開封後も上手に保存して美味しさを維持したい。チョコレートはどのような保存方法が適切なのか、その方法を紹介する。

ビニール袋で密封

チョコを製造販売する大手企業明治によれば、チョコは湿度や温度などの影響を受けて、脂分や糖分が化学変化し風味が落ちてしまうことがあるという。(※3)よく目にする白っぽく変色したチョコの状態がこれである。そのため、チョコの種類に関係なく、直射日光や湿度は避けて適切な温度で保存する必要がある。(※3)とくに開封してしまったチョコは、アルミホイルに包んだうえで、ジッパー付き保存袋に入れて密閉し適切な温度で保管しよう。

野菜室で保存

ガナッシュチョコなど水分が多めのチョコはとくに、10℃以下での保存が望ましい。冷蔵庫に入れて保存することになるが、開閉回数が多い場所よりも、少し高めの温度に設定されている野菜室で保存するとよりよい状態を維持できるだろう。ただし、香味の強い野菜の香りが映らないよう、ジッパー付き保存袋でしっかりと密封する必要がある。

おすすめの食べ方

チョコは糖分やカロリーも高い。(※4)むやみとたくさん食べるのではなく、カカオの味わいを実感できるカカオ成分の高い、質のよいチョコを、適量食べるのが美味しく食べるコツである。また、冷蔵しておいたチョコは、常温に戻して食べるとベストな状態のチョコを堪能できる。

結論

チョコはもはや、生活の中に根づいたお菓子の文化といってよいだろう。バレンタインデーなどのイベントとも縁が深く、チョコなしの生活など考えられない時代になった。チョコの賞味期限はほかの食材と比較すると長めであるが、種類や保存状況によって異なるため、正しい保存方法で適切に食べるようにしよう。適量を美味しく食べてチョコの醍醐味を堪能してほしい。
(参考文献)
※1.消費者庁「期限表示(消費期限・賞味期限)」P.1
※2.農林水産省「食品廃棄物等の発生抑制に関する目標」P.32
※3.株式会社明治「チョコレートは冷蔵庫保存が難しい?変質の原因と保存方法のポイント」
※4.文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)菓子類/<チョコレート類>/ミルクチョコレート」

監修管理栄養士:黒沼祐美

経歴:女子栄養大学栄養学部を卒業後、管理栄養士、健康運動指導士資格を取得。企業給食管理、食品メーカーでの商品開発、医療機関での栄養指導、健保組合での特定保健指導などを経験。その後、食文化や料理技術を学ぶためイタリアにて1年間料理留学を経験し、2012年より在住。これまでの経験を活かし、現在はオンラインでの特定保健指導や食・栄養関係の記事監修などを行う。
インフォメーションマークアイコンオリひとを楽しむための注意事項はこちら
  • 更新日:

    2023年2月 3日

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

人気記事一覧

急上昇
週間

新着記事一覧新着記事一覧