- ツンとするような刺激臭がある
- 油揚げが膨張している
1. 油揚げの賞味期限はどれくらい?痛んだ状態と日持ちする保存法
価格もお手ごろで買いだめしたくなる油揚げであるが、賞味期限については注意が必要である。消費者庁によれば、賞味期限とはその食材を美味しく食べられる期間を指すため、安全な期間を示す消費期限とは異なる。(※1)油揚げに関していえば、賞味期限が切れたあとも食べることは可能である。しかし、表面の油が酸化し傷みやすい性質を持っている油揚げは、賞味期限が切れたあとの安全性に留意して食べる必要がある。今回示す賞味期限についても、あくまで目安である。実際に食べる際には、自己責任となることを覚えておいてほしい。
未開封の場合
油揚げは製法によって賞味期限にばらつきがある。なかには賞味期限が2週間と長いものもあるが、通常の油揚げは5日前後である。未開封の油揚げは、パッケージに明記されたこの賞味期限に従うのが無難である。
開封後の場合
開封後の油揚げの場合は、賞味期限が明記された物よりも短くなると考えたほうがよい。前述したように、油揚げの表面は酸化によって傷みやすい。また、カットして空気に触れる部分が多い油揚げはさらに賞味期限が短くなると覚えておこう。
2. 油揚げの賞味期限切れ
風味が落ちるとはいえ、賞味期限が切れたあとの油揚げは食べることができる。しかし、傷んでしまった油揚げはなにを基準に判断すべきなのだろうか。賞味期限切れのあと、食べるべきではない油揚げの状態は、以下のようなものがある。
このような状態のときは、油揚げの酸化が進み傷んでいる可能性が高くなるため、廃棄するのが適切である。
3. 油揚げの賞味期限を延ばす保存方法
思いのほか賞味期限が短い油揚げは、冷凍することでより長く保存が可能となる。すぐに消費する予定がない場合は、次のような方法で冷凍保存が可能である。
・そのまま冷凍
未開封の油揚げは、そのまま冷凍庫に入れて保存ができる。開封してしまった油揚げは、冷凍用の袋に入れて、空気を抜いた状態で冷凍庫に入れる。3週間ほどをめどに使い切る。冷蔵庫に入れて解凍するか、湯をかけて油抜きすればそのまま調理に使用できる。
・カットして冷凍
解凍後に使いやすいように、カットしてから冷凍する方法もある。酸化を防ぐために、カットした後は間をおかずに専用の袋に入れて冷凍庫に入れる。カットした油揚げは、冷凍保存とはいえ早めの消費が望ましい。調理するときは解凍せずにそのまま使用できる。
・煮てから冷凍
稲荷すしやきつねうどんの具として、煮た油揚げを冷凍すると時短にもなる。煮た油揚げは冷めるのを待ち、軽く汁気を絞る。冷凍用の袋に入れて冷凍庫に入れる。冷蔵庫に移して解凍する。煮た油揚げの冷凍保存期間は2週間以内である。
結論
さまざまな料理に使える便利な油揚げであるが、賞味期限はそれほど長くない。油揚げは傷みやすい食材でもあるため、賞味期限を守って食べるのが基本である。開封してしまった油揚げは、賞味期限内でもにおいや状態に問題ないか確認が必要である。冷凍することで賞味期限の延長が可能である。上手に保存し、油揚げの美味しさを最後まで損なわずに食べてほしい。
(参考文献)
※1.消費者庁「期限表示(消費期限・賞味期限)」P.1
監修管理栄養士:黒沼祐美
経歴:女子栄養大学栄養学部を卒業後、管理栄養士、健康運動指導士資格を取得。企業給食管理、食品メーカーでの商品開発、医療機関での栄養指導、健保組合での特定保健指導などを経験。その後、食文化や料理技術を学ぶためイタリアにて1年間料理留学を経験し、2012年より在住。これまでの経験を活かし、現在はオンラインでの特定保健指導や食・栄養関係の記事監修などを行う。