1. じゃがいもを長持ちさせる保存方法のポイントは?
じゃがいもの保存は、冷暗所にとりあえず置いているという人が大半かもしれない。しかしじゃがいもは保存するときにひと手間加えるだけで、より長持ちさせることができる。
じゃがいもを長持ちさせるポイントは、「芽を出させない」ようにすることだ。これから説明する保存方法は、いずれもじゃがいもから芽を出させないことが目的となっている。
2. じゃがいもを長持ちさせる保存の裏技4選
ここからは、じゃがいもを長持ちさせる裏技をひとつずつ紹介する。
りんごと一緒に保存する
じゃがいもとりんごを一緒に保存すると、じゃがいもから芽が出にくくなる。一緒に入れるりんごは高価なものを買う必要はなく、じゃがいも30個に対して、りんごの数は1個でいいので、大量に買う必要もない。りんごはエチレンというガスを出しており、このガスがじゃがいもの芽を出すのを抑えてくれる働きがある。
あとは、じゃがいもとりんごを隣において保存するだけだ。じゃがいもが袋に入っている場合は、小さい穴を開けてりんごの隣におこう。
りんごはじゃがいものそばに置いておくと、水分が抜けてふにゃふにゃになっていく。そのときは別のりんごで効果を持続させよう。
アルミの保冷バッグで包む
じゃがいもをアルミの保冷バッグに入れると、じゃがいもから芽が出るのを遅らせることができる。アルミの保冷バッグは、100円ショップなどでも手に入る。
新聞紙でじゃがいもを包んだあと、アルミの保冷バッグに入れて、冷暗所に置いておく。たったこれだけで、じゃがいもの長期保存が可能になる。なお、この方法は玉ねぎを長期保存させたいときも使える。
茹でて冷凍する
じゃがいもは茹でて冷凍しておけば、長持ちするようになる。
じゃがいもは茹保存の手順は次のとおりだ。じゃがいもを洗って、芽をとって茹でる。茹でたジャガイモは皮をむいて、好みの大きさに切って、バットに広げて粗熱をとる。粗熱がとれたら、ファスナー付き保存袋に入れて、冷凍しよう。
じゃがいもは茹でて冷凍しておくことで、長持ちするようになるとともに料理にも使いやすくなる。コロッケやポテトサラダなどじゃがいもを茹でて作る料理をするときにも、時短になって便利である。ただ、煮物にはあまり向いていないという点だけが難点だ。
夏場は冷蔵庫で保存
じゃがいもは、日光が当たることと、気温が18度以上になると芽を出しやすくなる。常温かつ冷暗所での保存が基本となるが、梅雨や夏になって気温が15度以上になる季節は、常温保存ではなく、冷蔵庫で保存する方がよい。
冷蔵庫に保存するときは、じゃがいもの土をはらって、新聞紙やキッチンペーパーでひとつずつ包み、ポリ袋などに入れて軽く口を結んだ状態で保存しよう。新聞紙が湿気てきたら、新しいもので包み直そう。
結論
じゃがいもを長持ちさせるための保存方法を紹介した。この記事で紹介した裏技は、簡単なものが多いため、すぐに実践していただけるであろう。「茹でて冷凍する」方法は、少し手間がかかるが、茹でておくことでいざ料理で使うときは時短ができるので、忙しい方には必見の裏技である。ぜひ試してみてほしい。
監修管理栄養士:藤井千晃
経歴:リクルート営業経験後、300本を超える栄養関連の記事の執筆・監修経験を持つ。温活・ダイエット・メンタルケア分野を得意とする。