ひき肉をパラパラにする冷凍方法｜料理に必要な分だけ使えて便利！

ひき肉はメンチカツ・そぼろ丼・コロッケ・餃子・スコッチエッグ・シューマイ・タコライスなど、さまざまな料理で活躍する食材だ。とくにパラパラに冷凍保存しておくと、調理したいときに必要な量だけ取り出せて便利だ。加えてひき肉をパックで冷凍すると、かたまりなので凍るまでに時間がかかってしまう。購入後に全部使いきれないときは、パラパラ冷凍をおすすめする。スーパーでパラパラな冷凍ひき肉を販売しているところもあるが、家でもパラパラひき肉を作れるのだ。具体的な冷凍方法を紹介していこう。

ひき肉のパラパラ冷凍方法のコツのひとつが、冷凍前にしっかりほぐすことだ。具体的な方法はパックの上で、ひき肉を菜箸やフォークでほぐす。ポイントはかたまりがなくなるよう、なるべく細かくほぐしてパラパラに広げることだ。

ひき肉がパラパラにほぐれたら、ジッパー付きの冷凍用の保存袋に入れていく。コツは全体的にかたよりがないよう平らに広げること。ぎゅうぎゅうに詰めすぎないことも、ひき肉をパラパラに冷凍するコツのひとつ。量が多いようだったら、別の袋に分けて入れること。入れ終えたら、なるべく空気を抜き、ジッパーを閉めて冷凍室へ。あれば金属製のバットにのせると急速冷凍しやすい。

パラパラ冷凍方法のポイントは、冷凍途中に何度かほぐすことだ。ひき肉を冷凍室に入れて30分くらい経ったら、取り出してほぐす。さらに1時間くらい冷やしてから、再びひき肉をほぐして冷凍室へ。全体で2時間くらい冷やせば、パラパラひき肉の完成である。保存期間は冷凍室で約2週間が目安だ。

生のひき肉をパラパラにする冷凍方法を紹介した。ちなみに炒めてから冷凍すると、生より長持ちする。方法は、ひき肉を油をひいたフライパンに入れて炒める。このときひき肉のみでもいいし、みじん切りにした食材と合わせて炒めてもよい。パラパラの状態になったら、調味料で味付けして水分を飛ばす。とくにお弁当やトッピングで使うなら、濃いめに味付けするのがポイントだ。次にバットに取り出して粗熱をとる。冷めたら先述したように、冷凍用の保存袋に入れて空気を抜き、ジッパーを閉めて冷凍室へ。保存期間の目安は3～4週間ほどだ。

ひき肉の冷凍方法はパラパラが便利であることを紹介した。これまでは買ってきたパックのまま冷凍していたという人もいるだろう。使うときに量が多すぎて、ほしい分だけ小分けして冷凍しておけばよかったという経験がある人もいるのでは？今後はほしい分だけ取り出せる、パラパラな冷凍方法でひき肉を保存してみてはいかがだろうか。

経歴：女子栄養大学栄養学部を卒業後、管理栄養士、健康運動指導士資格を取得。企業給食管理、食品メーカーでの商品開発、医療機関での栄養指導、健保組合での特定保健指導などを経験。その後、食文化や料理技術を学ぶためイタリアにて1年間料理留学を経験し、2012年より在住。これまでの経験を活かし、現在はオンラインでの特定保健指導や食・栄養関係の記事監修などを行う。