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にんじんの長持ち保存

にんじん長持ち保存を実現する裏技!基礎と選び方のポイント

投稿者:ライター 佐々木このみ(ささきこのみ)

鉛筆アイコン 2023年2月27日

にんじんは日持ちしやすい野菜だが、保存の仕方によっては傷んでしまう場合もある。そこで、にんじん長持ち保存を成功させるために、知っておきたいポイントや裏技を紹介する。にんじん長持ち保存の基本をおさえ、常備野菜として活用しよう。

  

1. にんじん長持ち保存の裏技

にんじん長持ち保存の裏技
にんじんを長持ちさせたい場合は、購入したものをそのまま置いておくのではなく、ひと手間かけるのがコツだ。また、寒い冬の時期と気温の高い時期では適した保存方法も異なる。

季節ごとの保存方法

にんじん長持ち保存は、基本的には冷蔵庫で行う。ただし、気温の低い冬期は冷暗所での常温保存が可能だ。
冷蔵庫でのにんじん長持ち保存の手順は、下記のとおりである。
  • にんじんの表面の水気をふき取る
  • 新聞紙やキッチンペーパーで包む
  • ポリ袋に入れる
  • 冷蔵庫の野菜室で保存する(立てるように置くとよい)
この方法で保存すれば、キッチンペーパーを定期的に変えることで約1ヶ月鮮度をキープできる。土付きのにんじんの場合はまず土を落とし、水分をふき取ってから包む。また、葉付きにんじんの場合は、根と葉を切り離し別々に保存すると鮮度を保ちやすい。

冬場の常温保存

冬場でも、暖房のついた部屋ではなく、必ず冷暗所で保存する。この場合も、1本ずつ新聞紙やキッチンペーパーで包んで立てておくことで長持ちする。常温保存の場合は、土を落とす必要はない。また、気温の低い時期なら庭やプランターで土のなかに埋めて保存するという裏技もある。

2. にんじん長持ち保存の基礎知識

にんじん長持ち保存の基礎知識
基本のにんじん長持ち保存方法には、冷蔵・常温いずれの場合でも紙に包むという工程がある。これは、にんじんの特性を踏まえた方法であり、長持ちさせるためには必須の作業だ。

湿気と乾燥

にんじんを新聞紙やキッチンペーパーで包むのは、湿気と乾燥を防ぐためである。にんじんは湿気にも乾燥にも弱い野菜で、湿度が低すぎるとしなびてしまうが、逆に水気があっても腐敗しやすい。
そのため、紙で包んで乾燥から守りつつ、水っぽくならないようにすることも大切だ。保存前に水気をふき取るだけでなく、保存中に紙が湿っぽくなったら随時取り替えるとより長持ちする。

3. にんじん長持ち保存法と選び方

にんじん長持ち保存法と選び方
にんじん長持ち保存を成功させるには、保存方法だけでなくにんじんの選び方も重要である。鮮度の落ちたにんじんを選んでしまったら、いくら保存の仕方を工夫しても長持ちさせることはできない。では、どのようなポイントをおさえてにんじんを選べばよいのだろうか。

選び方のポイント

にんじんを選ぶ際は、色やつや、重量感、形状をチェックするとよい。農畜産業振興機構の資料(※)によると、下記のような特徴のあるにんじんが良品という。
  • 色:茎の付け根も含め、全体的にオレンジ色が濃い(黒ずみがない)
  • 表皮:なめらかでつやがある
  • 形状:茎の付け根が細め(太いと固い部分が多く、細いほうが甘い)
  • 重量感や質感:ずっしりと重い、みずみずしい
とくに、水分が抜けて乾燥したにんじんは美味しくないといわれている。スカスカのにんじんを選ばないよう、手で持って重量感を確かめることが大切である。

結論

にんじん長持ち保存のコツは、紙で包んで乾燥と湿気から守ることだ。基本的には冷蔵保存に向くが、冬期なら冷暗所で常温保存したり、土に埋めるという裏技で保存したりすることもできる。保存する際の工夫に加えて、色や重量感をチェックし鮮度のよいものを選ぶことも、にんじん長持ち保存には重要である。正しく保存し食生活に役立てよう。
参考文献

監修管理栄養士:渡邉里英

経歴:大学で栄養学を学び、大学院卒業後、医学関連出版社に就職。管理栄養士としての知識と医学雑誌の編集経験をもとに、オリひと食料理記事の監修に至る。
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  • 更新日:

    2023年2月27日

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