目次
- 竹串でえびの背ワタを引っかける
- 背ワタを引っ張って抜き取る
1. 冷凍えびの臭みが出ない解凍方法1:塩水

冷凍えびは簡単に作れる塩焼きから、少し手の込んだえびマヨやえびチリのような人気の料理まで、さまざまな調理方法で味わえるのが特徴だ。ストックしておくと何もないときに重宝するが、解凍すると臭みを感じることも。解凍とひと言でいっても冷蔵室でゆっくりと解凍する低温解凍や常温での自然解凍、水中解凍、電子レンジ解凍など多数方法があるが、臭みが出ないよう解凍する方法とは?
塩水で解凍する方法
冷凍えびの解凍方法のひとつが、塩水を使うことだ。具体的なやり方は海水と同程度の塩分濃度(約3%)の塩水をボウルに入れて冷凍えびを加え、常温でしばらくおいて解凍すればOK。使用した塩水に臭みが出ているので、流水でえびを洗って調理に使うといいだろう。えびから旨みと水分が流出するのを防いで旨みを保ち、プリプリとした食感になる。ちなみにえびの種類は殻付きえびも、むきえびも解凍方法は同じだ。
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2. 冷凍えびの臭みが出ない解凍方法2:重曹

冷凍えびの臭みをとる方法のひとつが、重曹を使用することだ。自宅でも飲食店で食べるようなプリッとした食感のえびを食べたい人もいるのでは?冷凍えびを重曹水で解凍すると、アルカリ成分によってえびのたんぱく質がかたくなり、塩水よりプリプリ食感になる。具体的なやり方はボウルに水と重曹を入れる。重曹が溶けたら冷凍えびを入れて、そのまま常温で約10~15分おけばよい。
3. 冷凍えびの臭みが出ない解凍方法3:酒

冷凍えびの臭みが出ない解凍方法は酒を使うのもありだ。方法は簡単でボウルに冷凍えびを入れ、酒を加えるだけだ。酒の種類は料理酒でも日本酒でもOK。酒で解凍すると、不思議と臭みが出にくい。
4. 解凍した冷凍エビが臭いときの対処法

冷凍えびを先述した方法で解凍したが、臭みが残りがちなこともあるだろう。そのときは、どう対処すればいいのだろうか。具体的な臭みをとる方法を紹介しよう。えびの冷凍時に背ワタを取らず保存し、そのまま調理すると、臭みの原因になりやすい。加えて口あたりが悪くなりやすいので、面倒でも取るのがおすすめだ。
えびの背ワタを取る方法
ポイントは切れないよう、ゆっくりと引き抜くことだ。背ワタを取ったら酒と塩をふる。臭みが取れたら、流水で洗う。むきえびは塩で臭みを抜いてから、片栗粉をまぶし、ぬめりを吸わせて流水で洗えばOK。
結論
冷凍えびの臭みが出ない解凍方法を紹介した。解凍とひと言でいっても塩水につけておいたり、重曹水に入れたり、酒を加える方法がある。これらの方法を試してみて、臭みが抜け切れなかったら、紹介した対処法を参考にしてもらいたい。
監修管理栄養士:黒沼祐美
経歴:女子栄養大学栄養学部を卒業後、管理栄養士、健康運動指導士資格を取得。企業給食管理、食品メーカーでの商品開発、医療機関での栄養指導、健保組合での特定保健指導などを経験。その後、食文化や料理技術を学ぶためイタリアにて1年間料理留学を経験し、2012年より在住。これまでの経験を活かし、現在はオンラインでの特定保健指導や食・栄養関係の記事監修などを行う。