1. しなびたレタスをシャキシャキに復活させる簡単な裏技とは
洗って盛り付けて、ドレッシングをかけるだけで簡単に食べることのできるレタスは、家庭の定番野菜のひとつだ。サラダはもちろんさっと炒めるなど、料理にも活躍してくれる。そんなレタスの持ち味といえば、なんといってもシャキシャキとした食感だろう。そのシャキシャキ感を復活させる裏技があるという。
方法はなんと50度のお湯につけること。こうすることで細胞内の気孔が開き、水分を吸収することができるようになる。また50度くらいの温度帯ではペクチンとカルシウムイオンという細胞の間にある物質が結合するので、見た目だけでなくシャキシャキと食感もよくなるというのだ。
2. しなびたレタスをシャキシャキに復活させる裏技のやり方
ここからはしなびたレタスをシャキシャキに復活させる裏技を実際に試してみよう。
方法1:50度のお湯を準備する
ボウルに50度のお湯を入れる。給湯器を50度設定にすると簡単だが、もしできない場合は同じ量の熱湯と水を合わせて約50度にすればOKだ。
方法2:しなびたレタスをお湯に浸す
ちぎったレタスをお湯に30秒~1分程度つける。つけすぎると逆効果になる可能性があるので注意が必要だ。
方法3:冷水に浸して水気をきる
ザルにあげて、冷水に取り、水気をしっかりと拭き取れば完成。驚くほど、シャキシャキとした食感に仕上がる。
3. 裏技でシャキシャキに復活した元しなびたレタスの保存方法
50度のお湯につけてシャキシャキに復活したレタスの鮮度を保つ保存方法は、タッパーやジッパー付きの袋に入れて、野菜室に入れるだけ。念入りに水切りをしてから入れるのがポイントだ。水気が気になる場合は、キッチンペーパーなどを敷いてしまうのもありだ。
しかしどうしても時間経過とともにしんなりしてしまうので、保存後はできるだけ早めに食べきるのがおすすめだ。
結論
しなしなになってしまったレタスは50度のお湯につけるだけで生き返る。これはレタスが水分を吸い、シャキシャキ食感の元でもあるペクチンの働きが活発になるために起こる現象である。シャキシャキのレタスは食べ応えも十分。本来のレタスの旨みを十分に楽しむためにも50度洗いにチャレンジしてみてほしい。
監修管理栄養士:渡邉里英
経歴:大学で栄養学を学び、大学院卒業後、医学関連出版社に就職。管理栄養士としての知識と医学雑誌の編集経験をもとに、オリひと食料理記事の監修に至る。