目次
- 1. 春キャベツと普通のキャベツは種をまく時期と収穫時期が違う
- 2. 春キャベツと普通のキャベツの見た目の違い
- 3. 春キャベツは普通のキャベツよりも甘いのは本当?
- 4. 春キャベツと普通のキャベツは味や歯ごたえに違いがある
- 5. 切るだけで簡単!春キャベツのレシピ3選
1. 春キャベツと普通のキャベツは種をまく時期と収穫時期が違う

春キャベツは、秋に種をまいて4月~6月に収穫する。一方で、一般的な普通のキャベツは、夏に種をまいて11月~3月に収穫する。春キャベツと普通のキャベツは収穫の時期が異なるのだ。春キャベツは、傷みやすいために生産地近くで販売されることが多く、出回る時期は地域によって異なるというのも春キャベツの特徴である。
2. 春キャベツと普通のキャベツの見た目の違い

春キャベツの見た目は、普通のキャベツと比べて鮮やかな黄緑色で丸っこい形をしている。一方で普通のキャベツは、楕円形の形をしていて色も淡い。また春キャベツは、割ってみると黄色っぽく、普通のキャベツは白っぽいという特徴もある。
3. 春キャベツは普通のキャベツよりも甘いのは本当?

春キャベツは、「普通のキャベツに比べて甘い」ということは多くの人が知っているだろうが、これは本当だろうか。糖度測定器で測ってみると、春キャベツは6度、普通のキャベツは5度ぐらいの数値である。糖度測定器で測るとあまり変わりがない。よって「春キャベツだから甘い」とは一概には言えないようだ。
4. 春キャベツと普通のキャベツは味や歯ごたえに違いがある

春キャベツはキャベツに比べ、水分量が多いため柔らかく食べやすい。みずみずしいのが特徴で、サラダや生食に向いている。簡単にできる即席漬けにも向いている。えぐみもほとんど感じることがない。
一方普通のキャベツは、春キャベツに比べると歯ごたえは硬く感じる。苦味も少し感じるだろう。普通のキャベツは、加熱をすることで甘味が増すので、加熱料理に向いている。ポトフやロールキャベツなどを作るときは、普通のキャベツを使うといいだろう。
5. 切るだけで簡単!春キャベツのレシピ3選

ここでは、春キャベツを使った簡単レシピを紹介しよう。
春キャベツでしそ風味の浅漬け
春キャベツを使って簡単に即席浅漬けを作ることができる。簡単に一品作りたいときも時短でできるので、大変重宝するレシピである。
用意するものは春キャベツと塩としそ。キャベツは芯を取ってざく切りにする。塩を振ってよく揉んだ後、水気を絞っておく。しそは細切りにして水気を絞ったキャベツと一緒に入れて、10分間おいておくと簡単に即席浅漬けが完成する。
春満開!春キャベツと新玉ねぎのさわやかマリネ
春を迎えて春キャベツと新玉ねぎが手に入ったら、ぜひ試していただきたいレシピ。みずみずしいキャベツと玉ねぎでさわやかな味のマリネができるので、脂っぽい料理のおともにいかがだろうか。
用意するものは春キャベツと新玉ねぎ。調味料は砂糖、塩、お酢、和風顆粒だし、オリーブオイル。春キャベツは食べやすい大きさに切って、新玉ねぎはなるべく薄切りにしておく。ジップロックなどの保存液に調味料を全て入れて、春キャベツと新玉ねぎを加え、1時間ほど冷蔵庫で漬け込むと出来上がる。
春キャベツのやわらかコールスロー
春キャベツで作るコールスローは、ほどよい柔らかさがあり、食べやすくなるのでぜひ試してみてほしい。またコーンを加えることでケンタッキーフライドチキンで売られているコールスローのようになり、美味しくなるのでぜひ試してみてほしい。
用意するものは春キャベツ、にんじん、コーン。調味料に塩、レモン汁、マヨネーズ、牛乳、はちみつ。春キャベツと人参は千切りにしておいて、塩をふっておく。水気を絞るように硬く絞り、コーンと合わせた野菜にレモン汁をかけて、冷蔵庫に入れておく。レモン汁以外の調味料を食べる直前に加えると美味しく出来上がる。
結論
春キャベツと普通のキャベツには、収穫時期以外にも味や見た目にも違いがあることがおわかりいただけただろうか。春キャベツは水分量が多く柔らかいことから、サラダや漬物などに適している。簡単な作り方でできるので、ぜひ食卓に春キャベツの一品を並べてみてほしい。
監修管理栄養士:藤井千晃
経歴:リクルート営業経験後、300本を超える栄養関連の記事の執筆・監修経験を持つ。温活・ダイエット・メンタルケア分野を得意とする。