目次
1. チーズのカビと種類

チーズに付着するカビは、種類によって有用か有害に分かれる。チーズのカビの種類を知って、より美味しくチーズを味わってみよう。
有用か有害か
カビには植物病原菌であるカビと汚染によって発生するカビに分かれる。植物病原菌であるカビは食べても問題ないが、汚染によって発生したカビは食べると健康に悪影響を及ぼす。チーズに発生したカビは種類によって有用か有害に分かれる。チーズには、カマンベールチーズやブルーチーズなどカビを使って作られたチーズがある。これらはチーズの表面にカビをあえて植え付けて熟成させて作る。熟成することで独特のチーズの風味を生み出すのだ。しかしナチュラルチーズなどを自宅の冷蔵庫で保存している最中に発生したカビは食べると健康に悪影響を及ぼすことがあるので、食べるのを辞めておきたい。また、チーズのカビは加熱してもカビ毒がなくなることがないので、注意しよう。
2. チーズを美味しくするカビ

チーズの種類によっては白カビや青カビが味を美味しくしてくれる。実際にチーズを美味しくするカビはどのようなものがあるのだろうか?
白カビ
カマンベールやブリ―、バラカなどのチーズは表面に白カビを植え付けて熟成を行う。そうすることで、たんぱく質を分解する力のある白カビがチーズを熟成させていくのだ。白カビを使ったチーズは表面が白く覆われており中身は黄色いクリーム状になっている。
青カビ
青カビを使って熟成させたチーズはブルーチーズといわれ、イタリアのゴルゴンゾーラやフランスのロックフォール、イギリスのスティルトンなどが有名だ。青カビで熟成させたチーズは、内部に縞模様があり、ピリッとした刺激のある風味が楽しめる。
3. チーズの保存方法と美味しい食べ方

チーズを食べるなら美味しい食べ方を知っておくのがおすすめだ。また、正しい保存方法を知っておけば、チーズの風味を損なわずに保存することができる。
基本は冷蔵保存
チーズは、冷蔵保存が基本だ。チーズをラップでぴったり包んでから密閉容器に入れて冷蔵庫に入れておくのがいいだろう。チーズは空気に触れてしまうと劣化が早まる。また、チーズは匂いを吸収しやすいので、密閉容器に入れておくことで匂いの吸収を防ぐことができるのだ。食べる際は、冷蔵庫から出してすぐではなく30分ほど常温に戻してから食べるとよりチーズの風味を感じることができる。
結論
チーズのカビは食べられるものと食べられないものがある。チーズは種類によってカビによって熟成させ風味をよくしている。チーズとカビの関係を知れば、自分自身で有用か有害か判断することができるようになる。また、チーズを冷蔵庫で保存する際はきちんと密閉保存し、常温に戻してから食べるとよりチーズを美味しく味わうことができるだろう。