目次
- 1. 肉じゃがの旨味がアップする具材1:ほどよい脂身の牛肉
- 2. 肉じゃがの旨味がアップする具材2:トマト
- 3. 肉じゃがの旨味がアップする具材3:キムチ
- 4. 肉じゃがの旨味がアップする具材4:鶏肉
- 5. 肉じゃがの旨味がアップする具材5:しいたけ
- 6. おまけ:肉じゃがの旨味がアップする調味料
1. 肉じゃがの旨味がアップする具材1:ほどよい脂身の牛肉

肉じゃがの旨味をアップさせるには、ほどよい脂身の牛肉を使うとよい。脂が少ないとボソボソとした食感になり、多すぎると脂っぽくなってしまう。一般的な料理ではサラダ油などを使うことが多いが、味をしみ込ませたい煮物などでは、食材の油で炒めるといい。肉2枚ほどに弱火でゆっくりと熱を加え、じわじわと溶かした肉の脂でじゃがいもや玉ねぎを炒めよう。ここでのポイントは、弱火でじっくりと肉の脂を溶かし、肉を焦げ付かさずに脂を抽出することだ。
サラダ油などの油脂には食材をコーティングする働きがあるため、余分に調味料が必要になるといわれているが、食材の脂を活用することで、素材本来の味が楽しめるだろう。
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2. 肉じゃがの旨味がアップする具材2:トマト

トマトには酸味があるため、肉じゃがとは合わなそうだが、実はトマトは煮込み料理との相性がバツグンな野菜だ。旨味成分であるグルタミン酸が含まれているトマトを肉じゃがに入れることで旨味が増すだけでなく、さっぱりとした仕上がりになる。肉じゃがのアレンジ料理に挑戦したい場合などにおすすめだ。和風の肉じゃがにトマトを入れるとさっぱりとした風味になり、コンソメやケチャップなどで味付けすると洋風の肉じゃがが楽しめる。洋風の味付けをした肉じゃがは、ワインにも合うのでぜひ試してほしい。
3. 肉じゃがの旨味がアップする具材3:キムチ

キムチは、魚介類や野菜などの旨味が豊富なため、煮物にすると奥深い味わいが楽しめる。ピリッとした辛さや旨味が野菜や肉にしみ込み、韓国風の肉じゃがになる。キムチ自体に味がしっかりとついているので、翌日も味がぼやけずに美味しくいただけるだろう。ごま油で風味を付けると、より韓国風の肉じゃがが楽しめる。
4. 肉じゃがの旨味がアップする具材4:鶏肉

変わり種の肉じゃがを作る際には、鶏肉もおすすめだ。じっくり煮込むことで、鶏肉から旨味が出るので、出汁を加えなくてもいいのもポイントだ。こんがり焼いてから煮込むと、さらに香ばしさが残って食欲をそそる一品になる。鶏のさっぱりとした味わいにごはんがすすむだろう。鶏肉の部位は、むね肉ではなく脂が多いもも肉を使うと、コクのある仕上がりになる。
5. 肉じゃがの旨味がアップする具材5:しいたけ

乾燥しいたけには、旨味成分であるグアニル酸が豊富に含まれているので、肉じゃがに加えると旨味がアップする。しいたけの食感を楽しみたい場合は、肉厚なものを選ぶといい。しいたけが和風の煮物に合うのはもちろんだが、にんにくやネギのみじん切り、ごま油などを入れれば中華風の肉じゃがにもなる。
6. おまけ:肉じゃがの旨味がアップする調味料

肉じゃがの旨味がアップする調味料は、マイルドな味わいを引き出してくれるはちみつだ。砂糖の代わりに使うと甘すぎず、コクの深い肉じゃがになる。はちみつを入れることで照りが出るのもおすすめポイントだ。ほかにも、めんつゆを入れるとほのかな香りが食欲増進につながるだろう。肉じゃがの隠し味として、焼肉のタレやバター、みそなどを入れることもある。
結論
肉じゃがの旨味がアップする具材は、鶏肉やしいたけなどの旨味が詰まっている食材、キムチやトマトなどの変わり種までさまざまだ。入れる食材に合わせて調味料を変えてみると洋風や中華風の肉じゃがが楽しめる。いつもと違う肉じゃがを味わってみてはいかがだろうか。変わり種まで挑戦できなくても、はちみつやめんつゆなどを肉じゃがに入れることで、風味や香りがアップするので試してほしい。
監修管理栄養士:児玉智絢
経歴:女子栄養大学栄養学部を卒業後、管理栄養士免許を取得。食品メーカーの商品開発などを経験後、フリーランスとして栄養・健康分野の記事監修を中心に活動中。