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作って食べる!これから簡単に始められる【そら豆】の栽培

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 渡邉里英(わたなべりえ)

2019年9月 5日

初夏の訪れを感じさせる野菜の1つ「そら豆」。ビールのつまみにピッタリなので、旬が待ち遠しいお父さんも多いことだろう。そこで、ぜひ自宅で栽培し、「マイそら豆」に挑戦してみては。ベランダでも大丈夫なプランター栽培の方法を紹介しよう。

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1. そら豆の植え付け時期と用意するもの

そら豆は、苗が小さいうちに低温にさらされないと、花芽ができない植物だ。晩秋に植えて小さいうちに冬を越し、春に向かって成長をして初夏に実を付ける。冷涼な気候を好み、寒さにも強い植物だが、本葉が6枚~7枚以上に成長すると、寒さに弱くなる性質があるので、種まきや苗の植え付けのタイミングは重要。住んでいる地方の気候に合わせた時期を確認することが大切だ。

関東や関西など平暖地の場合は、種まきは10月中旬~下旬、苗の植え付けは11月中旬~12月中旬くらいが目安になる。ただし、種から育てるのは、個別のポットで苗を育て、プランターなどに定植させる必要があり、初心者にはハードルが高いので、ここでは苗から栽培する方法について紹介する。

栽培に必要なものを以下に挙げておこう。

【プランターまたは植木鉢】
そら豆は、栽培期間が長く、1株から10本以上の芽が伸びて茂るので、プランターや植木鉢も大型を用意する。プランターは85cm以上、鉢なら直径33cm以上、11号~12号以上が適している。

【土の準備】
市販の実もの野菜用の配合土を使うのが便利。

【苗】
本葉が3枚~4枚あって、節と節の間が詰まっていて、緑の色が濃いずんぐりとした苗を選ぼう。参考までに付け加えると、種から栽培する場合は、ビールのつまみに食べているあの豆が「種」になる。大きなさやから取り出した豆の1粒が種だ。

植え付ける際は、お歯黒(豆の上にある黒い筋)が斜め下になるように土の中に入れ、種が見えるくらい浅く植え付けるのが上手に発芽させるコツだという。ただし、食用の豆は栽培用には向かない。園芸店などで販売されている栽培用を買い求めなければならない。

【支柱】
幼いうちに冬を越したそら豆は、春の日差しとともに成長し、ぐんぐん茎を伸ばす。そうなった時に風で倒れないように、プランターに支柱を立て、紐で囲っておく必要がある。長さ1mくらいの支柱を4本用意しておきたい。

【肥料】
追肥用に化成肥料を用意する。

2. そら豆の苗の植え付けと水やり

プランターに土を入れる前に、底に鉢底石を敷き、水はけがよい状態を作っておこう。植え付けの手順は以下の通りだ。
  • プランターまたは植木鉢の口から3cmほど下のところまで土を入れたら、苗の根鉢より大きめの穴を掘る。苗間が15cm~20cm間隔になるように。
  • ポットから根鉢を崩さないように苗を取り出し、掘った穴の中に入れ、周りの土を寄せて根と土の間に隙間ができないようにする。
  • 株元を手のひらで軽く押さえたら、水をたっぷりやって、植え付けは完了。日当たりがよく、強い寒風に当たらない場所に置いてやろう。
そら豆は乾燥に弱い植物だが、冬の間は水のやりすぎに注意。土の奥に水が残っていると、凍ったり根腐れしたりする原因になるからだ。土の表面をチェックして、少し乾いてきたと思ったら、2日~3日後に水をやるくらいの意識で大丈夫だ。

3. そら豆の追肥、整枝、支柱立て

苗を植え付けたあとの管理で必要なのは、栄養を補給する「追肥」と、葉が茂りすぎて日当たり不足にならないようにするために枝を整理する「整枝」、そして伸びた茎が倒れないようにするための「支柱立て」だ。それぞれのやり方とコツを紹介しておこう。

【追肥】
2月中旬~下旬頃には、草丈が20cm~30cmくらいになるはず。そうしたら、化成肥料をプランターの縁に沿ってパラパラとまき、移植ゴテで土と軽く混ぜ合わせて株元に寄せておこう。追肥は、下記で紹介する「整枝」のあとにも必要。同様のやり方で肥料を施そう。

【整枝】
そら豆は、1本の苗から10本くらいの新芽が伸び、側枝となって成長する。枝が多く、葉が茂ると、日当たりが悪くなり、実のでき具合が悪くなったり、風通しが悪くなるために虫が付きやすくなったりする。草丈が30cm~40cmになった頃、大きな側枝を6本~7本残し、あとは切り取ってしまおう。

【支柱立て】
春になって茎が伸びてきたら、用意しておいた支柱を立てて、倒伏を防ぐ。四角いプランターであれば四隅に支柱を立て、下、中、上の3カ所をぐるりと紐で囲う。支柱ごと倒れないように、支柱の下方とプランター自体を紐でつないでおくことも忘れずに。

4. そら豆の摘芯と収穫

草丈が60cmくらいに伸びたら、茎の先端部分をハサミで切り取ってしまおう。茎の上部は花が咲いても実が成らない。そのまま付けておくと実が成る下部に十分な栄養が行きわたらないので、思い切って取ってしまおう。この作業を「摘芯」といい、ほかの野菜を栽培する際にもよく出てくるので覚えておくとよいだろう。

収穫できるのは、花が咲いてから35日~40日程度が目安。若いさやが上を向いていることから名付けられたといわれる「そら豆」。上を向いていたさやの中で豆が成長すると、次第に豆の重みでさやが下を向くようになる。さやの背筋が黒褐色になったら、収穫のタイミングだ。さやを手で触って、中の豆が大きくなっているのが確認できたら、ハサミで枝から切り離して収穫しよう。

結論

晩秋に植え付けて、収穫できるのは5月か6月か。かなり長い時間を要する野菜だが、栽培途中にはさほど手はかからず、長く育てる分、収穫できた時の喜びは大きいはずだ。お父さんが丹精込めて育てた「マイそら豆」を、家族に食べてもらおう。

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