1. レタスを育てるときのプランターの選び方

レタスにとって種を植えて芽がでるために最適とされている温度は、18~20度。そのため、春か秋の過ごしやすい季節に栽培を始めることをおすすめする。準備するものは、プランターや野菜専用の培養土、園芸用シャベル、そしてレタスの種だ。特にはじめて家庭菜園をする人は、プランター選びについて悩む人もいるだろう。ここでは、プランター選びに特化して紹介する。
サイズ
最適な大きさのプランターを選ぶことが大切だ。目安として、レタス2株を作るときは幅50cm×奥行20cm×高さ20cmが望ましい。3株作りたいときは、幅65cm×奥行20cm×高さ20cmを用意しておくといいだろう。ちなみに、培養土は2株で10リットル、3株で14リットルが必要だ。
材質
様々な材質のプランターが販売されているため悩むかもしれない。レタスを何株栽培するかによって選ぶ材質も変わってくるだろう。と言うのは、レタスを多く育てるためには必要な培養土が増えるため、重さも増える。その場合は、しっかりした材質のものを選ばなければ、プランターそのものが変形する、割れるなどということもある。育て方に合わせた材質を選びたいところだ。しかし、基本的にはサイズ展開も豊富なプラスチック製で問題ない。
2. レタスの育て方

プランターを選んだら早速レタスの育て方について、確認していこう。
種をまく
はじめに鉢底石を敷いたプランターに、縁の部分から2cm下の位置まで培養土を入れていき、20~30cm間隔の位置に指でくぼみをつける。そのくぼみに種をまき、上から土をかぶせよう。目安として、1カ所のくぼみにつき4~5粒ほどずつ入れる。最後にたっぷりの水をやり、種まきの完成だ。
発芽まで待つ
種まきをしてから発芽するまでが育て方の大切なポイントとなる。発芽するまでに乾燥してしまうと芽がでてこなくなる可能性もある。そのため、水やりは重要な工程だ。目安として1日に1回は、プランターの底部分から水が溢れだす程度の水をやろう。また、適切な温度に保つこともポイントだ。10度以下や25度以上の場所では発芽しにくくなる可能性もある。発芽までの目安日数は4~5日だが、なかなか発芽しない場合は水の量や温度を見直した方がいいのかもしれない。
間引き
指でつくったくぼみに種を4~5粒ほど埋めたが、実際は4~5粒をそのまま育てていくわけではなく、1番育ちそうな元気のいい1株だけを選んで育てる。このことを「間引き」と言う。葉が虫に食べられている、色が薄いといったものは抜いていこう。全部で3回ほど間引きを行なっていきたい。間引き後は、化成肥料を全体にパラパラと撒いておくと、より成長が期待される。あとは、レタスが成長するのを見守りながら収穫を楽しみにしよう。
収穫
種まきをしてから60~70日後に、直径25~30cmほどの大きさに育つ。いよいよ収穫だ。片手で株を持ち、根元をハサミや包丁などで切っていこう。
3. レタスで家庭菜園をするときの注意点

育て方を把握したところで、家庭菜園をする際の注意点をおさえておこう。以下のことを意識して、より元気なレタスを育てていこう!
プランターを置く場所
レタスは、夜間に光が当たってしまうと、花をつけて茎が伸びる「とう立ち」と呼ばれる現象が起こることがある。とう立ちが起こると食感や味に影響がでることもあるため、できるだけ避けたい。家庭菜園をするとき、夜間は家の中の灯りや外灯が当たらない場所にプランターを置こう。
虫について
収穫する前に、虫がついている場合もあるだろう。注意して見たいのは葉の部分だ。黒いブツブツとしたものがついていると、葉か土のどこかに虫がいる可能性がある。虫を見つけたら即駆除しよう。家庭菜園をはじめる前には虫がつかないように、防虫ネットを張るのもおすすめだ。
結論
レタスは比較的時間を要せずに栽培できるため、手軽に挑戦できると感じたい人もいるかもしれない。店先で購入するよりは手間がかかるが、自分で育てたレタスは、また格別だ。子どもと一緒に作っても食育へと繋がるだろう。是非、挑戦してほしい。
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