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グレープフルーツを栽培しよう!上手な育て方と注意点を解説

グレープフルーツを栽培しよう!上手な育て方と注意点を解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2021年6月21日

グレープフルーツはアメリカのフロリダや南アフリカなど温暖な地域での栽培が盛んだが、日本で栽培することもできる。今回は自宅でグレープフルーツの木を栽培したい人に向けて、育て方と注意点を解説する。

  

1. グレープフルーツの栽培環境

グレープフルーツは18世紀に西インド諸島のバルバドス島でうまれたといわれ、19世紀以降にフロリダに伝わり、その後、イスラエル、アルゼンチン、南アフリカなどでも栽培されるようになった。

グレープフルーツは1つの枝に沢山の実をつける。その様子がまるで葡萄のようであることからグレープフルーツの名がつけられた。

グレープフルーツは寒さに弱く、名産地は年間通して温かい亜熱帯地域がほとんどだ。日本には大正時代に伝わったが、気候がグレープフルーツ栽培に適していなかったため、全国的に普及することはなかった。

現在市場に出回っているものの大半は輸入品だが、国産品も温暖な地域で少量ながら生産されている。防寒対策を万全にすれば自宅で栽培することも可能だ。

2. グレープフルーツの育て方

グレープフルーツを育てる場合には、その土地の気候が植え付けに適しているか確認しよう。寒冷地であれば地植えで育てるのは難しい。その場合は鉢植えにして、寒い時期は温度管理を徹底しよう。

グレープフルーツの生育期間は長く、実がなるまでに15年~20年の時間が必要といわれている。生育に適した温度は18度以上で、3月~4月に種まきを行うのが一般的だ。

2~3週間すると小さな芽を出し始める。最初の5年は鉢植えでも十分育てられるサイズなので、室内でしっかり温度管理しながら育てよう。5年以上経過した段階で、温暖な地域なら庭に植え替え、最適気温が−3度を下回る寒冷地では大きな鉢に植え替えるとよい。鉢植えの場合は、その後も室内で育て温度管理を継続しよう。
  • 水やり
    鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら水をたっぷりと与える。地植えの木は、乾燥したときのみ与える程度でOK。また、冬場の水やりは控えめにするのがよいとされている。
  • 肥料
    肥料は1年に3回、春・夏・秋に1回ずつ行う。年間を通じて肥料が常にある状態にしておくとよく育つ。
  • 病害虫
    害虫はアブラムシ・カイガラムシ・ハダニがつきやすい。これらの虫がつくと樹木の栄養が吸い取られ、そのままにすると生育不良で枯れてしまうこともある。害虫は見つけ次第、取り除いて薬剤を散布しておこう。
このほかに、グレープフルーツで心配されるのはカイヨウ病だ。この病気になると葉や果実に褐色の斑点が生じる。防風対策と伝染源除去を徹底することで予防できるので対策は万全にしよう。

3. グレープフルーツ栽培のトラブル対処法

グレープフルーツは栽培の難易度が高く、葉が枯れたり、花が咲かないといったアクシデントもある。そんなときの対処法をお伝えする。

■葉が枯れたときの対処法

葉が枯れる原因は季節によって異なる。冬の時期は寒さや乾燥、根腐れが原因のことが多く、夏の時期は水切れや根詰まりなどが原因と考えられる。

そのため、冬は温度管理と暖房器具の風向き、水のやりすぎには十分注意しよう。また、夏は水切れを起こすことがないように気を付け、生育スピードに合わせて鉢の植え替えを行うとよい。

また病気や害虫が原因で葉が枯れることもあるので、先ほど解説した方法で予防しよう。

■花が咲かない時の対処法

花が咲かないと実がならないので、温かい時期は鉢を外に出して日光をよく当てよう。適度に肥料を与え、水やりを欠かさず、日光をしっかり浴びれば花は咲きやすくなる。

結論

グレープフルーツは輸入品がほとんどだが、国内でも栽培することができる。寒さに弱いので、成長の決め手は温度管理だ。実がなるまでに15~20年かかるので、時間をかけて大事に育てていこう。
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  • 公開日:

    2019年10月15日

  • 更新日:

    2021年6月21日

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