1. こたつとエアコンの電気代はどちらが安い?

まずはこたつとエアコンの電気代について解説する。ホットカーペットやファンヒーターなど、他の暖房器具の電気代と併せてまとめた。
こたつの電気代
こたつのサイズや条件によって異なるが、こたつの電気代は1時間で「2~6円」ほどになる。弱運転で2~3円、強運転なら5~6円を目安にしよう。長時間使っても消費電力も少なく、最初だけ強にすれば弱にしても十分に暖まる。エアコンなど他の暖房機器と比較しても電気代は安いので、節約したい方におすすめだ。
エアコンの電気代
エアコンの電気代は8畳用で1時間「2~53円」が目安だ。性能や条件で差が出やすく、気温が低いときだったり暖める部屋が広かったりすれば、より高くなるだろう。最新の機種は省エネ性能が高い傾向があるが、こたつと比較したときの電気代は高めだ。設定温度と消費電力量は比例するので、あまり上げすぎないように注意しよう。
その他家電の電気代は?
その他の暖房器具の電気代についてチェックしてみよう。1時間使用したときの電気代について、目安を紹介する。
・ホットカーペット(2畳用):6~9円
・ハロゲンヒーター(4.5畳用):8~27円
・オイルヒーター(6畳用):6~7円
・石油ファンヒーター(9畳用):1円未満(灯油が別に必要)
ホットカーペットやハロゲンヒーターは意外と電気代が高い。また、商品によって消費電力は異なるので、あらかじめチェックしておこう。
・ホットカーペット(2畳用):6~9円
・ハロゲンヒーター(4.5畳用):8~27円
・オイルヒーター(6畳用):6~7円
・石油ファンヒーター(9畳用):1円未満(灯油が別に必要)
ホットカーペットやハロゲンヒーターは意外と電気代が高い。また、商品によって消費電力は異なるので、あらかじめチェックしておこう。
電気代の計算方法
こたつやエアコンなどの暖房器具には、消費電力が記載してあることが多い。消費電力を元に、かかる電気代の目安を自分で算出してみよう。
まずは消費電力量(kWh)を算出する。消費電力と使用時間をかけ、1000で割ったものが消費電力量だ。消費電力量を計算したら、消費電力量と電気料金単価をかけたものが電気代になる。1kWhあたりの電気料金単価は、電気会社のホームページなどで確認してほしい。
たとえば、消費電力500Wの暖房器具を1時間使用した場合の消費電力量は、当てはめて計算すると0.5になる。電気料金単価を21円だと仮定した場合は、0.5と21をかけて10.5円だ。つまり、1時間使用して10.5円の電気代がかかることになるだろう。
ただし、消費電力量として記載してあるのが最大出力量だけだと、あまり参考にならない。標準消費電力量が記載されている場合は、そちらをチェックしてほしい。
まずは消費電力量(kWh)を算出する。消費電力と使用時間をかけ、1000で割ったものが消費電力量だ。消費電力量を計算したら、消費電力量と電気料金単価をかけたものが電気代になる。1kWhあたりの電気料金単価は、電気会社のホームページなどで確認してほしい。
たとえば、消費電力500Wの暖房器具を1時間使用した場合の消費電力量は、当てはめて計算すると0.5になる。電気料金単価を21円だと仮定した場合は、0.5と21をかけて10.5円だ。つまり、1時間使用して10.5円の電気代がかかることになるだろう。
ただし、消費電力量として記載してあるのが最大出力量だけだと、あまり参考にならない。標準消費電力量が記載されている場合は、そちらをチェックしてほしい。
2. 電気代が安ければいい?こたつとエアコンのメリットとデメリット

電気代が安いのはこたつだが、部屋全体を暖めるにはエアコンが必要だ。両方のメリットとデリットを比較することで、それぞれの適した使い方がわかるだろう。
こたつのメリットとデメリット
消費電力が少ないこたつを活用すれば電気代の節約になる。エアコンより即暖性に優れており、暖かさが長く持続するのがメリットだ。ただし、こたつで暖める範囲はこたつの中だけなので、上半身や外に出たときは寒く感じるだろう。こたつは設置スペースが必要になるため、狭い部屋だと邪魔になりやすい。
エアコンのメリットとデメリット
エアコンを使えば部屋全体を暖めることが可能だ。こたつと違って、キッチンなどで作業をするときも暖かく過ごせるだろう。一方で、こたつと比較した場合、電気代が高くなるといったデメリットがある。また、暖まるのに時間がかかるので、帰宅時や起床時に寒い思いをすることもあるだろう。部屋も乾燥しやすくなるので注意が必要だ。
3. 寒い冬をこたつとエアコンの併用で乗り切ろう

こたつとエアコンを併用すれば、お互いのデメリットを補える。電気代を抑えるコツと併せて紹介するので、ぜひ実践してほしい。
併用がおすすめ
こたつとエアコンは暖められる範囲が異なる。併用して活用することで、電気代を節約しながら暖かく過ごせるだろう。こたつで下半身を温めれば体感温度が上がり、エアコンの設定温度を低くしても寒くなりにくい。
たとえばエアコンの設定温度を下げて毎日9時間使用した場合、一冬で1,430円もの節約になる(※1)。電気代の安いこたつを活用して、エアコンの設定温度を上手に下げることが重要だ。
たとえばエアコンの設定温度を下げて毎日9時間使用した場合、一冬で1,430円もの節約になる(※1)。電気代の安いこたつを活用して、エアコンの設定温度を上手に下げることが重要だ。
電気代を抑えるコツとは?
エアコンの設定温度は20度を目安にする。また、暖かい空気は上に上がる性質があるので、風向きを下に設定すると暖かく感じやすい。外からの冷気を遮断するために、厚手のカーテンを使うのも効果的だ。
こたつを使用するときは厚めのカーペットやラグを敷こう。温まったあとは設定温度を下げれば電気代の節約になる。こたつから出る上半身に暖かい上着をはおったり、長座布団や座椅子に座ったりと寒さ対策をすれば、エアコンの設定温度を下げやすい。
こたつを使用するときは厚めのカーペットやラグを敷こう。温まったあとは設定温度を下げれば電気代の節約になる。こたつから出る上半身に暖かい上着をはおったり、長座布団や座椅子に座ったりと寒さ対策をすれば、エアコンの設定温度を下げやすい。
結論
こたつとエアコンの電気代を徹底的に比較した。こたつは電気代が安いため、エアコンを使うより節約になる。ただし、こたつとエアコンは暖める範囲が異なり、それぞれメリットとデメリットがあるため、使い分けが重要だ。こたつで体を温めて、エアコンの設定温度を下げることが節電につながるだろう。
(参考文献)
※1出典:経済産業省「無理のない省エネ節約」
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/howto/airconditioning/index.html
※1出典:経済産業省「無理のない省エネ節約」
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/howto/airconditioning/index.html