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まな板の正しい消毒方法。洗剤・熱湯・アルコールどれが効果的?

まな板の正しい消毒方法。洗剤・熱湯・アルコールどれが効果的?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2021年10月13日

食材を切るときに誰もが使っているのがまな板である。まな板は直接食材が触れる場所。だからこそ、いつでも清潔に保っておきたい。まな板を消毒せずに放置しておくと、雑菌が繁殖して、まな板が汚染される可能性がある。この記事では、まな板を清潔に保ちたいとお考えの方向けに、まな板の正しい消毒方法について説明する。

  

1. まな板消毒の基本

まな板を清潔に保つためには、基本的な手順をきちんと守って掃除をすることが大切である。まな板消毒の基本的な手順は以下の通りだ。

1. まな板に付着した汚れを落とす
2. まな板を水でしっかりとすすぐ
3. まな板の除菌(殺菌消毒)を行う

1.まな板に付着した汚れを落とす

まずは食材を切ったとき付着した汚れをしっかりと洗い流すことが大切となる。ここでは、汚れを洗い流すことが目的となるのでたわしを使ってゴシゴシを洗う。汚れがなかなか落ちない場合には、洗剤を使いきちんと汚れを落とす。金属製のタワシはまな板を傷つける可能性があり、傷の中で雑菌が繁殖しやすくなるので使用しない。

2. まな板を水でしっかりとすすぐ

次に、まな板を水でしっかりとすすぐ。特に洗剤を使って洗った場合、洗剤の成分が残らないようにきちんと洗い流すことが大切である。洗い流す際には、熱湯は使わない。熱湯はタンパク質を凝固させる作用があるため、キレイに汚れが落ちない可能性があるためである。

3. まな板の除菌(殺菌消毒)を行う

最後に、まな板を除菌(殺菌消毒)する。まな板に付着した汚れを落とし、しっかりとすすいだだけでは、殺菌・消毒まではできないということをきちんと認識しなければならない。まな板の殺菌は熱湯消毒をはじめとして、除菌アルコールを使った方法がある。以下では、洗剤・熱湯・除菌アルコールの効果について簡潔に解説する。

2. 洗剤・熱湯・除菌アルコール!それぞれの効果は?

消毒・除菌の方法として最も広く行われているのが熱湯による消毒である。まな板に熱湯をかけるだけなので、特別な薬剤がなくとも手軽に誰でもできる方法として広まっている。熱湯による消毒を行う場合には、必ず水や洗剤などを使ってまな板に付着した汚れを落とした後に行うことが大切である。汚れを落とす前に熱湯消毒だけをしても、付着した汚れを餌にして雑菌が繁殖してしまうので注意しなければならない。

熱湯消毒の他にも、除菌アルコールを使った消毒・除菌方法でまな板を清潔に保つこともできる。除菌アルコールは、スーパーやドラッグストアなどで取扱いがあり、価格も比較的安価なため手に入れやすい。使い方もとても簡単で、汚れをよく洗い流した後、除菌アルコールを吹きかけるだけである。除菌アルコールを吹きかけた後は、清潔な布巾を使って余計な水分を取り除くことが必要である。

3. まな板素材別!正しい消毒方法

正しい手順と消毒方法でまな板を掃除できるようになったら、次はまな板の素材ごとの適切な掃除方法を理解することが大切である。そのためには、自分が持っているまな板の素材についてきちんと理解しなければならない。まな板の素材としてよく使われるのは、天然木素材とそれ以外の素材の2つである。以下では、まな板素材別の正しい消毒方法を説明する。

1. 天然木素材の消毒方法

天然木素材のまな板とは、文字通り天然木を使用したまな板のことを言う。まな板によく使われる天然木としては、檜・桐・銀杏・青森ひばなどが代表的である。天然木のまな板は、きちんと手入れをしないと、他の素材と比較してカビが生えやすいので注意しなければならない。天然木素材のまな板は、その特性上、内部に食材の汁が染み込みやすく、雑菌が繁殖しやすいという特性がある。そのため、天然木のまな板は、まず使用の前に水で濡らし、水滴をよく拭き取ってから使用するのが基本的な使用方法となる。

天然木素材を掃除する場合、まずは食器用洗剤を使ってきれいにまな板を洗う。たわしを使ってゴシゴシと汚れを残らないように洗う必要がある。ただし、天然木素材のまな板は、毎回洗剤で洗わずとも問題ない。たわしと水できちんと汚れを洗い流せば十分である。

このとき、お湯で汚れを流すと、熱で肉や魚のタンパク質が固まってとれにくくなるので注意しなければならない。木の目に沿って洗うとキレイになる。その後、洗剤が残らないように水でしっかりと洗い流す。最後に熱湯をかけるか、除菌アルコールを使って消毒した上で、まな板についた水気を清潔な布巾でしっかりと拭き取る。水分は雑菌増殖の原因となるため日陰の風通しの良い場所で保管しておく。

2. 天然木素材以外のまな板の消毒方法

天然木素材以外のまな板には大きく分けて2つの種類がある。プラストマー素材のまな板とエラストーマ素材のまな板である。プラストーマ素材のまな板とは、ポリエチレン素材を使用したまな板のことを言う。一般的にこのまな板はプラスチックを使用したまな板と呼ばれている。一方、エラストーマ素材のまな板とはポリプロピレン素材を使用したまな板である。エラストーマ素材のまな板はゴムのような弾性があることが特徴である。

天然木素材以外のまな板は、汚れや匂いが付着しにくく、お手入れが楽なことが特徴である。掃除方法は上で説明した方法の通りで問題ない。汚れをしっかりと洗い流した後、アルコールスプレーや除菌スプレーなどを使用して除菌することが大切である。
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4. 色が付着してきたら塩素系漂白剤を使って落とす

まな板を継続して使用していると、食材の色が付着してとれなくなってしまうことがある。そんなとき、塩素系漂白剤を使用すれば、まな板をキレイな状態にすることができる。塩素系漂白剤であれば、キッチン周りでよく問題となる水垢やカビを除去する効果も期待できる。

まな板にまんべんなく薬剤をかけ、その上にキッチンペーパーを貼り付けて、5分程度放置するのが基本的な使い方である。まな板の掃除に塩素系漂白剤を使用した場合は、きちんと薬剤を流しきり、成分が残らないようにすることが大切である。

ただし、天然素材でできたまな板については漂白剤を使用してはならない。天然木は水分を含みやすい性質があるので、まな板が漂白剤の成分を吸い込んでしまう。その結果、まな板の黒ずみや変色を引き起こす可能性があるのだ。
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結論

まな板を清潔に保つためには洗剤や水で洗っただけでは十分ではない。きちんと消毒・除菌まで行う必要がある。まな板には様々な素材のものが販売されているので、素材に応じて適切な方法で掃除、消毒・除菌をしなければならない。

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  • 公開日:

    2019年1月 6日

  • 更新日:

    2021年10月13日

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