1. フライヤーは便利な調理道具

天ぷら鍋やフライパンでも揚げ物を作ることはできるが、電気フライヤーを購入して揚げ物を楽しむ人もいる。電気フライヤーにはどのような特長があるのだろうか。
火を使わないので安心感がある
電気フライヤーは火を使わないため、火を使うときよりも油に引火する危険性が低い。
油がはねにくい
ふたを閉めたまま使えるタイプの電気フライヤーは油が周囲に飛び散りにくいため、調理後の掃除がしやすい。製品によってはふたを開けたまま使わなければならないものもあるので、使用前に取扱説明書で確認しよう。
温度を調整しやすい
食材によって適切な温度にしたいときも温度計を使用する必要がない。ツマミを操作するだけで適温にすることができるため、揚げ物が失敗しにくくなる。
キッチン以外でも揚げ物ができる
コンセントのある場所ならどこでも揚げ物を楽しむことができる。ホームパーティーをするときにはリビングで揚げ物を作ることも可能だ。ただし、周囲に引火しそうなものがないか確認してから使うようにしよう。
油を使用しないタイプもある
食材そのものが持つ油分と水分を利用して揚げるフライヤーもある。余分な油を使用しないため、油で揚げたときに比べるとカロリーを低く抑えることができる。
2. フライヤーの油汚れを掃除する方法

油が飛び散りにくいフライヤーでも、使っているうちにべとべとした油汚れが付着することがある。油は酸性の汚れなので、重曹の持つアルカリ性で中和させると掃除しやすくなる。
重曹を使った掃除方法
【用意するもの】
・重曹:適量
・水
・布:3枚
・スプレーボトル
【手順】
1.水で濡らして固く絞った布に、重曹の粉をかける。
2.フライヤー本体の外側の油汚れを、重曹をつけた布で磨く。
3.別の布で水拭きし、最後に乾いた布で重曹を拭きとる。
4.取り外せる部品に重曹の粉をかけて、布で磨く。
5.水で洗える部品は洗って、よく乾かす。
網目などスポンジで汚れを落としにくい部分には歯ブラシや、たわしを使うといい。
掃除の後に重曹の白っぽい粉が残ってしまう場合は酢水やクエン酸水をスプレーし、乾いた布で拭きとる。コードなど電気の通る箇所は濡らさないように気をつけよう。
・重曹:適量
・水
・布:3枚
・スプレーボトル
【手順】
1.水で濡らして固く絞った布に、重曹の粉をかける。
2.フライヤー本体の外側の油汚れを、重曹をつけた布で磨く。
3.別の布で水拭きし、最後に乾いた布で重曹を拭きとる。
4.取り外せる部品に重曹の粉をかけて、布で磨く。
5.水で洗える部品は洗って、よく乾かす。
網目などスポンジで汚れを落としにくい部分には歯ブラシや、たわしを使うといい。
掃除の後に重曹の白っぽい粉が残ってしまう場合は酢水やクエン酸水をスプレーし、乾いた布で拭きとる。コードなど電気の通る箇所は濡らさないように気をつけよう。
アルミと銅には重曹を使わない
アルミ、銅は重曹を使うと黒ずんでしまうため、食器用中性洗剤を使って掃除をしよう。事前に材質を取扱説明書で確認しておくといい。
テーブルや調理台などの油汚れも重曹でスッキリ
フライヤーの周りに飛び散ってしまった油汚れは、重曹を使って掃除する。汚れた箇所に水200mlと重曹小さじ1を混ぜ合わせて作った重曹水をスプレーし、スポンジや布でこすり落とす。こびりついてしまっている油汚れは、重曹を粉のまま直接ふりかけ、上からスポンジでこすると掃除しやすい。水で湿らせた布で重曹を拭きとり、乾いた布で乾拭きするときれいになる。
3. フライヤー使用後のお手入れ!水で丸洗いしない

フライヤー内に水分が残っていると、ショートや油はねの原因になることがある。普段のお手入れで気をつけておきたいことを紹介する。
水やお湯で丸洗いはしない
フライヤーは電化製品なので、まるごと洗うことができない。取り外せるパーツは取り外し、スポンジと食器用中性洗剤を使って水洗いする。しつこい油汚れの場合は洗剤を少量加えたぬるま湯に10分ほどつけ置くと汚れが落ちやすくなる。取り外せないパーツは湿らせた布やキッチンペーパーで水拭きする。汚れが落ちにくい場合は、薄めた食器用中性洗剤を布に含ませて拭いてもいい。
水滴が残らないようにしよう
フライヤーに水滴が残っていると、油が飛び散る原因になることがある。掃除した後は乾いた布で水分を拭きとり、よく乾燥させてから保管しよう。
使用後の油は放置しない
調理後はフライヤー内に油を放置せず、別の容器に油を移し替える。フィルターで油をこせば、短期間であれば数回再利用することも可能だ。
残った衣は掃除に使える
揚げ物をした後のフライヤーはもちろん、調理に使用した菜箸にも油汚れがこびりついていることがある。天ぷらの衣が残っている場合は、スポンジに衣をつけて油汚れを磨いてみよう。衣に使われている小麦粉に油汚れが吸着するため、掃除しやすくなる。最後に食器用中性洗剤をつけて汚れを洗い流す。この方法で天ぷら鍋や揚げ物後のフライパンを掃除することも可能だ。
結論
簡単に揚げ物ができるフライヤーだが、部品が多くて掃除がしにくいことがある。使用後はすぐに油や食材を拭きとり、汚れを蓄積しないことが大切だろう。油汚れはべとつきやすいので、重曹や中性洗剤をうまく利用して清潔な状態のフライヤーを保っていきたいものである。