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洗面所の水が流れない!水回りのピンチから自力で脱出する方法

投稿者:
オリーブオイルをひとまわし編集部

2019年5月29日

ある日突然起こり得る水回りのトラブル。「栓を抜いたのに、洗面所の水が流れない!」という問題に遭遇したことがある方もいるだろう。今回は、洗面所のつまりの原因や排水トラブルに対する応急処置、自力でできるつまりの解消法についてご紹介する。洗面所のつまりと無縁で暮らすための予防習慣も解説するので、ぜひ参考にしてほしい。

1. 洗面所がつまる原因は?

洗面所の水がつまりやすい場所は、主に2か所。水が流れないトラブルに遭遇したら、どの場所で水の流れが遮られているのかを真っ先に確認しよう。

ヘアキャッチャー

ヘアキャッチャーとは、排水口の一番上の部分に取りつけられているごみ受けのことだ。栓と一体化しているものもある。とくにこのタイプは、パッと見ただけではヘアキャッチャーにどのくらいごみが溜まっているのかわからない。そのため、水が流れなくなるほどヘアキャッチャーに髪の毛やごみがからまり、石鹸カスがこびりついてしまっていることもある。

S字トラップ・P字トラップ

洗面台の下のパイプは、直線ではなくカーブを描いている。多くは180度のカーブが2回あるS字トラップだ。壁面に排水管が伸びている場合は、1回の180度のカーブに続いて90度のカーブがあるためP字トラップという。これらのトラップは、下水のイヤなにおいや虫などが排水口から上がってくるのを防ぐために、水で蓋をする仕組みだ。しかし、カーブを描いている分、ごみや髪の毛などもたまりやすく、この場所がつまりのポイントにもなりやすい。

洗面所の水が流れなくなるつまりの主な原因は以下のようなものだ。

髪の毛

洗面所のつまりで最も多い原因は髪の毛。朝シャン、ブラッシングやヘアスタイリング、ひげ剃りなどで洗面台に落ちた髪の毛やひげは、流しても水に溶けることはない。1回に流す髪の毛やひげの量は少なくても、毎日続けると徐々に排水パイプ内に蓄積されて、つまりの原因になる。

ぬめり

石鹸やハンドソープ、シャンプー、ヘアワックスなどのカスが元になったぬめりは、排水パイプに付着する。そこに水と一緒に流れてきた髪の毛や繊維ごみなどがからまり、毛玉のようになって少しずつ大きくなって、最終的にパイプをふさぐのである。ぬめりが髪の毛やごみの接着剤的な役割をして、つまりをひどくしていくというわけだ。

水垢

水垢とは、水道水に含まれているカルシウムイオンやマグネシウムイオンなどの金属イオンが固形化したもの。水垢が排水パイプ内部に付着すると、髪の毛やごみが引っかかりやすくなってしまう。

固形物

洗面所の排水口や水栓には、固形物の落下を防ぐためのヘアキャッチャーがついていることが多い。しかし、ピアスなどの小さなアクセサリーがヘアキャッチャーをすり抜けてパイプの奥に落ちてしまうと、それに髪の毛やごみがからまって、水の流れを妨げてしまう。また、小さな歯磨き粉や軟膏チューブのふたなどは、ヘアキャッチャーの隙間にはまって抜けなくなることもある。ヘアキャッチャーをすり抜けて落下しても、プラスチック製のふた類は水に浮くために排水トラップ部分にとどまる。ここで髪の毛やごみなどとからまり、大きなつまりの原因になることも多い。

2. 洗面所がつまったらまずやってみるべき3つの応急処置

ヘアキャッチャーの清掃

手始めにトライすべきは、排水口の一番上部にあるヘアキャッチャーの清掃だ。ごみ受けにひっかかっている髪の毛やごみを丁寧に取り除き、ドロドロ・ヌルヌルしているヘアキャッチャーを中性洗剤などで洗い流す。これで水がスムーズに流れるようなら、最も軽症のつまりと言える。

タオルとお湯作戦

ヘアキャッチャーを掃除しても水の流れが悪いときは、タオルとお湯を使う方法を試してみよう。手順は次の通り。
  • 薄手の古タオルと70℃~80℃くらいのお湯を準備する。
  • ヘアキャッチャーを外して、栓をするように排水口にタオルを詰める。タオルの端は、後で引き抜きやすいように洗面部分の外に出しておく。
  • 洗面台の7分目あたりまでお湯をためる。
  • 栓にしていたタオルを引き抜いて、お湯を一気に排水口に流し込む。
これで排水口内部からトラップにかけての軽度なつまりは解決できることが多い。

ストローも使える

排水管のつまりの応急処置には、身の回りにあるものを上手に使うことが大切。家庭に常備してある使える秘密兵器の1つがストローだ。とはいっても、つまりの元をストローで吸い出すわけではない。次のような手順でつまりを解消できるのだ。
  • ストローの先端を両端からハサミで斜めにカットし、横から見たときのストローの先端が三角形にとがっているような形に加工する。
  • 三角形から下にも、同じ角度でストローに切り込みを数か所入れる。切り込みの間隔の目安は5mmほど。
  • ストローの尖っている先端から排水口に差し込んで、つまりの箇所をぐさぐさと刺すように動かす。
ストローに切れ込みを入れることで、ストローを引き抜くときに髪の毛やごみなどのつまりをひっかけて掻き出しやすくなる。ストローが届く範囲につまりの大元がある場合は、これでつまりが解消できる。

3. 自力でできる洗面所のつまり解消法

応急処置によって、まだつまりが解消しない場合はもちろん、ひとまず水が流れるようになってもまだ排水口は完全にキレイになったわけではない。以下のような方法で、洗面所の水の流れトラブルを完全に解消しよう。

ラバーカップ

ラバーカップとは、おわん型のゴム製カップの底部分に棒がついている道具である。「すっぽん」「下水バキューム棒」という名称で知っている方も多いだろう。ラバーカップは水圧を利用し、水道管内部を清掃することができる。最近は、100円ショップでも入手可能だ。使用手順は次の通り。
  • 洗面台の上部にある排水用の穴(オーバーフロー穴)を、ガムテープなどで空気が漏れないようにしっかりとふさぐ。
  • 排水口の栓やヘアキャッチャーを外して、ラバーカップの中心が排水口の位置に来るようにして置く。
  • 洗面台に水を溜める。ラバーカップのおわん部分が水面よりも下に来る程度の量がベスト。
  • ラバーカップの棒を上から押したり引いたりを繰り返す。押すときはゆっくり、引くときは一気に、を意識するのがポイント。
つまりの元が解消されると、ゴボゴボと水が流れる音がして、ラバーカップにもその感覚が伝わってくる。一発で解消することもあれば、5~6分ほど繰り返さないと成功しないケースもあるので、すぐにはあきらめないことが肝心だ。ただし、10分以上作業を続けてもつまりが改善されない場合は、ほかの方法を検討しよう。

ワイヤーブラシ

ワイヤーブラシは、文字通り長いワイヤーの先端に小さいブラシがついているパイプの洗浄器具のこと。ホームセンターなどでは「パイプクリーニングホース」などという名前で販売されており、価格も500円ほどとお手頃だ。100円ショップでも簡易型のワイヤーブラシを入手することができる。本格的なワイヤーブラシには、手元部分についているハンドルを回すと先端のブラシが回転するものもある。

このワイヤーブラシを排水口から奥に入れていき、つまりの部分の手ごたえを感じたらワイヤーを前後させたり、ブラシを回転させたりして、つまりの元を取り除いていく。排水パイプを傷つけてしまう恐れがあるので、力づくで乱暴に動かすのではなく、優しく丁寧に操作することが大切。

パイプ洗浄剤

髪の毛も溶かすパイプ洗浄剤を使えば、つまりの元を溶かして流すだけでなく、パイプ内部に付着した水垢やぬめりもきれいに落とすことができる。パイプ洗浄剤は、排水口に直に注ぎ込んで30分ほど放置したあと、水を流すだけで完了。一度で落ちない場合は、同じ作業を2回、3回と繰り返すとよい。

通常のつまりにはドラッグストアなどで売られているパイプ洗浄剤で十分だが、どうしてもつまりが改善しないときは、通販サイトなどで入手可能な業務用のパイプクリーナーを使ってみるのも手だ。ただし、市販品に比べて毒性が強く、高温になるものもあるので取り扱いに注意が必要だ。

S字・P字トラップを外して掃除

これまでに紹介した方法をすべて試しても排水管のつまりが解消できないときは、S字・P字トラップ部分を外して内部を掃除するしかない。以下、準備するものと手順を簡単に説明する。
準備するもの:バケツ、割りばし、あればワイヤーブラシ、歯ブラシ
手順:
  • 排水管の下にバケツを置く。
  • トラップ部分にある底のねじと上部のねじを緩めて排水トラップを取り外す。多くの場合、手でも取り外せるが、硬くて緩められないときは力を入れすぎないようにナットレンチで緩めよう。
  • トラップを外すと中に溜まった汚水がどっとこぼれてくるので、バケツで受ける。
  • 外したトラップ内部を、割りばしや歯ブラシ、ワイヤーブラシなどで清掃する。
  • トラップを元通りに取りつける。
なお、トラップの一番下の部分に掃除口がついていることもある。その場合は、掃除口のふたを取り外し、そこから歯ブラシなどを差し込んで掃除すれば、トラップ自体を取り外す手間が省ける。

4. つまり予防のために、習慣にしたいこと

洗面台がつまってしまうと不便なのはもちろんのこと、その対処にはかなりの手間と時間が必要になる。しかもドロドロの排水口に手を突っ込んだり、髪の毛とヘドロがからまりあったつまりの元を取り出したりするなど、ヘビーな作業が多い。
できることなら、精神的ダメージが大きいトラブルになる前に、日々のケアで排水口をキレイに保ちたいもの。排水管のつまりを防ぐための習慣を3つピックアップしたので参考にしてほしい。

髪やごみを排水口に流さない

洗面台に髪の毛が落ちると、面倒でつい水で流してしまっていないだろうか。この習慣こそ、洗面台のつまりの大きな要因になる。とくにロングヘアの家族がいる場合は注意が必要。洗面台に落ちた髪の毛や繊維クズ、小さなごみは、こまめに拾ってごみ箱へ。洗面所に小さなごみ箱を常備しておくとよいだろう。

3日に1度は、お湯をたっぷりためて一気に流す

手や顔を洗ったり、歯を磨いたりと家族みんなが毎日何度も使う洗面台だが、大量の水を一気に流す機会は意外に少ない。3日に1度は、栓をして洗面台にたっぷり水(できればお湯)を溜めて、一気に流して排水パイプの壁に付着しているぬめりや髪の毛などを、強い水流で除去してしまおう。これを心がけるだけで、排水管のつまりとはほぼ無縁でいられるはずだ。

重曹とクエン酸ですっきり

排水口に重曹を入れたあと、小さじ1杯のクエン酸を200mlの水で溶かしたクエン酸水(または食酢)をかけて水で流すと、シュワシュワと泡が立って石鹸カスやぬめりを洗い流してくれる。強力な専用薬剤よりも安心なうえに、どちらも100円ショップで購入できるので手軽に行うことができる。重曹やクエン酸は、洗面台以外にもキッチン、浴室、トイレなどで活用できるのでおすすめだ。月に1~2回、水回りを重曹とクエン酸で清掃する習慣をつけるとよいだろう。

結論

洗面所の排水管のつまりを回避するために大切なのは、つまりの元となる髪の毛やごみを流さないことと、ぬめりや水垢を定期的に除去することだ。それでもやはり、つまりが起こることがある。そんなときはご紹介した応急処置や対処法を試してみてほしい。ただし、トラップ部分よりも先のつまりなど、自力では解決できそうもないトラブルは、潔くプロに頼もう。費用はかかるが、パイプの破損や水漏れで困る心配もない分、安心だ。

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