- スプレーボトル
- クエン酸
- 柔らかいスポンジ
- 汚れてもよい歯ブラシ
- キッチンペーパー
- 食品用ラップ
- 乾いているキレイな布(乾拭き用)
- スプレーボトルに、水200mlにつき小さじ1杯の割合でクエン酸を溶かしておく
- カルキ汚れにクエン酸水をスプレーし、キッチンペーパーで覆う
- さらにその上からクエン酸水をスプレーし、ラップをかぶせてパックする
- 1〜2時間ほど放置し、ラップとキッチンペーパーをはがす
- スポンジや歯ブラシでこすり洗いをする
- 最後に流水でしっかりすすぎ、乾拭きをすれば完了
- クエン酸
- 柔らかいスポンジ
- 汚れてもよい歯ブラシ
- 水を満水位置まで注ぎクエン酸を大さじ3杯程度混ぜる
- そのまま沸騰させ1〜2時間ほど放置する
- 時間がきたらお湯を捨てて流水でよくすすぐ
- 完全に乾かせば完了
- クエン酸
- 柔らかいスポンジ
- 汚れてもよい歯ブラシ
- シンクなどに水を溜め、水1Lに対し大さじ1杯の割合でクエン酸を溶かす
- 加湿器のタンクやトレイ、フィルターなどのパーツを1〜2時間ほど浸ける
- 時間がきたら柔らかいスポンジや歯ブラシでこすり洗いする
- 流水で丁寧にすすぎ、完全に乾いたのを確認してから加湿器本体へ戻せば完了
- スプレーボトル
- クエン酸
- 柔らかいスポンジ
- 汚れてもよい歯ブラシ
- キッチンペーパー
- 食品用ラップ
- 乾いているキレイな布(乾拭き用)
- スプレーボトルに、水200mlにつき小さじ1杯の割合でクエン酸を溶かす
- 鏡や蛇口などにスプレーしてキッチンペーパーで覆う
- その上からさらにクエン酸水をスプレーしラップでパックする
- 1〜2時間経ったらラップとキッチンペーパーをはがす
- スポンジや歯ブラシでこすり洗いをする
- 流水でよくすすぎ、水気を拭き取れば掃除完了
- スプレーボトル
- クエン酸
- トイレ用ブラシ
- 柔らかいスポンジ
- 汚れてもよい歯ブラシ
- キッチンペーパー
- 食品用ラップ
- 乾いているキレイな布(乾拭き用)
- 同じくクエン酸水を作っておく
- 便器はクエン酸水をスプレーしてトイレ用ブラシでこすり洗いをする
- タンクの水受けや手洗吐水口周辺は、キッチンや浴室と同じ方法で掃除する
- 流水ですすぐのは難しいため、乾いた雑巾などで拭き取る
- クエン酸の成分が残らないよう、最後に水拭きと乾拭きで仕上げて完了
1. 「カルキ」とは何か?
キッチンのシンクや洗面所の蛇口など、水まわりにできる白く浮き出た汚れがカルキだ。効率よく掃除するためにも、まずはカルキがどういった成分なのか理解しておこう。
水道水中のミネラル成分が固まったもの
水垢とも呼ばれることもあるカルキ汚れは、水道水に含まれるミネラル成分が固まってできたものだ。水道水にはさまざまなミネラル成分が含まれているが、カルキの主成分はカルシウムである。なおカルキは正式名称を「次亜塩素酸カルシウム」というが「さらし粉」や「塩化石灰」と呼ばれることもある。
カルキにはれっきとした「役割」がある
水道水の原水となる河川や湖などの水には、病原となる微生物が含まれている。これを殺菌するために用いられているのが、塩素を原料としたカルキである。
カルキによる人体への害は?
塩素というと不安になるかもしれないが、日本の水質は厳しく管理されているためカルキによる人体への害はない。また水まわりにできる「カルキ汚れ」は水道水中のミネラル分が固まってできたものなので、こちらも人体に大きな害はない。しかし水まわりやポット、加湿器などをキレイに保つためには定期的な掃除が不可欠だ。
2. カルキの掃除に効果的な洗剤
カルキはミネラル成分が固まったものとお伝えしたが、そのミネラル成分は「アルカリ性」である。したがって「酸性」のアイテムを使うことで効率よく中和できる。
カルキ掃除には「クエン酸」が効果的
アルカリ性のカルキ汚れを落とすには、酸性のクエン酸で中和するのが効果的だ。掃除用のクエン酸はドラッグストアや100均、ホームセンターやネット通販などあらゆる場所で購入できる。柑橘類などにも含まれる「酸っぱい成分」で、万が一口に入っても害がない。
商品情報
商品名:シャボン玉 クエン酸 300g
頑固なカルキ汚れには重曹との合わせワザがおすすめ
重曹は弱アルカリ性のため、カルキ汚れそのものを中和する作用は期待できない。しかし重曹には研磨作用があることから、クエン酸で浮かせたカルキ汚れを重曹で削り落とすといった使い方ができる。重曹もドラッグストアや100均、ホームセンターやネット通販などで手に入るので、クエン酸と一緒に購入しておくとよいだろう。
商品情報
商品名:シャボン玉 重曹 680g
3. カルキの掃除方法を徹底解説
それではカルキ汚れの掃除方法を見ていこう。
シンクや蛇口のカルキ汚れの掃除方法
【用意するもの】
【掃除方法】
家の中でもとくにカルキが付着しやすいのがキッチンまわりだ。キッチンペーパーやラップを使った掃除方法は、キッチンのシンクのほか洗面台などにも応用できるので覚えておこう。
電気ポットや電気ケトルのカルキ汚れの掃除方法
【用意するもの】
【掃除方法】
__一度でカルキ汚れがキレイにならないときは繰り返してもよい。あるいは、何日かに分けて少しずつ落としていくといった方法でもOKだ。
加湿器のカルキ汚れの掃除方法
【用意するもの】
【掃除方法】
詳しい掃除方法や洗えるパーツ・洗えないパーツなどは加湿器のメーカーや型番で異なる。水洗いNGのものをうっかり洗ってしまわないよう、事前に必ず取扱説明書で確認してほしい。
浴室の鏡のカルキ汚れの掃除方法
【用意するもの】
【掃除方法】
こちらは上述したキッチンの水まわりのカルキ汚れの掃除方法とほぼ同じなので、同時に進行すると効率的かもしれない。
トイレのカルキ汚れの掃除方法
【用意するもの】
【掃除方法】
常に水が流れる便器内はカルキが溜まりにくいが、跳ねて固まることがある。便器は白いため目立ちにくいが、気になる場合はこの方法で掃除するとよいだろう。
4. カルキ汚れを掃除する際の注意点
カルキ汚れを掃除する際の注意点もお伝えしておく。クエン酸や重曹は人体および環境に優しい成分ではあるが、掃除に使う際には注意が必要になるケースもある。
クエン酸はアルカリ洗剤(塩素系漂白剤)とは絶対に混ぜない
アルカリ洗剤(塩素系漂白剤)と酸性のアイテムが混ざると人体に有害なガスが発生する。たとえばカビキラーなどのカビ取り剤、パイプユニッシュなどのパイプクリーナーなどで掃除をしたあとにクエン酸を使う、あるいは同時にクエン酸を使うなどは絶対にNGだ。パッケージにも「まぜるな危険」と記載されているはずなので、必ずチェックしておこう。
クエン酸や重曹が使えない場所やモノも確認しておく
大理石にクエン酸を使うと溶けることがある。またコンクリートに使うと劣化するおそれがあり、銅や鉄などは錆びることがある。同じく重曹もアルミや傷つきやすい素材、宝飾品や漆器、陶磁器などに使わないほうがよい。こうした注意点はパッケージにも書かれているはずなので、必ず読んでから正しく使おう。
肌荒れが気になる方はゴム手袋を着用する
クエン酸は酸性、重曹は弱アルカリ性だ。それぞれ皮膚にやや刺激があるため、肌が弱い方や肌荒れなどが心配な方は直接触れずゴム手袋を着用しよう。また、このためだけに購入する必要はないが、目に入らないようメガネやゴーグルなどの保護具があれば着用しよう。
5. カルキ汚れを少しでも軽減するためのコツ
水を使う以上、カルキ汚れを100%防ぐことは難しい。だがちょっとした心がけで掃除の負担を減らすことは可能だ。次のようなポイントを意識してみよう。
水気はこまめに拭き取る
基本的なことだが、シンクや浴室の鏡などは「使ったら水気を拭き取る」ことを心がけよう。水滴を残さないことがカルキ汚れを防ぐもっとも重要な要素だ。習慣化されるまでは面倒かもしれないが、掃除の負担を減らすことにもつながるのでぜひ意識してみてほしい。
ポットやケトル、加湿器などは定期的にお手入れをする
これらをその都度掃除するといったことは現実的ではない。ある程度カルキ汚れが溜まってしまうのは仕方がないと割り切り、月1回など定期的なお手入れをルーティン化しよう。
結論
カルキ汚れを掃除すれば、水まわりがピカピカに輝いて気持ちがいい。クエン酸(頑固な場合はプラス重曹)を使えば意外と簡単に落とせるので、ぜひ本稿で紹介したカルキの掃除方法を実践してみてほしい。一度に落としきれないときは、何日かかけて少しずつ落としていこう。達成感も得られるカルキ汚れの掃除、週末の家事に加えてみてはいかがだろうか?
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