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瓶に入った重曹とコップに入った水の画像

フローリング掃除は重曹とセスキ炭酸ソーダ!クエン酸の徹底活用術も

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2024年2月 2日

フローリングに付着した皮脂汚れや油汚れを落とすのに、市販の洗剤を使っているご家庭も多いだろう。だが、とくに赤ちゃんやペットがいるご家庭では薬剤を使うことに抵抗を感じることも多いはずだ。そこで今回は、天然由来の成分を使った掃除方法を注意点も交えながら解説する。定番の掃除アイテム重曹やセスキ炭酸ソーダのほか、クエン酸の徹底活用術も紹介しているので、ぜひ参考にしてほしい。

  
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1. フローリングの黒ずみを重曹で落とす方法

フローリングを裸足で歩くと足裏の皮脂汚れが付着することがある。放置すれば黒ずみやべたつきとなるため、溜め込まないようにしたい。キッチンやダイニングの油はね・食べこぼしも同様だ。
フローリングから近いところで生活する赤ちゃんやペットがいるご家庭では、洗剤を使うのがはばかられることもあるだろう。
そんなときはぜひ、重曹をおすすめしたい。酸性の皮脂汚れや油汚れが中和され、効果的に落とすことができる。黒ずみや油汚れを見つけたら以下の手順で掃除しよう。

重曹を使った掃除方法

  • バケツに水1Lあたり大さじ2〜3杯の重曹を入れてよくかき混ぜ、重曹水を作る
  • 重曹水に浸した雑巾を固く絞ってフローリングを拭く
  • 別の雑巾を水に濡らして固く絞り、重曹が残らないように水拭きをする
  • さらに別の乾いた雑巾で乾拭きをして完了

重曹使用上の注意点

重曹はアルミには使えないので覚えておこう。また頑固な黒ずみがある場合でも、重曹の濃度を高くするのはおすすめできない。溶け残った重曹がフローリングを傷つけたり白く浮いてきたりすることがあるからだ。

なお、重曹水をスプレーボトルに入れて直にじかにフローリングに吹きかけてもOKだ。その場合も上述の分量を目安にしてほしい。ただし、重曹は商品によってやや分量が異なる場合がある。パッケージ裏面に分量が書かれていれば、そちらを優先していただきたい。
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2. クエン酸を使ったフローリングの掃除法と注意点

重曹と同じ掃除の定番アイテム、クエン酸もフローリングの掃除に有用だ。やはり天然由来の成分で無色無臭、弱酸性を帯びているため油汚れなどへの効果は薄いが、除菌効果がある。例えば以下のような方法でフローリングを掃除してみてほしい。

クエン酸を使った掃除方法

  • 空のスプレーボトルに水500mlと小さじ2杯のクエン酸を入れてよくかき混ぜ、クエン酸スプレーを作る
  • クエン酸スプレーを直にフローリングに吹きかける
  • 水に濡らして固く絞った雑巾で拭き取る
  • 別の乾いた雑巾で乾拭きをして仕上げる

クエン酸使用上の注意点

もっとも重要なのが「塩素系」の洗剤と一緒に使わないということだ。塩素系と酸性のものが混ざると有害なガスが発生して非常に危険である。時間差で使っても、排水管に残っているなどして混ざる恐れがあるため気をつけよう。念のため、換気をしながら作業に当たることをおすすめする。

またクエン酸は大理石や金属への使用はNGだ。床材によってはクエン酸を使うことで白く変色することもあるなど、フローリングのダメージを与えてしまう可能性がある。掃除する前に目立たないところで問題ないかどうか確認し、仕上げに水拭きしてしっかり拭き取るよう心がけるとよいだろう。
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3. セスキ炭酸ソーダによるフローリングの掃除手順と注意点

重曹やクエン酸と同じ天然由来成分であるセスキ炭酸ソーダも、フローリングの掃除にぜひ使ってみてほしい。セスキ炭酸ソーダは重曹と同じくアルカリ性で、皮脂汚れや油汚れなど酸性の汚れに強い特徴を持つ。セスキ炭酸ソーダを使ったフローリングの掃除方法は以下の通りだ。

セスキ炭酸ソーダを使った掃除方法

  • 空のスプレーボトルに水500mlと小さじ1杯のセスキ炭酸ソーダを入れてよくかき混ぜ、セスキ炭酸ソーダスプレーを作る
  • 水で湿らせた雑巾にセスキ炭酸スプレーを吹きかけ、フローリングを軽くこする
  • 別の雑巾を用意し、水に濡らして固く絞って水拭きをする
  • さらに別の乾いた雑巾で乾拭きをして仕上げる

セスキ炭酸ソーダ使用上の注意点

セスキ炭酸ソーダは重曹よりも高いアルカリ性を示す。床材によっては使用できない場合があるので注意が必要だ。とくに無垢材や白木は控えたほうがよい。セスキ炭酸ソーダが浸透して木材を傷めたり、黒ずみを作ったりする原因になることがあるからだ。

樹脂ワックス以外のワックスでコーティングされている場合も、セスキ炭酸ソーダを使うのは控えたほうがよいだろう。ワックスを溶かしてしまうことがあるからだ。やはり目立たないところで、問題がないかどうか確認してから使うのがよいだろう。
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4. 掃除に役立つクエン酸について解説

ここまで、重曹やクエン酸、セスキ炭酸ソーダを使ったフローリング掃除や注意点を解説してきた。せっかくなので、クエン酸を使った掃除についてもう少し深く掘り下げて紹介しよう。

掃除に役立つクエン酸とは?

レモンや梅干しなどに含まれる、酸味成分のひとつがクエン酸だ。100均やドラッグストアなどで容易に手に入るアイテムで、食用と掃除用がある。食用のほうが純度が高いため、食用を掃除に用いることは可能だが、掃除用を食用にするのはできれば控えたほうがよいだろう。天然由来の成分なので人体には無害、かつ無味無臭という安全な製品だ。

クエン酸掃除でキレイになる汚れとは?

  • 水回りや鏡などの水垢、トイレの黄ばみや尿石
  • 浴室の石鹸カスや、洗濯槽の炭酸カルシウム など
重曹やセスキ炭酸ソーダが「アルカリ性」であるのに対し、クエン酸は「酸性」の性質を持つ。したがってアルカリ性の汚れを中和する作用がある。水垢や黄ばみ、尿石とそれにともなうアンモニア臭、お風呂の石鹸カスなど水回りの掃除に重宝するアイテムだ。

クエン酸を掃除に使う方法

クエン酸を掃除に使うときは、上述したクエン酸スプレーがおすすめだ。スプレーボトルに水500mlと小さじ2杯のクエン酸を基本にしよう。なお、頑固な水垢や尿石を落とすときは粉末のまま振りかけたりペーストにして塗り込んだりすることもある。

クエン酸で掃除しないほうがよい物と場所

  • 天然の大理石
  • アルミや鉄などの金属
  • セメント
こうした物や場所の掃除には、クエン酸は向かないので覚えておこう。誤って使用すると錆が生じたり劣化を早めたりするおそれがある。

5. クエン酸を使った掃除方法を場所別に解説

最後に、クエン酸を使った掃除のやり方を場所別に解説する。

キッチン

水垢が気になる場所へクエン酸をスプレーし、しばらく待ってからスポンジで擦ると水垢が落ちる。頑固な水垢の場合は、30分ほど放置してみよう。それでも落とせなければ、今度はパックがおすすめだ。

先に水垢にクエン酸をスプレーし、上からキッチンペーパーで覆う。その上からさらにクエン酸をスプレーし、2時間ほど放置する。パックによってクエン酸が長く留まり、汚れを浮かせてくれるというわけだ。

浴室

鏡や椅子、シャワーヘッドや床、ソープディッシュなどに付着した石鹸カス、水垢などもクエン酸で落とせる。やり方はキッチンと同じだ。まずはスプレーしてスポンジで擦ってみよう。落ちなければパックを試してほしい。

トイレ

便器の中、とくにフチ裏など掃除が行き届きにくい部分には尿石が溜まりやすい。クエン酸をスプレーしてブラシなどで擦り洗いをしよう。同じように、便器と床の接合部分、床、壁、便座にタンクなど、クエン酸スプレーでトイレをまるごと掃除することも可能だ。

塩素系とは絶対に混ぜない

繰り返しになるが、重要なことなので覚えておいてほしい。塩素系漂白剤など「塩素系」の洗剤とは絶対に混ぜないようにくれぐれも注意しよう。トイレの黒ずみ落としや浴室のカビ取り剤などは塩素系であることが多い。パッケージにも「混ぜるな危険」と書かれているはずなので、きちんと守って正しく使用しよう。

結論

フローリング掃除は、汚れの種類や程度によって重曹・クエン酸・セスキ炭酸ソーダを使い分けるとよいだろう。天然由来の成分で比較的安全性は高いが、それでも注意点はあるので覚えておこう。詳しく紹介したクエン酸は、とくに掃除に重宝するアイテムだ。重曹と使い分けて効率のよい掃除につなげてほしい。
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  • 公開日:

    2019年6月10日

  • 更新日:

    2024年2月 2日

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