目次
- 1. 電子レンジ掃除に使うのはクエン酸?重曹?どっち?
- 2. 【電子レンジの掃除術】クエン酸を使う場合
- 3. 【電子レンジの掃除術】重曹を使う場合
- 4. クエン酸や重曹で電子レンジを掃除する際の注意点
- 5. 超簡単!もっと手軽に電子レンジ掃除をする方法
- クエン酸
- 水
- 耐熱容器
- キレイな布巾3枚
- ゴム手袋
- 耐熱容器に水100mlに対し、クエン酸小さじ1〜2杯入れ溶かす
- ラップをせず電子レンジで3〜5分温め、蒸気を充満させる
- 扉を閉めたままの状態で15〜30分放置する
- 布巾で庫内の汚れを拭き取る
- 別の布巾を水に濡らして固く絞り、庫内を水拭きする
- 3枚目の布巾で乾拭きする
- 耐熱容器に半分ほど水を入れる
- レモンを半分に切り、絞り汁を耐熱容器に入れる(酢なら適量を)
- 5分加熱し、10分放置する
- 耐熱容器を取り出し、布巾で庫内を拭き掃除する
- 最後は乾拭きで仕上げる
- 重曹
- 水
- 耐熱容器
- キレイな布巾3枚
- ゴム手袋
- 耐熱容器にコップ1杯分の水を入れる
- 大さじ1杯の重曹またはセスキ炭酸ソーダを溶かす
- 電子レンジで5分加熱し、15分ほど扉を開けずに置いておく
- 扉を開けて、火傷に十分注意しながら布巾を浸して絞る
- 電子レンジ庫内を拭き掃除する
- 水に濡らして固く絞った別の布巾で水拭き、3枚目の布巾で乾拭きする
1. 電子レンジ掃除に使うのはクエン酸?重曹?どっち?

電子レンジは食品を直接入れる調理家電のため常に清潔に保ちたい。強アルカリ性などの強力な洗剤は食品に悪影響を及ぼすおそれもあるため、人体に害がないクエン酸と重曹を使うことも多いだろう。クエン酸と重曹どっちを使うかは汚れの種類で変わる。
水垢やニオイの除去には「クエン酸」
クエン酸にはアルカリ性の汚れを中和する効果がある。電子レンジ庫内に溜まるアルカリ性の汚れといえば、水蒸気による水垢などが思い浮かぶ。こうした汚れに対してはクエン酸を使おう。またクエン酸には消臭効果も期待できるため、食品のニオイ除去にもおすすめだ。
油汚れや焦げ付きには「重曹」
重曹は弱アルカリ性で、酸性の汚れを中和する働きがある。電子レンジ庫内に溜まる酸性の汚れといえば、油汚れや汁汚れが思い浮かぶ。こうした汚れに対しては重曹を使おう。また重曹には焦げ付きを落としやすくする効果も期待できる。
クエン酸と重曹を「混ぜて使う」のはおすすめしない
クエン酸は重曹を、重曹はクエン酸をそれぞれ中和してしまい、双方の効果を打ち消し合う形になる。また両者と水を混ぜると発泡するが、その泡は炭酸飲料レベルのごく弱いものなので、汚れを「浮かせる」「溶かす」といった効果はない。それぞれ単体で別々に使うのが正解だ。
電子レンジ掃除の重要性・汚れを放置するリスク
電子レンジの汚れを放置すると、頑固にこびりついてちょっとやそっとでは落とせなくなる。これだけならまだよいが、雑菌が繁殖すればカビが生えるおそれもあり、食品に付着すれば食中毒といった健康被害も懸念される。
あるいは、汚れが電子レンジの加熱効率を低下させることも。必然的に温める時間が延び、電気代がかさむかもしれない。やや極端ではあるが、汚れに引火して火災に発展するリスクも決してゼロとはいえないだろう。以上のことから、電子レンジ掃除は欠かせない作業といえる。
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2. 【電子レンジの掃除術】クエン酸を使う場合

それでは、クエン酸を使った電子レンジ掃除から解説していこう。
必要なもの
布巾は電子レンジの汚れを拭き取るのに使用する。使い捨てで構わないので3枚ほど用意しておこう。なければキッチンペーパーで代用してもよい。
クエン酸を使った電子レンジ掃除の手順
拭き取る際はクエン酸水を布巾にしみ込ませるとより落としやすい。サッと拭いても落ちない汚れは、直接クエン酸水をつけて取り除こう。また拭き取ったあとは、水分が残らないよう水拭きと乾拭きで仕上げれば完璧だ。
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クエン酸がなければレモンや酢でも代用可能
レモンや酢で取り除けるのはごく軽い水垢やニオイ程度だが、なにもしないよりは効果があるはずだ。ただしレモンや酢を食用ではなく掃除に使うことになる点で、実践するかどうかは個人の判断にお任せしたい。
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3. 【電子レンジの掃除術】重曹を使う場合

続いて重曹を使った電子レンジの掃除方法も解説する。
必要なもの
クエン酸を使うときと用意するものは同じ。
重曹を使った電子レンジ掃除の手順
加熱後に扉を開ける際や水溶液に布巾を浸す際は、くれぐれも火傷に気をつけてほしい。
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4. クエン酸や重曹で電子レンジを掃除する際の注意点

クエン酸や重曹で電子レンジ掃除をする際の注意点をまとめたので、こちらもぜひご確認いただきたい。
クエン酸と塩素系漂白剤(アルカリ性洗剤)は絶対に併用しない
電子レンジ掃除に塩素系漂白剤(アルカリ性洗剤)を使うことはまずないと思われるが、頑固な汚れが落ちないとどうしても「もっと強力な洗剤を」と思ってしまうことがある。しかしクエン酸と塩素系漂白剤が混ざると人体に有害な塩素系ガスが発生し非常に危険である。レモン水や酢、アルコールなども同様の注意が必要なので覚えておこう。
メラミンスポンジで擦ることは控える
頑固な汚れはメラミンスポンジで擦りたくなるかもしれないが、庫内を傷つけてしまうおそれがあるのでやめておこう。
5. 超簡単!もっと手軽に電子レンジ掃除をする方法

ここまで、クエン酸や重曹を使った電子レンジ掃除のやり方を説明してきたが、庫内の汚れがそこまでひどくないという場合は、わざわざクエン酸や重曹を使わなくてもよい。
クエン酸や重曹の成分が含まれたお掃除シートがおすすめ
ドラッグストアなどで手軽に手に入る、クエン酸あるいは重曹などの成分を含んだお掃除シートで拭き掃除をすればよい。時間も手間もかからないし、手軽なので日々の掃除にも使えるなどメリットだらけだ。日頃から軽く拭き掃除をするクセをつけておけば、頑固な汚れに発展して苦労することも少なくなるだろう。
クエン酸スプレーや重曹スプレーでもOK
同じくドラッグストアなどで手軽に手に入る、スプレータイプのクエン酸や重曹もおすすめである。シュッとひと吹きしてから拭き取れば完了だ。どちらかを常備しておくと便利だろう。
結論
電子レンジにこびりついた頑固な汚れをキレイに落とすには、汚れの性質を知り、それに合ったアイテムを用いることが大切だ。水垢やニオイならクエン酸、油汚れや焦げ付きなら重曹と覚えておこう。また日常的にクエン酸や重曹の成分を含んだお掃除シートやスプレーを使ってお手入れしておくと、汚れが蓄積するのを大幅に減らせる。これらもぜひ取り入れてみよう。
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