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クッキングシートの代用品!アルミやコピー紙などを使う方法と注意点

クッキングシートの代用品!アルミやコピー紙などを使う方法と注意点

投稿者:ライター 渡辺恵司(わたなべけいじ)

鉛筆アイコン 2021年8月17日

クッキングシートを切らしてしまい、お菓子作りが中断したり慌ててコンビニまで走ったりした経験はないだろうか?実は、ご家庭にあるものをクッキングシートの代用品として活用できるケースも意外と多い。本稿ではクッキングシートのさまざまな代用品とその使い方を紹介する。気をつけたいNGな使い方もあわせて解説するので、ぜひ参考にしてほしい。

  

1. クッキングシートの役割

クッキングシートとは、表面がコーティングされてツルツルしている紙のことだ。お菓子などをオーブンで焼く際、天板や型に敷いて使うことが多い。焼きあがったお菓子がくっつかないので、楽に取り出すことができるうえ天板や型が汚れにくいというメリットもある。

一例だが、このようにクッキングシートには、食材と調理器具がくっついてしまうのを防ぐ役割があるほか、落し蓋などとしても使うことができる。切らしてしまうと意外と不便なアイテムなので、ストックは常に確保しておきたい。

2. クッキングシートの代用品|オーブンでクッキーを焼きたいとき

それでは、クッキングシートのいろいろな代用品とその使い方を、ケースごとに分けて紹介していこう。まずはオーブンでクッキーを焼きたいときに、クッキングシートがなかったというケースからだ。

アルミホイルと油脂で代用

クッキーを焼こうと思ったのにクッキングシートがないというときは、アルミホイルとバターやマーガリンなどの油脂を用意しよう。まずは天板の上にアルミホイルを敷き、次に油脂を薄く塗る。その上にクッキーの生地をのせて焼けばOKだ。油脂の上から小麦粉をふるい、そこへ生地を乗せればよりくっつきにくくなる。

アルミホイルだけでも代用できる?

表面がコーティングされているフライパン用のアルミホイルがあれば、油脂を塗る必要はない。クッキングシートと同じように敷いて焼こう。

油脂だけでも代用できる?

油脂があってアルミホイルがないこともあるだろう。上記2パターンほどではないかもしれないが、天板に油脂を塗って直に生地をのせれば、ある程度はくっつくのを防ぐことができる。

香りが気になる場合はサラダオイルがおすすめ

材料にバターを使っているお菓子であれば、アルミホイルにバターを塗っても香りが気にならない。だがたとえばピザを焼く際など、バターやマーガリンの香りを付けたくないこともあるだろう。その場合は、バターの代わりにサラダオイルを塗るとよい。

3. クッキングシートの代用品|オーブンでケーキを焼きたいとき

パウンドケーキやスポンジを焼く際、生地を型にそのまま流し込むと焼き上がりにくっついて取り出せなくなることがある。これを防ぐため、型に合わせてカットしたクッキングシートを敷いて生地を流し込むのだが、そのクッキングシートがない場合はどうすればよいのだろうか?

コピー用紙で代用

コピー用紙にはツルツルの面とザラザラの面がある。そのうちツルツルの面が「内側」になるように型に敷こう。燃えてしまわないか不安に思うかもしれないが、オーブンの温度ではコピー用紙が発火するおそれはほぼない。

ただし当然ながらコピー用紙は食品用ではないため、ものによっては有害物質が含まれているおそれもある。また油が染み込んでいたり熱源に触れたりするような場合は発火のリスクが生じるため、くれぐれも気をつけてほしい。あくまで緊急時の代用品として捉えていただくとともに、加熱中は目を離さないようにしよう。

油脂と小麦粉で代用

型に油脂を塗り、その上から小麦粉をふるう。このとき、余分な粉は落としておくのがポイントだ。その型を冷蔵庫で冷やしてから生地を流し込み、オーブンで焼き上げれば型離れがよくなるのでぜひ試してみてほしい。

アルミホイルやスプレータイプの油で代用

型にアルミホイルを敷く、あるいはスプレー式の油をひと吹きするといった方法でも代用可能だ。スプレー式の油は離型油(りけいゆ)と呼ばれるもので、パンを焼く際などにも使われる。製菓材料店などで手に入るので、訪れる機会があれば探してみよう。

4. クッキングシートの代用品|落し蓋として使いたいとき

クッキングシートは煮込み料理などの落し蓋として使うこともある。この場合の代用品とはどういったものがあるだろうか?

アルミホイルやキッチンペーパーで代用

クッキングシートを切らしたときの代用品として、アルミホイルやキッチンペーパーが挙げられる。アルミホイルは一旦くしゃくしゃにして広げ、真ん中に穴をあけてのせればOKだ。サイズは鍋よりもやや小さめにしよう。キッチンペーパーも、同じように数カ所穴をあけてのせるだけでよい。厚手のものを選べばついでにアクも取ることができて便利だ。

5. クッキングシートの代用品|蒸し器の敷き紙として使いたいとき

蒸し器の敷き紙としてクッキングシートを使おうと思っていたのに切れていた、というときの代用品についても紹介しておこう。

レタスやキャベツなど葉物野菜で代用

シューマイや蒸し野菜を作る際、蒸し器にくっつかないようにクッキングシートを敷くことが多い。そのクッキングシートを切らしてしまったというときは、レタスやキャベツ、白菜などの葉物野菜を敷くとよい。クッキングシートの代用になるだけでなく、味が染み込んだ美味しい葉物野菜もいただくことができて一石二鳥だ。

6. クッキングシートの代用品|魚や肉をフライパンで焼きたいとき

肉や魚をフライパンで焼く際、くっついてしまうのを防ぐためクッキングシートを敷くことがある。そんなときの代用品には何があるだろうか?

アルミホイルとサラダオイルで代用

アルミホイルに薄くサラダオイルを塗れば、クッキングシートの代用として使うことができる。このとき、いったんアルミホイルをくしゃくしゃに丸めてから伸ばすのもおすすめだ。シワによる凹凸が、魚や肉などに触れる面積が減るうえ、余分な油も落ちやすくなる。

もちろんフライパン用のアルミホイルでもOK

フライパン用のアルミホイルをお持ちなら、それを使おう。コーティングされているのでサラダオイルなどは必要ない。もっとも手軽な代用品(というより、最初からこちらを使うのがおすすめのアイテム)だ。

7. 注意!クッキングシートやアルミホイルなどのNGな使い方

クッキングシートやアルミホイル、コピー用紙などを使ってお菓子を作る方法は、あくまでもオーブンを利用する場合に限られる。トースターや電子レンジで使うと危険なことがあるので注意が必要だ。クッキングシートとアルミホイルのそれぞれの注意点を確認しよう。

クッキングシートをトースターで使うときは注意

クッキングシートの耐熱温度は約250℃だ。オーブンでクッキーやケーキを作る際は160~200℃の温度で焼くことが多いが、トースターはオーブンに比べて高温になることがあるため注意して使ってほしい。クッキングシートが天板からはみ出さないようにカットすること、包み焼きには使わないことなどは必ず守ろう。またトースターを使う場合、コピー用紙で代用するのは避けてほしい。

アルミホイルは電子レンジで使わないこと

これは一般的によく知られていることだが、アルミホイルは電子レンジで使ってはいけない。電子レンジは電磁波を照射して食べ物を温める仕組みなのだが、アルミホイルなどの金属に触れると火花や煙が出ることがある。最悪の場合、電子レンジが故障するおそれもあるので、アルミホイルを使わないように気をつけよう。

8. クッキングシートの代用品はいろいろ!ケースバイケースで選ぼう

お伝えしてきたように、クッキングシートの代用品として使えるアイテムはいろいろある。調理や用途に応じて上手に使い分けよう。もちろんクッキングシートを切らさないことがベストだが、うっかり切れてしまったときはぜひ本稿を参考に、代用品で上手に乗り切ろう。

結論

オーブン料理や焼き料理、煮込み料理や蒸し料理などいろいろな調理に活躍するクッキングシートだが、なければアルミホイルやコピー用紙、キッチンペーパーなどで代用することも可能だ。ただし条件によっては使えない場合もある。あくまで代用であることを忘れないようにするとともに、使用する際はくれぐれも、目を離さないなど細心の注意を払い安全に調理してほしい。
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  • 公開日:

    2019年6月15日

  • 更新日:

    2021年8月17日

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