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冷蔵庫の寿命は何年?買い替えのタイミングと準備をチェック

冷蔵庫の寿命は何年?買い替えのタイミングと準備をチェック

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

2021年6月18日

冷蔵庫(冷凍庫)は食を支える大事な家電だ。急な故障は困るが冷蔵庫(冷凍庫)には寿命がある。突然の故障を避けるためにも、早めに買い替えを検討しておきたい。この記事では、冷蔵庫の寿命や買い替えに適したタイミングを紹介する。寿命が近づいたときのサインや、買い替えの準備、正しい処分方法など、知っておきたい知識をまとめた。

  
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1. 冷蔵庫の寿命は何年?

まずは冷蔵庫の寿命について目安を紹介する。使い方による寿命の違いやメーカーが部品を保有しておく期間など、基本的な知識を確認しておこう。

冷蔵庫の平均使用年数は13年

家電の平均使用年数を調べた内閣府の調査(2021年3月)によると、一般家庭の冷蔵庫の平均使用年数は「12.9年」。ほぼ13年である(※1)。ここ30年ほどの同調査では平均使用年数は10~11年ほどで推移していたが、2017年以降は使用年数が延びてきている。家電の性能がよくなるにつれ、冷蔵庫の寿命も延びつつあるようだ。なお国税庁によれば冷蔵庫の耐用年数は6年だが、これは減価償却における耐用年数であるため寿命とは異なる。

ただし冷蔵庫の使い方で寿命は変わる

紹介した年数はあくまで平均だ。使い方によって短くなったり長くなったりする。冷気を作るコンプレッサーに負担がかかったり乱暴に使ったりすれば、寿命を縮めてしまう。「ドアの開閉を減らす」「詰め込みすぎない」「小まめに掃除をする」など、寿命を延ばす習慣を実践してほしい。

メーカーの部品保有期間が過ぎたことによる寿命もある

9年を冷蔵庫の寿命とする考え方もある。これは製品の生産終了後、修理の際に必要な部品をメーカーが保存することが義務付けられた「部品保有期間」が9年であるためだ。冷え方や電気代が変わらないなら何年使い続けても問題はないが、生産終了後9年を過ぎた冷蔵庫はいざ故障したときに修理ができない可能性がある。買い替えを迷っているような場合は、9年という期間はひとつの目安になるだろう。

2. 冷蔵庫の寿命が近づいたときのサイン

冷蔵庫に異常がある場合は寿命が近づいている可能性が高い。ここからは、冷蔵庫のよくあるトラブルとその原因を見ていこう。

冷蔵庫から異音がする

冷蔵庫からは「ピシッ」「ミシッ」といった温度変化で内部がきしむ音、「ブーン」「キーン」といったコンプレッサーやファンの稼働音など、正常時でも10種以上の音が発されている。説明書には「音の原因」が記載されているので、異音が気になったらまずは説明書で確認しよう。じつは故障ではない場合も多い。

「パシーン」という音なら、熱の吸収や放出によって樹脂が収縮しているだけなので問題はない。しかし「説明書と違う音がしている」「音が異常に大きい」「金属音がする」などの場合は寿命が近い可能性もあるため、修理や買い替えを検討してほしい。

冷蔵庫の側面が熱い

冷蔵庫の側面が熱くなっていても、故障ではないことが多い。冷蔵庫には、庫内を冷やすために熱を側面や前面から外に放出する仕組みがある。側面や前面・天井が熱いのは冷蔵庫が正常に動作している証拠であり、故障ではないのだ。

夏場などには側面が60度近くになることもあると、複数の大手メーカーが説明している。側面が熱いときは慌てずに、冷蔵庫と壁のスキマを空けるなどの対処をしてみよう。熱が逃げやすくなり、温度が下がることが期待できる。

冷蔵庫の冷え方が悪い

冷蔵庫の冷え方が悪くなるのは、買い替えどきのひとつのサインだ。しかし、「食品の詰め込み過ぎ」「温度設定が弱になっている」「送風口に霜が付いている」などが原因で冷え方が悪くなっている場合も多い。これらをチェックして当てはまらないときや、冷蔵室・冷凍室ともに極端に冷えが悪くなったときには、コンプレッサーの故障を疑ってみよう。

水漏れしている

冷蔵庫内や床への水漏れもよくあるトラブルだ。冷蔵庫には庫内にできた霜を自動で溶かすシステムがあり、溶けた水は蒸発皿に溜まる。この蒸発皿がずれていたり割れていたりすると水漏れが発生してしまう。

蒸発皿に溜まった埃が原因で水が溢れることもある。水漏れがあるときはまずは説明書で蒸発皿の位置を確認し、状態を見てみよう。冷えないといった症状と同時に発生している場合は、コンプレッサーの故障が疑われる。

冷えすぎる

「冷蔵庫が冷えすぎる」のも寿命が近づいているサインだ。食材を吹出し口の近くに置いたり、冷気が循環せず霜が発生したりといった原因が考えられるが、内部の部品が故障しているケースもある。

センサーやサーモスタット、コンプレッサー、モーターに異常があれば、修理や買い替えが必要だろう。詳しくは以下の記事でも紹介しているので、ぜひ参考にしてほしい。
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3. 冷蔵庫を買い替えるのに適したタイミングは?

寿命が近いと感じたら、冷蔵庫を買い換えるのがおすすめだ。買い替えに適したタイミングを説明する。

新機種が発売になる前

冷蔵庫を安く購入したいなら、新モデルが発売になる前に購入しよう。9月~11月に発売されるため、型落ちした機種を狙うなら8~9月がおすすめだ。1年前のモデルにはなるが機能性にはそこまで差はない。

新生活が始まる前

2月は新生活が始まる時期だ。大型家電のセールを行う家電量販店は多く、冷蔵庫も安くなりやすい。もしこのタイミングで寿命が近くなったと感じたときは、チラシやホームページを確認しよう。

セールの時期

お得に冷蔵庫を購入したいならセールを活用する。家電量販店によってタイミングは異なるが、ボーナス時期の7月や12月は狙い目だ。年末年始にセールを行う家電量販店は多いので、ぜひチェックしてほしい。

決算前の時期

決算前なら冷蔵庫を安く購入できる。3月の決算月と9月の中間決算の前は、売上目標をあげるために値下げするケースが多い。値下げ交渉もしやすいので試してみよう。ただし、家電量販店によって決算の時期は異なるので、あらかじめ確認しておくことが重要だ。

ボーナス前の時期

値下げ交渉に自信があるなら、ボーナスセールの前を狙ってみよう。この時期は売上目標を高く設定していることが多く、家電量販店の「売りたい」という意識が強い。交渉が苦手ならボーナスセールで購入を検討しよう。

電気代が高いと感じるようになったら

最新機種の冷蔵庫は電気代が安い。経済産業省では、10年前の冷蔵庫と比較すると40〜47%の省エネになるとしている(※2)。節約のためにも寿命が近いと感じたときに買い換えよう。

家族が増えたら

家族の人数が増えれば保存が必要な食料の量は増加する。冷蔵庫に無理やり詰め込むと、冷気がうまく循環しなくなるため、電気代があがってしまう(※3)。家族分の食料を、余裕をもって入れられる容量の冷蔵庫に買い換えるのがおすすめだ。

4. 冷蔵庫を買い替えるにあたっての準備

寿命がきた冷蔵庫を買い換えるならあらかじめ準備しておこう。運搬日までにやっておきたい3つの準備を紹介する。

中身を徐々に減らしていく

運搬日までに寿命がきた冷蔵庫の中身はすべて出す必要がある。設置した冷蔵庫内が冷えるまで時間がかかるため、すぐに入れ替えると食材が傷みやすい。無駄にしないためにも中身を徐々に減らしていき、冷蔵や冷凍が必要な食材は使い切っておくことが重要だ。

保冷剤やクーラーボックスを用意しておく

マヨネーズなどの調味料をすべて使い切るのは難しい。食べきれなかった食材や調味料は、冷蔵庫が冷えるまで保冷剤を詰めたクーラーボックスに入れておく。発泡スチロールの箱でも代用が可能。いずれも十分な容量があるものを選ぶのがポイントだ。

冷蔵庫内の水抜きをして氷を捨てておく

寿命がきた冷蔵庫の電源を停止させると、付着した霜が溶けて水になる。そのまま運搬すると水が漏れてしまうので、水抜きが必要だ。霜が溶けるまでに時間がかかるため、前日までには電源を切っておく。

蒸発皿にたまった水を捨てれば水抜きは完了だ。蒸発皿の位置はメーカーによって異なるので、説明書やメーカーのサイトで確認してほしい。また、給水タンクの水と製氷室の氷も忘れずに捨てておこう。

5. 寿命がきて買い替えた古い冷蔵庫の処分方法は?

寿命がきた古い冷蔵庫の正しい処分方法を解説する。トラブルを避けるためにも、基本的なルールをチェックしておくことが重要だ。

販売店に引き取りしてもらう

冷蔵庫は、不要な部材と材料を再利用する「家電リサイクル法(※4)」の対象品目だ。寿命がきた冷蔵庫もゴミとして捨てられないので、販売店に引き取りを依頼しよう。新しい冷蔵庫を購入する販売店に依頼すれば、そのまま引き取ってもらえる。処分だけなら購入した家電量販店に連絡を入れよう。運搬料金とリサイクル料金が発生するので、あらかじめ確認しておくと安心だ。

家電リサイクルセンターに申し込む

寿命がきた冷蔵庫を自治体に引き取ってもらう方法がある(※4)。市区町村で詳しい方法は異なるので、ホームページや問い合わせで確認してほしい。運搬料とリサイクル料がかかるため、あわせてチェックしておこう。また、東京都品川区の場合は、電話とインターネットで「家電リサイクル受付センター」に申し込みができる。東京都品川区のリサイクル料金は、2021年6月現在で171L以上が4,730円、170L以下なら3,740円だ(※5)。

自治体の指定引取場所へ持ち込む

自治体の指定引取場所に自分で持ち込めば、運搬料は不要だ。リサイクル料金はかかるので、事前に「家電リサイクル券」を購入しておこう。ただし、大きく重量がある冷蔵庫は自分で運ぶのは危険だ。運搬用のトラックも必要なのであまり現実的な方法ではない。

違法な不用品回収業者への依頼はNG

寿命をむかえた冷蔵庫を処分するとき、違法な不用品回収業者に注意しよう(※4)。空き地で回収していたり、街中を巡回したりしている業者は基本的に違法だ。不法投棄や不適正処理のリスクがあるので、かならず正しい方法で処分しよう。あとから高額な処分費を請求されるケースもあるため注意してほしい。

6. 冷蔵庫の寿命が近づいたら早めの買い替えを

寿命が近づいた冷蔵庫が急に壊れると、食材を安全に保存できなくなる。慌てて購入しても運搬までに時間がかかるので、その間に食材は劣化してしまう。急な買い替えだと選ぶ時間もあまりとれないため、寿命をむかえる前に買い換えることが重要だ。

早めに冷蔵庫の買い替えを検討すれば、時間に余裕があるのでいろいろなメーカーや機種を比較できる。価格や性能を十分にチェックしてから、自宅に合った冷蔵庫を選べるだろう。寿命が近くなったり壊れそうなサインがあったときは、迷わず買い替えを決断してほしい。

結論

冷蔵庫の平均使用年数はおよそ13年、部品の保有期間による寿命は9年だ。昔の家電より性能がよくなったため寿命は延びてはいるが、9年を過ぎたら買い替えを視野に入れてほしい。水漏れや冷え方の異常など、寿命をむかえる前のサインも見逃さないようにしよう。運搬日までの準備や処分方法といった知識も、まとめて頭に入れておくと安心だ。

(参考文献)
※1:内閣府「統計表一覧:消費動向調査」
https://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/shouhi/shouhi.html

※2:経済産業省「機器の買換で省エネ節約」
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/choice/

※3:経済産業省「無理のない省エネ節約」
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/howto/kitchen/index.html#1

※4:家電リサイクル法とは?「経済産業省」
https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/kaden_recycle/fukyu_special/

※5:家電製品は適切にリサイクルしましょう「品川区」
https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/PC/kankyo/kankyo-gomi/kankyo-gomi-recycle/hpg000010542.html
  • 公開日:

    2019年10月15日

  • 更新日:

    2021年6月18日

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