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カーペットをコインランドリーで洗濯するメリットは?手順や料金も解説

カーペットをコインランドリーで洗濯するメリットは?手順や料金も解説

投稿者:ライター 渡辺恵司(わたなべけいじ)

鉛筆アイコン 2021年10月26日

カーペットを洗濯するならコインランドリーがおすすめだ。メリット・デメリットを解説するとともに、コインランドリーで洗えるカーペットの見分け方や用意するもの、洗濯の手順や乾燥のコツ、さらには時間や料金の目安まで詳しく解説する。洗濯できないカーペットのお手入れ方法にも触れているので、あわせて参考にしてほしい。

  

1. カーペットはコインランドリーで洗濯できる?

いろいろな種類のカーペットの写真
コインランドリーで洗濯できるカーペットかどうかは素材やサイズなどで変わる。ひとつの判断基準として次のようなポイントをチェックしよう。

洗濯表示で判断する

ウールやシルクといった繊細な素材はコインランドリーで洗濯しないほうがよいだろう。それ以外の素材で「水洗い可」のマークがあれば洗っても問題ない。ただし乾燥機を使うなら「タンブル乾燥可」かどうかも確認しよう。残念ながら手洗いもNGの「洗濯不可」マークのカーペットはクリーニングに出すことになる。なお洗濯表示については消費者庁のサイトに詳しく書かれているので、一度目を通しておくとよいだろう(※1・※2)。

コインランドリーで洗濯できるカーペットのサイズは?

洗濯機の容量はコインランドリーごと、あるいは機種ごとに異なる。おおよそ「1帖=12キロ」「2〜3帖=15キロ」「6帖=22キロ」を目安に洗濯機を選ぼう。6帖を超えるとコインランドリーでは洗えないことがあるため、事前に確認することをおすすめする。

「洗濯容量」と「乾燥容量」のチェックも忘れずに

コインランドリーの洗濯機には「洗濯◯kg」「乾燥◯kg」などと書かれているのが一般的だ。この場合の重量は洗濯物、つまり本稿でいえばカーペットが乾燥した状態での重さを指す。「洗濯乾燥機」においてよくあるのが、洗濯容量よりも乾燥容量のほうが小さいパターンだ。洗濯のみであれば洗濯容量に合わせればOKだが、乾燥まで済ませるのであれば小さい方(ほとんどのケースで乾燥容量)に合わせるのが正解なので覚えておこう。

2. カーペットをコインランドリーで洗濯するメリット・デメリット

コインランドリーの洗濯機の写真
そもそもコインランドリーでカーペットを洗濯するのにはどういったメリットやデメリットがあるのだろうか?利用する前に正しく把握しておくことも大切だ。

メリット

ご家庭で洗えないサイズのカーペットも洗える

コインランドリーには大型の洗濯機や乾燥機が設置されている。ご家庭の洗濯機では洗えない(入りきらない)カーペットなどの大物も、コインランドリーであれば洗濯が可能だ。

高温の乾燥機でふわふわに仕上がる

コインランドリーの乾燥機は高温で70〜80℃ほどになるものも多い。熱風を送りながらドラムを回してカーペットを泳がせ、空気を含ませるように乾燥させていくためふんわりした仕上がりになる。

高温の乾燥機でダニ退治ができる

ダニは50℃の熱で20〜30分、60℃の熱なら一瞬で死滅させることができる。70〜80℃といった高温になるコインランドリーの乾燥機なら、洗濯ついでにダニ退治もできてしまう。

短時間で洗濯から乾燥まで済ませられる

サイズや枚数などにもよるが、1時間〜1時間半などご家庭と比べて短時間で洗濯から乾燥まで終わらせることができる。

時間や天気に左右されない

24時間稼働しているコインランドリーであれば、時間を気にせず洗濯できる。またご家庭で干す場合は天気が重要であるが、コインランドリーなら天気に関係なく乾かすことができる。

クリーニングよりはリーズナブル

乾ききらない場合は追加で乾燥する必要があるが、カーペットをクリーニングに出した場合1帖あたり1,200円程度が相場になる。3帖3,600円、6帖7,200円が目安だ(多少は割り引かれるはずだが)。通常使用による汚れなどを落とす程度であれば、クリーニングよりもコインランドリーの方が安く抑えられる。

デメリット

コストがかかる

ご家庭で洗濯するよりもコストがかかる。とはいえ享受できるメリットを見ればそれほど大きなデメリットとはならないだろう。

持ち運ぶのが大変

すぐ近所にコインランドリーがあればよいが、カーペットは大物ゆえ徒歩や自転車などで運ぶのは困難だ。車やバイクといった移動手段がないと厳しいかもしれない。

必ずあいているとは限らない

不特定多数の方が利用するコインランドリーは、自分が使いたいタイミングで使えるとは限らない。雨の日などはとくに混み合うので、時間に余裕を持つことが大切だ。そのほか、洗濯機や乾燥機の故障・メンテナンスなどで使用できないこともある。

終わるまでその場を離れられない

コインランドリーでは洗濯や乾燥が終わり次第、速やかに取り出し次の利用者に譲るのがマナーである。またたとえ短時間でも、乾燥が終わったまま放置すると盗難に遭うといったリスクもある。目の前の駐車場で待つ程度であれば問題ないかもしれないが、帰宅したり買い物に出たりといったことはしないほうがよいだろう。

カーペットの洗濯は可能であればコインランドリーがおすすめ

たしかにデメリットはあるが、カーペットはコインランドリーで洗濯したほうがメリットが多い。たとえばご家庭では洗濯が難しいサイズのカーペットも手軽に洗えるので、いままでのお手入れでは落とせなかった汚れがキレイになる。加えて高温の乾燥機にかければ短時間で乾かすことができるうえ、ふんわり仕上がる。熱の力で生きたダニを死滅させられるのもメリットだ。やはり可能であれば、カーペットはコインランドリーで洗濯することをおすすめしたい。

3. カーペットをコインランドリーで洗濯する前の準備

洗濯洗剤と柔軟剤のイメージ
コインランドリーでカーペットを洗濯する流れについて詳しく解説していこう。まずは持参するものと事前の準備から解説する。

用意するもの

  • 折りたたんだカーペットが入るサイズの洗濯ネットまたは麻の紐など
  • 100円玉(両替機が故障で使用中止といったリスクを想定して)
  • おしゃれ着中性洗剤(自動投入ではないケースを想定して)
  • 柔軟剤シート(香り付けをしたい場合に)
  • 待つ間の時間つぶしになるもの(タブレットや雑誌など)
洗剤を自動投入するタイプの洗濯機を導入するコインランドリーも増えた。そのため基本的には洗剤を持参する必要はないが、手動投入しなければならない機種もまだまだ残っている。とくに初めて行くコインランドリーの場合、機種やシステムが分からないこともあるだろう。不安なら念のため持参したほうが安心なので、おしゃれ着用中性洗剤を用意しておこう。
なお柔軟剤を手動で入れられる洗濯機かどうかも機種などにより異なる。自動投入される洗濯機なら持参は不要だが、分からないケースで香り付けをしたいときは、乾燥機に入れて使える柔軟剤シートを持参するとよいだろう。そのほか、折りたたんだカーペットが入るサイズの洗濯ネットあるいは麻の紐などを用意しておこう。

事前の準備

コインランドリーに持ち込む前に、掃除機をかけて取り除ける汚れを取り除いておこう。ある程度キレイにしたら、カーペットの表面が外側にくるように2〜3つ折りにして筒状に丸め、洗濯ネットに入れておこう。
洗濯ネットは必須ではないが、回っている間にバランスが崩れたり広がったりするのを防げるため効率よく洗濯できる。大きめのネットが手に入らなければ、同じように折りたたんで麻の紐で数箇所、ほどけないようにきつく縛ってから洗うとよいだろう。

4. カーペットをコインランドリーで洗濯する方法

洗濯物が回転しているコインランドリーの大型乾燥機の写真
準備が整ったらコインランドリーで洗濯をしよう。

カーペットの洗濯方法

  • 洗濯機にカーペットを入れる
  • 必要な分の料金を投入しスタートボタンを押す
洗い方は衣服など一般的な洗濯物と同じだ。カーペットを入れてお金を投入しスタートボタンを押そう(コースを選んでから料金を入れるシステムもある)。洗濯機は大きめを選ぶのが効率よく洗うコツだ。ジャストサイズや小さめの洗濯機だと、効率よく洗浄液が行き届かないおそれがある。
またドラム式の洗濯機は洗濯物を「持ち上げて叩きつける」という叩き洗いでキレイにするのだが、ギュウギュウに詰め込むとうまく叩きつけられないおそれがある。

カーペットの乾燥方法

洗濯乾燥機であればそのままでOKだが、そうでない場合は洗濯が終わったカーペットをネットから取り出して乾燥機に入れよう。このとき、ドラムの内側に沿うように入れるのがコツだ。また時間は30〜40分を目安にし、乾ききっていないようであれば再度100円単位などで乾燥をかけて様子を見よう。

効率よく乾燥させるコツ

大きめの乾燥機を選び、途中で一度裏返すとよい。たとえば40分400円だとしたら、200円分だけ先に回して停止し、裏返してから残りの200円分を回すといったやり方だ。また少しでも効率よく乾かすため、余熱のある乾燥機があれば積極的に使おう。

5. カーペットをコインランドリーで洗う際の時間と料金の目安

コインランドリーの洗濯機の料金投入口のアップ
料金設定はコインランドリーによって異なる。またカーペットのサイズで選ぶ洗濯機や乾燥機が違うため料金や時間も変わってくる。ここでは、一般的なコインランドリーを使ってカーペットを洗濯する際の料金と時間の目安を紹介する。

洗濯乾燥機の時間と料金目安

  • 3帖:1時間1,200〜1,500円
  • 6帖:1時間1,500〜1,800円

洗濯機と乾燥機を分けた場合の時間と料金目安

  • 中型:洗濯1時間800円+乾燥機40分400円=1,200円程度
  • 大型:洗濯1時間1,200円+乾燥40分500〜600円=1,700〜1,800円程度
ざっくりとした目安で申し訳ないが、おおよそこれくらいになると思っておこう。

6. コインランドリーで洗えないカーペットのお手入れ方法は?

カーペットに掃除機をかけている写真
コインランドリーで洗濯できないカーペットは、自力でお手入れをするかクリーニングに出すしかない。

ご家庭でできるカーペットのお手入れ方法

掃除機がけは基本だが、それだけでは除去しきれない汗のにおいや生活臭といったものには重曹を使おう。粉末状の重曹をカーペットにふりかけ、2〜3時間ほど(または夜寝ている間)放置し、掃除機で取り除けばにおいや汚れが軽減されているはずだ。食べこぼしといった汚れには住居用洗剤あるいはカーペット用の洗剤などをスプレーし、雑巾で拭き取るなどすればOKだ。

頑固な汚れやシミなどはクリーニングに

重曹や洗剤を使ったお手入れでも、カーペットに染みついた頑固な汚れなどは完全に除去できないことが多い。コインランドリーよりもコストはかかるが、1シーズン使ったあとなどにクリーニングに出し、キレイな状態で翌シーズンまで保管しよう。

7. カーペットの洗濯はダニ退治もできるコインランドリーがおすすめ

綺麗なコインランドリーの店内の写真
カーペットなどの大物はご家庭では洗濯しづらい。干すスペースも占領してしまうため、ほかの衣類などを洗濯しづらいといった悩みもあるだろう。大型の洗濯機で隅々までキレイに洗えるうえ、高温の乾燥機でダニ退治までできてふんわり仕上がるコインランドリーは、まさにカーペットのような大物を洗うのに最適だ。近所にないと厳しいかもしれないが、あるという方はぜひ利用してみてはいかがだろうか?

結論

不特定多数が利用するコインランドリーは「タイミング」が重要になる。自分が望む時間帯に使えないこともあるため、時間と心にゆとりを持って利用しよう。中にはネットで空き状況をチェックできるコインランドリーもある。利用しようとしている店舗にもそうしたサービスがないか確認してみるとよいだろう。

(参考文献)

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  • 公開日:

    2020年1月12日

  • 更新日:

    2021年10月26日

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