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重曹やベンジンを使った白シャツのシミ抜き方法。汚れの種類によって使い分けよう!

重曹やベンジンを使った白シャツのシミ抜き方法。汚れの種類によって使い分けよう!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2021年8月17日

洗濯やクリーニングではなかなか落ちない衣類の頑固なシミ、あきらめてはいないだろうか?落ちにくい衣類のシミ抜きは、その成分に合わせて「重曹」と「ベンジン」を使い分けることが重要だ。今回は、衣類のシミ抜きに重曹とベンジンの効果的な使い分けの方法を紹介する。

  

1. 「重曹」とは?

重曹は化学名を炭酸水素ナトリウムと言い、ベーキングパウダーの主成分として知られるほか、その溶液は弱アルカリ性で酸を中和する作用がある。

シミ抜きとして使用する場合の重曹は、酸性の汚れの中でも醤油やコーヒー、ワインなどの水溶性のシミに効果を発揮する。逆にマヨネーズやチョコレートなどの油分・脂肪分の高いシミ・汚れには向いていない。

重曹が人体に重大な影響を及ぼすことはないが、弱酸性である人間の肌に反応する作用があるため、肌が弱い方や長時間使用する場合はゴム手袋などの使用をおすすめする。

2. 「ベンジン」とは?

ベンジンは石油を原料とするガソリンの一種で、シミ抜きや機械洗浄、シール剥がしの用途で使用される液体である。また、「ハクキンカイロ」と呼ばれるオイル式カイロの燃料としても用いられている。

ベンジンには油を溶解させる作用があり、水やお湯、通常の洗濯用洗剤では落としにくいチョコレートやマヨネーズなどの油分・脂肪分の多い食品系のシミ、化粧品、油性インクやクレヨン等の塗料系のシミ・汚れを落とすときに効果を発揮する。

シミ抜き剤としてのベンジンは、ドラッグストアやスーパーマーケット、あるいはインターネット通販で手軽に購入することができる。ただし、可燃性があって揮発性の高い液体であるため、引火しやすいという性質がある。タバコやストーブの近くでは使用しない、使用するときは換気を十分に行うなど、取り扱いには十分に注意しよう。

3. 重曹は醤油の汚れに効果的

創業70年の老舗クリーニング店の店主の方が考案した、重曹を使用する「魔法水」と呼ばれる万能シミ抜き剤の作り方を紹介する。準備するものは次のとおり。

・重曹 小さじ1
・酸素系漂白剤 小さじ3
・食用中性洗剤 3滴

酸素系漂白剤がシミの色素を破壊、重曹が漂白効果を高め、食品用中性洗剤が浮き出たシミの再付着を防ぐという相乗効果で、醤油をはじめとして、コーヒーやワインなど油分・脂肪分が少なめの汚れに抜群の効果を発揮する。

作り方はとても簡単で、3つの材料を5回ほど軽くかき混ぜれば完成となる。使用方法は、作りたての魔法水を衣類のシミの部分に直接かけるだけ。ただし、衣類に魔法水が残っていると生地の色まで落としてしまうため、シミを落としたらすぐに水ですすぎ、洗濯機で丸洗いしよう。

4. ベンジンはインクの汚れに効果的

ボールペンのインクは、仕事や勉強をする中でたびたび衣類に付いてしまうもの。油性のインクであれば、ベンジンが効果を発揮する。まずは次のものを準備しよう。

・市販のベンジン
・シミ抜きブラシor使い古しの歯ブラシ
・タオル
・台所用の中性洗剤

はじめに色落ちテストをするために、衣類の目立たないところにベンジンを落とす。衣類の下に敷いたタオルに色が出なければ、シミ抜きの準備完了だ。

ベンジンを使ったシミ抜きは至って簡単で、シミの付いた衣類の下にタオルを敷き、ベンジンを付けたブラシでタオルに汚れを落とすように軽く叩くだけ。シミに対して垂直に叩き、こすらないようにすることが大切だ。シミ抜き後はベンジンが乾くまで待とう。注意点として、ベンジンは揮発性の高い液体なので、部屋の換気を十分に行うこと。

結論

衣類のシミ抜きは、シミの成分に合わせた洗剤を使うことが大切。重曹とベンジンの特性を活かし、シミの成分に合わせて使い分けることで、二度と落とすことは無理だと思っていた頑固なシミも、元のきれいな状態に戻せる可能性がある。シミ汚れで泣く泣くクローゼットにしまっている衣類があれば、ぜひ試してみてはいかがだろうか?

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  • 公開日:

    2020年3月17日

  • 更新日:

    2021年8月17日

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