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『さくさく鰹ふりかけ』にもたっぷり使われている「やきつべのだし」には出汁専門店やいづ善八のこだわりが詰まっている。今回はこの「やきつべのだし」についてご紹介しょう。

そもそも「やきつべ」という言葉に耳慣れないという方も多いのではないだろうか。これは「やきつ」という言葉から来ており、現在の静岡県焼津市のことを指している。ヤマトタケルが東夷征伐の途中、賊から逃れるために剣で草をなぎ払って火をかけて難を逃れた地でもあり、焼津の古い呼び名としてたびたび古事記や日本書記にも記されているのだ。つまり「やきつべのだし」とは、「焼津のだし」という意味なのである。

やきつべのだしとは、焼津産の鰹節にかつおエキスを合わせる独自の堅魚煎汁製法（かたうおいろりせいほう）で、鰹本来のうま味を余すことなく引き出した贅沢な鰹だしのこと。化学調味料や食塩を一切使わないため、鰹本来の味を存分に味わうことができるという。

さくさく鰹ふりかけは旨味の強いやきつべのだしを中心に必要最小限の調味料のみで仕上げたため、他のふりかけにはない、より軽やかでさくさくした触感を堪能できるのだ。そんな香り豊かな鰹の風味とさくさくの触感を是非味わっていただきたい。