1. サウナは疲労回復におすすめ
サウナはフィンランドが発祥といわれている。サウナ室は約80〜100℃の高温に保たれている。入った瞬間に全身を熱い空気に包まれたような感覚になる。
そんな一見、身体に負担がかかりそうなサウナが、なぜ疲労回復にいいとされているのだろうか。そのおすすめ理由を解説する。
そんな一見、身体に負担がかかりそうなサウナが、なぜ疲労回復にいいとされているのだろうか。そのおすすめ理由を解説する。
血行がよくなる
高温のサウナ室に入ると血管が広がる。心拍数が上がるのを感じたことがある人もいるだろう。血管が拡張されたことで血液の循環が促され、全身をくまなく行き渡る。緊張や疲労で固まっていた筋肉にも血液が流れる。これが疲労回復にサウナがおすすめされる理由の一つだ。
発汗によって老廃物を排出する
サウナに入ると通常時の約2倍の速さの血流になる。臓器の働きも活発になり、体内の老廃物や疲労物質が排出される。これにより疲労回復が見込めるのだ。
風呂よりも筋肉がほぐれやすい
筋肉痛や肩こり改善を期待して温かい湯船に浸かっても、思うような効果がみられない。マッサージすると筋肉が硬い。そんなときは筋肉に老廃物がたまり、痛みの原因となっていることが多い。サウナで血流をよくすることをおすすめしたい。筋肉のこりをほぐし、疲労回復につなげよう。
2. サウナの入り方を紹介!時間や回数は?
それではサウナの入り方を紹介しよう。
サウナ利用前の注意事項
安全にサウナを利用するために、次のことを守ってほしい。
- 食後すぐの利用は避ける
- 空腹時の利用は避ける
- 飲酒したときは入らない
- 疲労がたまっている場合は休憩後に利用する
- 発熱がみられるときは入らない
- 循環器系の病気を患っている場合は入らない
- 生理中、妊娠中は入らない
サウナの入り方
- コップ1杯の水分を摂る
- シャワーで体をきれいに洗う
- サウナ室へ入り、ベンチに腰かける
- 10〜15分経ったらサウナ室を出る
- 水風呂または冷水シャワーで体を冷やしたら、再びサウナ室へ入る
サウナ室に入る回数は?
サウナ室へは、3回入るのがおすすめだ。回数を増やすとしても、4〜5回までにしておこう。これ以上入ると、体に負担がかかったり気分が悪くなったりすることがある。慣れないうちは、回数を必ず守ろう。
サウナ室は長時間入ってもOK?
汗をかいて血流をよくすることが期待できるサウナだが、より効果を求めて時間を延ばすのは厳禁だ。ひたすら高温のサウナ室に滞在し続けると、急激な発汗により脱水を引き起こしてしまう。体内の水分も大幅に失われるため危険だ。10〜15分を目安に時間をチェックし、必ず外に出て休憩しよう。
3. 初心者は忘れがち!タオル持参はサウナのマナー
サウナ室へタオルを持って入るのはマナーだと覚えておこう。とくに初心者は忘れがちだ。裸のままベンチに座ると、自分が出した汗がそこに残ってしまう。次に座る人のためにも、必ずタオルを敷くか腰に巻いて座ろう。タオルの代わりにサウナパンツを着用してもいい。サウナを出るときは、タオルでベンチの汗を軽く拭うことも忘れないようにしたい。ほかにも、サウナ初心者向けのポイントを解説する。
高い場所で短時間
サウナ室は何段かのベンチになっていることが多く、上段ほど高温だ。サウナ初心者は熱さを避けようと下段に座る傾向があるが、汗のかき具合は上段と差がある。
サウナの高温に自信がない場合は短時間で切り上げるのがおすすめだが、温度の高い上段で一気に汗をかく方法は意外にも身体への負担が少ない。下段で汗が出るのを待ちながら熱さに耐えるよりは、上段でサッと済ませてみよう。
サウナの高温に自信がない場合は短時間で切り上げるのがおすすめだが、温度の高い上段で一気に汗をかく方法は意外にも身体への負担が少ない。下段で汗が出るのを待ちながら熱さに耐えるよりは、上段でサッと済ませてみよう。
サウナ後は水分補給と休憩を
サウナで大量に汗をかいた身体に水分補給をしよう。おすすめはミネラルウォーターだ。間違ってもビールなどのアルコールを摂取してはいけない。また、サウナ後の身体は体力を消耗している。横になって身体を休めよう。
結論
サウナは基本的な入り方を知っていれば、疲労回復が見込める有効な方法だ。熱そうだからと敬遠していた人も、まずは短時間から試してみてはいかがだろうか。体調の悪いときを避け、水分補給を適切に行えば安全に入ることができる。今回紹介した内容をサウナデビューをするきっかけにしてほしい。