1. 正しいサウナの入り方

なんとなく敷居が高く感じるサウナであるが、正しいサウナの入り方を理解しておけば心置きなくサウナを楽しむことができる。まずは正しいサウナの入り方を解説しよう。
1.掛け湯をして身体を洗う
サウナに入る前には必ず掛け湯をし、身体をきれいに洗っておくのがマナーだ。サウナは多くの人が利用する場所なので、他人に不快感を与えないように気をつけよう。身体を洗い終わっても、すぐにサウナに入ってはいけない。タオルで全身の水分をしっかり拭き取ってから入ろう。水分をしっかり拭き取っておかないと、汗腺が水で塞がれてしまい汗をあまりかけなくなってしまうのだ。気持ちよくサウナに入るためにもこれらの手順は必ずおさえておこう。
2.サウナに入る
身体を洗って水分を拭き取ったら、サウナの扉を開けてみよう。多くのサウナには数段のベンチが設置されているが、サウナの熱さに慣れないうちは温度が低めの下段に座るとよい。サウナの利用時間の目安は10分前後がよいとされるが、初心者は5分ほどに止めておくと安心だ。自分の体調と相談しながら座る場所や利用時間を調整しよう。
3.掛け湯をする
サウナから出たらいきなり水風呂に飛び込むようなことはせず、必ず掛け湯をして汗を流そう。汗を流さずに水風呂に浸かると、水風呂に汗が混ざって他人に不快な思いをさせてしまうだけでなく、心臓をはじめ身体に負担をかけてしまうので注意してほしい。
4.水風呂に浸かる
掛け湯をして汗を流したら、水風呂に入ろう。掛け湯をしたとはいえ、勢いよく水風呂に入るとやはり身体に負担がかかる。そのため、水風呂には足先からゆっくり入るよう心がけたい。最初は冷たく感じる水風呂だが、徐々に冷たさを感じなくなり、心地よさすら覚えることもある。ただし、無理して入り続ける必要はないので、身体が冷えたと感じたらすぐに水風呂から上がろう。
5.休憩する
水風呂から上がったら浴室に置かれている椅子などを利用してゆっくりと休もう。休んでいる間に水風呂で冷えた身体が温まり、心地よさを覚えるはずだ。10分ほど目を閉じてのんびり過ごそう。
2. サウナに入る前に準備しておくこと

サウナに入る前に準備しておきたいこととしては、次の2つが挙げられる。
1.水分補給をする
服を脱いで浴場に入る前に忘れずに行ってほしいのが水分補給だ。サウナでは大量の汗をかくため、脱水症状に陥る可能性がある。これを防ぐためにも、水やスポーツドリンクを準備しておこう。
2.タオルを用意する
身体の水分を拭いたり、サウナでかいた汗を拭いたりするために持ち込みたいのがタオルである。タオルを貸し出ししてくれるサウナもあるが、マイタオルを準備しておくと何かと心強い。
3. サウナと水風呂に入る時に注意すること

サウナに入るときや水風呂に入るときには注意すべきことがいくつかある。それぞれの注意点を以下に列挙するので参考にしてほしい。
サウナに入るときの注意点
サウナに入る際には満腹状態を避けることが望ましい。食後すぐにサウナに入ると消化器官に集まるはずの血液が身体中に分散してしまい、消化活動が妨げられてしまう。しかし、空腹時にサウナに入ることもおすすめできない。空腹状態でサウナに入ると低血糖に陥ってしまう可能性があるのだ。
また、飲酒などをしてアルコールを摂取した後にサウナに入るのも危険である。低血圧や脱水症状を引き起こして意識を失い、脳卒中を起こしたり熱中症になったりして命を落としてしまう可能性がある。
また、飲酒などをしてアルコールを摂取した後にサウナに入るのも危険である。低血圧や脱水症状を引き起こして意識を失い、脳卒中を起こしたり熱中症になったりして命を落としてしまう可能性がある。
水風呂に入るときの注意点
熱いサウナから出た後、冷たい水風呂に入る際にはヒートショックを起こさないよう注意する必要がある。ヒートショックとは、激しい寒暖差によって血圧が急激に上がったり下がったりすることにより、血管や心臓、脳にダメージを受ける現象のことだ。
ヒートショックが起こると、吐き気をもよおしたり意識が朦朧としたりし、最悪の場合、心筋梗塞や脳卒中を起こして命を落としてしまう。サウナ直後に掛け湯をせずに勢いよく水風呂に入ったり、水風呂から上がってすぐにサウナに戻ったりすることのないよう、十分注意しよう。
ヒートショックが起こると、吐き気をもよおしたり意識が朦朧としたりし、最悪の場合、心筋梗塞や脳卒中を起こして命を落としてしまう。サウナ直後に掛け湯をせずに勢いよく水風呂に入ったり、水風呂から上がってすぐにサウナに戻ったりすることのないよう、十分注意しよう。
結論
サウナに入る際には水分補給をしっかり行い、掛け湯をして身体をしっかり洗うことを心がけよう。また、サウナに入る時間は10分ほどに止め、水風呂に入る際には掛け湯をし、ヒートショックを起こさないよう注意したい。正しい入り方を心がければ、誰でも気軽にサウナを楽しめる。今回紹介した正しいサウナと水風呂の利用方法を守り、サウナで健康的に汗を流そう。