目次
- 1. サウナと水風呂は何分ずつ入るとよい?
- 2. 「ととのう」ためにはサウナと水風呂だけではダメ?
- 3. サウナや水風呂のマナーをおさらい
- 4. サウナの効果はさまざま!この週末にリフレッシュしてみては?
1. サウナと水風呂は何分ずつ入るとよい?

サウナ施設には必ずといっていいほど水風呂があるが、水風呂はただ熱くなった身体を冷ますだけのものではない。サウナと水風呂を交互に利用することで血管が拡張と収縮を繰り返し血流がアップしたり、自律神経が調整されたりする効果が期待できるそうだ。初心者がサウナと水風呂に入る場合、それぞれ何分ずつ入るとよいのだろうか。
サウナの時間は5分程度から
サウナの滞在時間は、多くのサウナに設置されている12分計に合わせて6~12分の範囲に収めるのが普通とされている。ただ初めのうちは無理をせず、5分程度から慣れていくのがおすすめだ。最初から長時間入ると脱水やのぼせの危険もあるため、体調を見ながら少しずつ時間を伸ばしていくとよいだろう。数回利用するうちに、自分にとって丁度よい時間が分かってくるはずだ。
水風呂の時間は1分程度から
サウナのあとに入る水風呂は、1~2分と短時間で上がるのが基本である。身体が冷えきるまで長く入る必要はない。水風呂が苦手なら初めのうちは無理して全身浸からず、徐々に慣れていけば大丈夫だ。一気に飛び込んだりせず、手足から少しずつ水に浸けていくことで身体への負担も軽減できる。肩まで浸かると身体の周りがじんわりと温かくなるのを感じられるだろう。
ただし無理は禁物
サウナ室は90~100℃近く、水風呂は20℃以下と温度差が大きく、2ヶ所を行ったり来たりすることは身体にとってかなりの刺激だ。とくに高齢者や持病がある方なら大きな事故につながる危険性もある。サウナ室や水風呂に我慢しながら長時間滞在するようなことはせず、目安の時間は必ず守るようにしよう。つらくなったら決して無理はせず、早めに退室するという心がけも大切だ。
2. 「ととのう」ためにはサウナと水風呂だけではダメ?

サウナと水風呂の利用法を説明したが、真に「ととのう」効果を得るにはサウナと水風呂のあとにもうワンステップを挟む必要がある。それが外気浴だ。そもそも「ととのう」とはどういう状態なのかも含めて解説していこう。
「ととのう」とは?
サウナでととのう時間は、サウナ⇒水風呂のあとに訪れるリラックスタイム・外気浴のときに訪れる。外気浴とは、サウナと水風呂のあとにイスなどに座り、5~10分間休憩をすることだ。高温と低温にさらされた身体をしばし休ませることで、副交感神経が優位になり心身が深く安らいだ状態になる。この状態が「ととのう」ということだ。多幸感や瞑想のような感覚が訪れたり、雑念が消えすっきりとした気分を味わえたりすることが外気浴の醍醐味である。
サウナと水風呂と外気浴を1セットに
サウナと水風呂だけを行き来していても、「ととのう」時間は訪れない。サウナと水風呂と外気浴というサイクルを1セットとして、初めてサウナでととのう体験ができるのだ。このサイクルを3セット繰り返すのがベストとされているので、サウナに行った際にはぜひ実践してみよう。外気浴の方法は休憩スペースのイスなどを利用したり、実際に外気にあたれる場所で休憩したりと施設ごとに異なるが、最大10分を目安にリラックスして過ごせばOKだ。
3. サウナや水風呂のマナーをおさらい

多くの利用者がいるサウナでは、マナーを守って行動することも求められる。最後に、サウナで心地よくととのうために知っておきたいマナーについてもおさらいしておこう。
サウナにおけるマナーとは?
サウナに入る前には、まず身体と髪を洗うのがマナーだ。ほかの利用者に不快感を与えないよう清潔な状態で入室しよう。また、脱水などを防ぐために水分を補給しておくことも重要である。サウナに入ったら大声での会話は控え、スペースをとりすぎず静かに過ごそう。またサウナ室の中を濡らさないために、持ち込んだタオルをサウナ内で絞らないこともマナーのひとつだ。
水風呂におけるマナーとは?
熱いサウナを出たらすぐさま水風呂に飛び込みたくなるが、汗だくのままで水風呂に入らないように気を付けよう。銭湯などのマナーと同じく、衛生面を保つためにかけ湯やシャワーで汗を流してから入るのが鉄則である。また、一気に水風呂に浸かるなどするとヒートショックなど重大な事故の危険もあるため、手足からゆっくりと入るなどの配慮を忘れないことも大切だ。
結論
サウナと水風呂の入り方、そして外気浴の方法について解説した。サウナで「ととのう」ために、この3ステップを3回繰り返す方法にぜひチャレンジしてみてほしい。ただ、ここで紹介したサウナや水風呂の利用時間はあくまで目安であり、人によってはこのやり方が合わないケースもあるという。無理をせず、自分にとって最高の「ととのう」ポイントを模索してみるのもよいかもしれない。