1. ブランデーで作るハイボールとは

ハイボールはウイスキーのソーダ割りが当たり前と思っていた人にとっては、ブランデーで作るハイボールと聞いても想像できないのではないだろうか。ウイスキーの代わりにブランデーを使うだけなのだが、いつものハイボールとは違った味わいになる。
より芳醇なハイボール
ブランデーを使うことによって、ハイボールがどう変わるか気になるところだ。ブランデーで作るハイボールの最大の特徴は、芳醇でフルーティーな香り。この芳醇さゆえにブランデーハイボールは、庶民的なイメージをもたれているウイスキーハイボールとは対照的に、優雅なイメージをもたれている。かつてロンドンの上流階級の人々が好んで飲んだそうだ。ブランデーで作るハイボールの中でも、とくに美味しいのがフレンチハイボールといわれている。感動的な美味しさと表現する人もいるほどである。
フレンチハイボールとは
ブランデーにもさまざまな種類がある。中でもフランスのコニャック地方で生産された「コニャック」と呼ばれる高級ブランデーがとくに美味しいといわれている。このコニャックで作るハイボールがフレンチハイボールだ。
2. ブランデーとウイスキーの違い

ブランデーとウイスキーはいずれも蒸留酒だが、原料が異なる。原料が違うため、香りや味に違いが出るのだ。
ブランデーの原料はぶどう
ウイスキーの原料は、麦・大麦・とうもろこしなどの穀物である。一方、ブランデーの原料はぶどうだ。現在はぶどう以外にも、りんごやさくらんぼなどで作られるブランデーもある。ちなみにフレンチハイボールに使われるコニャックは、フランス・コニャック地方産のぶどうのみを原料としている。
フルーティーな香りはブランデーの原料由来
ブランデーで作るハイボールがフルーティーで芳醇な香りを持つのも、ブランデーの原料がぶどう(果実)だからということだ。とくにコニャックは洋菓子の香りづけに使われるほど、少量でも上品で深い香りがある。優雅な気分で味わいたいときこそ、ブランデーのハイボールでフルーティーな風味を楽しむとよい。
3. ブランデーを使ったハイボールの作り方

居酒屋やバーでは、ウイスキーのハイボールしか扱っていないことも多い。そんな時はブランデーと炭酸飲料を用意して自宅で楽しむのがおすすめだ。氷をたっぷり入れたグラスにまずブランデーを注ぎマドラーで混ぜ合わせ、炭酸飲料をグラスいっぱいに注いだらマドラーでそっと1回混ぜればできあがりだ。
アレンジも簡単
さらに、好みのリキュールや生のフルーツを加えても美味しい。果実が原料のブランデーは、柑橘類やベリーとの相性がよいのだ。フルーツを加えると見ためも華やかになる。
そのままでは飲みにくいブランデーも使える
古いブランデーや逆に若すぎるブランデーなどは、ストレートで飲むよりハイボールにしたほうが美味しい。自宅で眠っているブランデーがあったらぜひ試してみよう。
つまみはチーズや魚介類がおすすめ
ブランデーのハイボールには、ワインのつまみとしておなじみのチーズや魚介類が合う。カルパッチョやエビフライなども相性がよい。好みのつまみとともに楽しもう。
結論
ウイスキーをブランデーに変えるだけで、いつもと違うハイボールを味わうことができる。ブランデーをストレートで飲むのが苦手な人でも、炭酸水で割ることによりフルーティーな風味が引き出され意外と飲みやすい。ぜひ自宅で気軽に試してみよう。
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