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新潟生まれの日本酒【久保田】のこだわりや特徴とは?

新潟生まれの日本酒【久保田】のこだわりや特徴とは?

投稿者:ライター 佐々木このみ(ささきこのみ)

監修者:管理栄養士 藤江美輪子(ふじえみわこ)

鉛筆アイコン 2021年8月18日

新潟で造られる「久保田」は、贈答品にも選ばれることが多い人気の日本酒だ。淡麗辛口が魅力の久保田は、原料や蔵の環境にとことんこだわって生み出されている。今回は久保田とはどのような日本酒なのか、蔵の歴史なども含め詳しく解説していく。

  

1. 久保田の由来、蔵の歴史

久保田を製造しているのは新潟県にある朝日酒造株式会社だ。久保田は朝日酒造の代表銘柄で、まさに蔵の顔ともいえる。

久保田は蔵元の屋号

久保田という名は、朝日酒造の創業当初(1830年)に親しまれていた屋号「久保田屋」が由来となっている。このネーミングには、初心を忘れず一から酒造りと向き合おうという思いが込められている。屋号を冠するほどの主力な銘柄として、1985年から30年以上に渡り力を入れてきた自信作なのだ。ちなみに、地元の和紙職人の手によって生み出されたこだわりのラベルには、雪国である地元新潟の力強さや素朴さが表現されているそうだ。

酒造りは米づくりから

朝日酒造は、高品質な酒を造り出す新潟代表の蔵元として知名度があり、久保田のほかにも朝日山なども主力商品として有名である。多くの主力銘柄を持つ朝日酒造は、「酒造りは米づくりから」という合言葉を掲げているほど酒米に強いこだわりを持っており、農業生産法人(有)あさひ農研を設立している。よい米を作り出すための栽培技術指導や環境保全に力を入れている。また、米とともに酒造りに重要な水にもこだわりがあり、地元新潟の軟水を使用している。

時代が変わってもポリシーは変わらない

時代が変わり技術も進歩したことにより、設備はよりよいものを導入するなど酒蔵の環境も変わってきている。しかし、蔵元で守られ続けてきた伝統の技や米・水へのこだわりはなおそのままだ。また朝日酒造は、環境保全や地域連携のためのさまざまな活動も行っており、蛍の里づくり・もみじの里づくり、酒蔵見学やお茶会などがある。このような環境のもとで造られる久保田は、誰もが知る銘柄としての地位を築いていったのである。

2. 久保田の特徴、味わい

久保田は世代や性別を問わず、多くの人が飲みやすいお酒といわれている。それは、朝日酒造が予見した「どのようなお酒を求められるか」という読みが大当たりだったからだ。

久保田は淡麗辛口の日本酒

朝日酒造で久保田を開発した当時、一般的に好まれていたのは甘みが強く濃い日本酒だった。しかし、久保田の特徴はそれとは真逆である。当時好まれているものに合わせるのではなく、その先を見据えて「すっきりとした飽きのこない味」が好まれるようになると予想し、淡麗辛口を目指したのだ。久保田は、口当たりが柔らかくまさに淡麗そのもの。飲み飽きしないというだけでなく深みやコクもしっかりと感じられる久保田は、現在も多くの人から支持を集めている。

冷やでもお燗でも美味しい

日本酒には、冷やには向くが熱燗には向かないものや、その逆のものもある。久保田は冷やでもお燗でも楽しむこともできる日本酒である。季節や合わせる料理、その時の気分で飲み方を選べるのは嬉しい。好みに合わせてさまざまな飲み方を楽しみたいお酒なのだ。

3. 久保田の商品情報

久保田は「萬寿」「千寿」「百寿」「翠寿」「碧寿」「紅寿」という6種類の寿シリーズを展開している。今回は、百寿の商品情報を紹介する。価格は変動する可能性があるので、公式のホームページも参考にしてほしい。

久保田百寿

  • 特定名称:特別本醸造
  • 原料米:五百万石(麹米)・新潟産米(掛米)
  • 精米歩合:60%
  • アルコール度数:15度
  • 容量と希望小売価格(税抜き)
    1800ml(2,010円)、720ml(920円)

結論

米どころといわれる新潟のよさがそのままお酒になったような久保田。こだわり抜いて造られている日本酒でありながら、リーズナブルな価格のものもある点も嬉しい。久保田には寿シリーズのほかにもさまざまな種類がある。いずれも飲みやすいものばかりなので、ぜひ飲み比べてみよう。
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  • 公開日:

    2020年6月21日

  • 更新日:

    2021年8月18日

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